つむじ風食堂の夜 の商品レビュー
「クロケット定食」 「二重空間装置」 「虹をつくる手品」 「エスプレッソ・マシーンとタブラくん」 ふわふわとつかみどころのない不思議な空気が流れる。まるで夢を見てるような世界観で覚めてほしくない心地良さが漂う。
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2時間ほどでさらっと読了。 不思議な雰囲気のどこかふわっとしたお話。何でもない日常の中の話だけど、懐かしいような、深いような。 小さい頃に星の王子さまを初めて読んだ時の感覚にちょっと似ているような気がした。 東野圭吾の新作を読んだ後にすぐ読み始めてしまったからか、もっとストーリー...
2時間ほどでさらっと読了。 不思議な雰囲気のどこかふわっとしたお話。何でもない日常の中の話だけど、懐かしいような、深いような。 小さい頃に星の王子さまを初めて読んだ時の感覚にちょっと似ているような気がした。 東野圭吾の新作を読んだ後にすぐ読み始めてしまったからか、もっとストーリー性がある本が読みたい気分だったけれど、静かな夜にゆったりまったり読むにはちょうど良さそう。 3部作をまとめて購入したので、続編も読みます。
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「シュールだけどほんわかするような…でも、個人的にはベストに入る」と友達から薦められて購入。 ほんわかって単語じゃない、何だろ…ふんわりした、でも寂しげな雰囲気。あぁ、これが『シュール』なのね…。 キャラがとても立っている。
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「あぁ、とてもこの本が好きだなぁ」と読んでいてしみじみ思った一冊です。図書館で借りましたが、手元にずっと置きたいので書籍を購入したいと思います。
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静かな物語。でもなんだかあたたかくて深い味わいのある作品。偶然同じ町に住んで偶然出会った人たちが、つかずはなれずという距離感で交流を続けるうちに、どんどんお互いの深いところにまで入っていく感じがとてもいいなと思った。 近隣の人たちとの交流、いいな〜
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静かに流れていく月船町の日常。 まったり、のんびり。 キラキラ、ドキドキ。 私の欲しい感情を全部満たしてくれる作品です。 小説であることを忘れて、お話の中にすーっと入り込んでいく心地良い気分を味わいました。 「自信ってなんです?」 「ここってどこのことなんでしょう?」 所...
静かに流れていく月船町の日常。 まったり、のんびり。 キラキラ、ドキドキ。 私の欲しい感情を全部満たしてくれる作品です。 小説であることを忘れて、お話の中にすーっと入り込んでいく心地良い気分を味わいました。 「自信ってなんです?」 「ここってどこのことなんでしょう?」 所々に出てくる哲学的な問いかけが、またまたとても興味深いです。 自己啓発本などで、こういうことを指南されると拒絶してしまうのですが… 帽子屋さんや果物屋さんが説く言葉はすんなり心に入ってきて、それはもう大切に大切にしまっておきたくなります。 読み進むにつれて、自分自身も月船町の片隅に住んでいるような心地になり、残りページが少なくなってくると、だんだん寂しくなります。 今回は図書館で借りたのですが、月船町シリーズ3部作は、手元に置いておきたい作品。心の安定剤です。 ちなみに、映画は★★☆☆☆でした。 私の中では、小さな十字路にひっそりと佇んでいるイメージだったつむじ風食堂。 映画では、大きい通りの立派な建物が舞台です。ちなみにロケ地を調べたら、なんとT字路。そこはこだわってほしかったな。
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面白い。 文章のリズムなのか、言葉の選び方なのか、 さらりと書かれていることが 妙に心をくすぐる。 心地よくて、つい読み続けたくなる。 「それからはスープ…」を読んで 「変わるようで何も変わらない」 「何も変わらないようで変わっていく」 という不思議な感覚を味わい、 この本も読...
面白い。 文章のリズムなのか、言葉の選び方なのか、 さらりと書かれていることが 妙に心をくすぐる。 心地よくて、つい読み続けたくなる。 「それからはスープ…」を読んで 「変わるようで何も変わらない」 「何も変わらないようで変わっていく」 という不思議な感覚を味わい、 この本も読んでみたくなった。 そしてやっぱり似ていた。 読み終わった前と後では 何も変わらないのに、 何かが変わっている。 今後は「好きな作家」として 名前を挙げよう。 疲れたときにはちょっとずつ読もう。
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夜によくわからないことを考えてしまうのが私にはとても自然で心地よかった。夜も月も星も町も心に優しい。
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「雨降り先生」と呼ばれる主人公が通う食堂は、名前がない。そこは十字路にあって、いつもつむじ風が吹いていることから、「つむじ風食堂」と呼ばれているー。 もう、最初から、クラフトエヴィング商會の世界観全開で、現実から少しずれた世界で風変わりな人たちが真面目に風変わりな談義をしている。 自分はどこにいるのか。 どこに行くのか。 わからないけど、偶然にも出会った人たちと、毎日を積み重ねていくというのが、人生なんだな。 勝手に生きてるようで少しずつ相手のことを気にかけ、思いやりながら。 読めば何か役に立つ、とか、ドキドキワクワクするとかではないんだけど、読むと心の中に何かが灯るような感じがする。 ラスト、大事なものが消えてしまうくだり、取り戻せないの?という哀しさと、でも、それがあるべき姿におさまったということなのか、という諦念が混ざって、なんとも言えない気持ちになりました。
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すごく優しい文体で、大きなことは起こらないが懐かしくもあるお話。 ただ、たまに自分とはリズムがズレてしまってしっくりこなかった。 たぶん、ドンピシャな人はたくさんいるんだろうなぁ。
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