つむじ風食堂の夜 の商品レビュー
読みやすい様で文体がちょっと風変わり。 どこか遠くの、世界の端っこにある様な世界観。 食堂メインのお話しの様で実際そんなことはない。でも確かにこの物語の真ん中に食堂がある。 文体に最後まで馴染めなくて所々文字が滑ってたけど、でも雰囲気良かった。
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☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆ http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BA74183964
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静かな夜。ぽつんとひとつ灯をともす食堂に集まる人たち。ひとつひとつの言葉が穏やかに紡がれ、優しく包んでくれる。答えはいらない。ただ、そこにあるだけでいい。そう思える。なんて心地いいんだろう。月舟町とは私たちのこころにある場所なのかもしれない。
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月舟町のつむじ風食堂に通う「雨降り先生」とよばれる私視点の物語。 亡き手品師の父、父が愛したタブラのエスプレーソ、「ここ」と宇宙の果てなど。 どこかふわついたノスタルジーを感じた。
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好きな書店でこの作者の本が推されていたので、代表作なのかな?と思った一冊を購入。 するする読めるのに、あじわいのある文章でした。 ただ、もっと時間をかけてじっくり読めばよかったなあと反省。 読みやすいが故に読み飛ばしてしまった箇所があるように思っています。 また時間を空けて読みた...
好きな書店でこの作者の本が推されていたので、代表作なのかな?と思った一冊を購入。 するする読めるのに、あじわいのある文章でした。 ただ、もっと時間をかけてじっくり読めばよかったなあと反省。 読みやすいが故に読み飛ばしてしまった箇所があるように思っています。 また時間を空けて読みたい。 その時はもっとじっくり集中して読みたいです。
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宮沢賢治著作を思い出したのは、独特の空気感と世界観のためだろうか? 一話一話が短く一冊としても薄いので読みやすくはあったが、実は宮沢賢治著作が難解だった私には、こちらも今ひとつ入り込めなかった。シリーズ物ならしいけれど、もう一冊ぐらい読んでみようか…と考え中。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
体の半分が白もう半分が黒の食堂の猫のオセロが可愛いなぁ~。 きっとのんびりした昼下がりに、ポカポカしながら読むのがいい様な内容。 穏やかな作品。 サクサク読めた。
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久しぶりになんとも不思議だけど どこか心地よい世界観に触れたくて 月舟町が舞台の最初のお話ということで ずっと気になっていたものをようやく読んだ 吉田篤弘さんの本は3冊目だけど 夜をこんなに心地よく描ける人はいない気がする 孤独じゃないわけじゃないけど なんだか暖かいし 寂し...
久しぶりになんとも不思議だけど どこか心地よい世界観に触れたくて 月舟町が舞台の最初のお話ということで ずっと気になっていたものをようやく読んだ 吉田篤弘さんの本は3冊目だけど 夜をこんなに心地よく描ける人はいない気がする 孤独じゃないわけじゃないけど なんだか暖かいし 寂しくないわけじゃないけど なんだか優しい気がする ほんと不思議 夜についての概念が書かれた一節がとても好き。
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すこし不思議な世界観だけどどこか懐かしく、 淡々としているようでほんわりとした温かさを感じる。 大きな展開は無いのに、この物語の雰囲気が心地よくて癖になってずっと浸っていたくなりました。 静かな夜に読むのにぴったり。 幾夜も安らぎの時間を頂きました。
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ゆるく穏やかな時間がこの小説には流れています。今の時代は直ぐに答えを求めようとするけど、別に答えなんかなくてもいい。ただ過ぎゆく時間に身を任せていたら、後から意味がついてきて、後々幸せだったなあと思えることもある気がします。 一つ言えるのは、その意味がついてくる時に、やっぱ...
ゆるく穏やかな時間がこの小説には流れています。今の時代は直ぐに答えを求めようとするけど、別に答えなんかなくてもいい。ただ過ぎゆく時間に身を任せていたら、後から意味がついてきて、後々幸せだったなあと思えることもある気がします。 一つ言えるのは、その意味がついてくる時に、やっぱ人が絡んでいるということ。利害なくフラットに出会える人間こそ、自分に豊かさをもたらしてくれるんじゃないかなと思いました。 何か理由がなくても、人が集まることの意味を感じさせてくれるストーリーです。
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