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つむじ風食堂の夜 の商品レビュー

3.8

455件のお客様レビュー

  1. 5つ

    102

  2. 4つ

    152

  3. 3つ

    134

  4. 2つ

    20

  5. 1つ

    3

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2021/09/25

暗闇に浮かぶオレンジのように、こころに灯りがぽっと灯るような、そんなあたたかさと懐かしさを感じる物語でした。

Posted byブクログ

2021/08/31

懐かしい町「月舟町」の十字路の角にある、ちょっと風変わりなつむじ風食堂。架空の町なのにどこか懐かしくてあたたかくて、夢のなかに居るような気持ちにもなる。遠くの国や宇宙の謎に思いを巡らせつつ、ちっぽけな「ここ」も愛でながら、のんびり生きていく、というお話。言葉の表現がとても美しくて...

懐かしい町「月舟町」の十字路の角にある、ちょっと風変わりなつむじ風食堂。架空の町なのにどこか懐かしくてあたたかくて、夢のなかに居るような気持ちにもなる。遠くの国や宇宙の謎に思いを巡らせつつ、ちっぽけな「ここ」も愛でながら、のんびり生きていく、というお話。言葉の表現がとても美しくて、小説というか「物語」という感じ。あとがきの話も良かった。

Posted byブクログ

2021/08/23

さくさくと読めました。今は特に心に残るようなフレーズはありませんでしたが、もう少し時間を置いたら印象が変わるような気もします。

Posted byブクログ

2021/08/20

うーん。。なんとも不思議な小説でした。 私は商店街のある街に住んだこともないし、こういう食堂に入ったこともないのたけど、どことなく懐かしくて、なんだかノスタルジー。 みんな個性的で尖っているけど、悪い人が1人も出てこない安心感。 現実逃避、というか、本を読む醍醐味かもしれな...

うーん。。なんとも不思議な小説でした。 私は商店街のある街に住んだこともないし、こういう食堂に入ったこともないのたけど、どことなく懐かしくて、なんだかノスタルジー。 みんな個性的で尖っているけど、悪い人が1人も出てこない安心感。 現実逃避、というか、本を読む醍醐味かもしれないなぁ。 みんなが寝静まった夜に、一人でかみしめたい一冊。シリーズものらしいので次も読むぞ!

Posted byブクログ

2021/08/12

あぁこの雰囲気は好きなやつだ……… 砂漠でマジシャン(超能力者)なんてペテン師みたいなのを読んで直ぐ、ここに行き着いてしまったので高低差はしんどかったが。"ここ"を分かってしまったら人生はつまらない。人は分からない事が沢山あるから、それを探してボーっとしてしまったりするから豊かに...

あぁこの雰囲気は好きなやつだ……… 砂漠でマジシャン(超能力者)なんてペテン師みたいなのを読んで直ぐ、ここに行き着いてしまったので高低差はしんどかったが。"ここ"を分かってしまったら人生はつまらない。人は分からない事が沢山あるから、それを探してボーっとしてしまったりするから豊かに生きれる。大人になってしまった事がしんどい日にはこれを読もう。ホッとできる場所、私もクロケットが食べたい。

Posted byブクログ

2021/08/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ブクログやってなかったら出会わなかったであろう一冊。 他の方のレビューを読んで、なんか気になったので手に取ってみるブクログの醍醐味。 とある食堂の夜を中心に繰り広げられる凛とした空気感、優しさ、静謐さに溢れた”濃紺の背景に輝くひとつの星”の装丁のイメージどおりの物語。 決して尖った人は出てこないのだが、”らしさ”を持った人々が食堂というアンカーを持ちながらそれぞれの人生を歩んでいる姿をときにシリアスにときにユーモラスに切り取っている。 いろいろ悩みや不安、満たされない思いもあるのだろうが、こんな日常を送れたらと思ってしまうような穏やかで悪意のない世界。 でも現実にはやれ「それが仕様です」だの、「そのアプローチじゃない」だの、どうでもよいビジネスワールド。 だからこそ本を読んでしまうのです。

Posted byブクログ

2021/07/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 善良な人々だが、悪意ある人々に追いやられたような、生活を送っている。「私」は昔、戯曲を書いた事があるから、売れない女優・奈々津に台本を書くよう頼まれ、「ね?わたしを助けてやってください。女優・奈々津を女にしてください」とまで言わせながら、煮えきらない程である。  ノスタルジックな、ファンタジーめいた小説である。村上春樹もファンタジックな小説を描くけれども、彼には社会性があり、悪への反撃を含む。読み了えて、ああ良い小説だったなあ、で済んでしまっては、読み捨てられる可能性が大である。

Posted byブクログ

2021/07/06

会社同僚と交換本第二弾、初読み作家の吉田篤弘さん。つむじ風舞う十字路の角に面した名の無いビストロ風レストランが舞台の連作短編集。ストーリーはほぼ主人公「雨降り先生」の内省。なんかいいなぁ、これ。物語はほとんど動かない余白全開の終わり方だけど、モヤモヤが残らずいつまでも余韻に浸れる...

会社同僚と交換本第二弾、初読み作家の吉田篤弘さん。つむじ風舞う十字路の角に面した名の無いビストロ風レストランが舞台の連作短編集。ストーリーはほぼ主人公「雨降り先生」の内省。なんかいいなぁ、これ。物語はほとんど動かない余白全開の終わり方だけど、モヤモヤが残らずいつまでも余韻に浸れる。こんな本初めてだ。別の作品も読んでみよう。

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2021/06/18

不思議な話だった。 描かれている街に懐かしさを感じ、 登場人物達が核心めいたことを言っているのだけど、真意がつかめず.... もう一度じっくり読みたい本。

Posted byブクログ

2021/05/24

すごい不思議な感じがする本だった。すごく好き。どんなジャンル?って聞かれても答えられない。通っているカフェの本棚でたまたま見つけて通っている中で何回かにわけて読んでた。そのカフェにはこの本を読みに行っているような感じだった。すごい私好みの本。

Posted byブクログ