つむじ風食堂の夜 の商品レビュー
買った当初はなかなか進まなかったのですが、ふとゆっくりよんでみたら、ものがたりの世界にすーっと入りこむことが出来ました。 また読み返したいです。
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青山ブックセンターで、店員さんの手書きポップに引かれて買った1冊。 淡々と、淡々と過ぎていく感じ。 そこにはつむじ風。
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正直、読み終わった時に「だから」っていう感じもあるけれど、この小説の中を流れている世界観にはなぜか引き込まれる。 なんか色でいえば、温かなオレンジ色のイメージ。 別に読書って目的をもってしなくても、なんとなく温泉につかるような生ぬるい感覚であってもいいんだな。明確な理由がなく...
正直、読み終わった時に「だから」っていう感じもあるけれど、この小説の中を流れている世界観にはなぜか引き込まれる。 なんか色でいえば、温かなオレンジ色のイメージ。 別に読書って目的をもってしなくても、なんとなく温泉につかるような生ぬるい感覚であってもいいんだな。明確な理由がなくてもなんとなく心地いいからそれでいいや!って思えた一冊。
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読みやすく、面白い。 人物が分かりやすい設定で、結構登場人物がいるが、覚えやすい。言葉だけでなく、喋り方や職業が思い描ける設定になっているようだ。なにより世界観が非常に私好みである。 何か大きな事件があるわけではないので、ドキドキしたりスリリングを味わえるわけではないが、このよ...
読みやすく、面白い。 人物が分かりやすい設定で、結構登場人物がいるが、覚えやすい。言葉だけでなく、喋り方や職業が思い描ける設定になっているようだ。なにより世界観が非常に私好みである。 何か大きな事件があるわけではないので、ドキドキしたりスリリングを味わえるわけではないが、このような作品には、「心を許す」ことが出来ると思う。心を許せる環境なんて、そう多くはないのだから、貴重な存在である。
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雨降りの日の午前、バスの中で読む 昔読んだような読んでいないような 久しぶりのクラフト・エヴィング 徐々に面白くなっていって、一気に読んでしまった 架空の街だけど、実際にあるような錯覚を覚えるのはさすが
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全然知らない人だったんですけど、 駅の近くの本屋に地味に平積みされていたのです。 装丁がまずカッコいいでしょ。 名前もいいでしょ。 そして中身もよかったのです。 中身は短編なのかなと、目次を見て思ったのですが、違いました。 ひとつひとつ区切っても読めるけど、 全部月...
全然知らない人だったんですけど、 駅の近くの本屋に地味に平積みされていたのです。 装丁がまずカッコいいでしょ。 名前もいいでしょ。 そして中身もよかったのです。 中身は短編なのかなと、目次を見て思ったのですが、違いました。 ひとつひとつ区切っても読めるけど、 全部月船町に住む「先生」と呼ばれる主人公の話です。 文字数がなくて、行間も空いている感じで 気の早い私は1話目を読んでなんだか失敗したかなと思いましたが、 1話追うごとにじんわりと良くなっていきます。 淡く淡く色を重ねていっていく感じに それがきれいで気持ちがいいといった感じに似ています。 ちょっといしいしんじに似ているかな。 文章の素朴さが。 多くのことばを尽くすより、簡素で的確な言葉を最小限で連ねていくような やり方に思えます。 話に起伏を求める方、落ちを求める方はもしかしたらちょっとわからないけど、 とても素敵な登場人物たちのお話はお勧めできる一冊です。
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ゆったりとしていて、起伏などはなく、只淡々と、町の人と、雨降り先生。 疾走感が好きな私でも、こういう作品も愉しく読めるのだなあと再発見。 穏やかな気分になれるという事に、心から悦びを感じられる様になったことは、とても幸せだ。
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最近この手の作品が好きですね。普通のようでいて普通とは少し違う、そんな舞台設定に登場人物。そこで織り成すなんてことない日々。スッと始まってスッと終わる。いや、始まりも終わりもなく、ここも果てもないのかも。 ただ、ちと文章が軽く感じ、もう少し世界に浸っていたいという気にはさせられま...
最近この手の作品が好きですね。普通のようでいて普通とは少し違う、そんな舞台設定に登場人物。そこで織り成すなんてことない日々。スッと始まってスッと終わる。いや、始まりも終わりもなく、ここも果てもないのかも。 ただ、ちと文章が軽く感じ、もう少し世界に浸っていたいという気にはさせられました。いや、それがいいのかも。
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『つむじ風食堂』ではなくて『つむじ風食堂の夜』、なんてぴったりなタイトルなのだろう。 あとがきに、食堂での編集者との会話から生まれたお話とあった。こんな会話のある食堂での時間も素敵だけれど、その会話をこんなにも味のある独特な趣に仕上げる著者の才も素敵。 宮沢賢治の世界、イーハトー...
『つむじ風食堂』ではなくて『つむじ風食堂の夜』、なんてぴったりなタイトルなのだろう。 あとがきに、食堂での編集者との会話から生まれたお話とあった。こんな会話のある食堂での時間も素敵だけれど、その会話をこんなにも味のある独特な趣に仕上げる著者の才も素敵。 宮沢賢治の世界、イーハトーブを想う。 つむじ風がくるくる廻る月舟町、風変わりだけれど温かで真摯な“人”が住まう月舟町、それはノスタルジーあふれる理想郷のよう。 御伽の世界のような、誰の心の中にもあるような、とても不思議で、そして懐かしいお話だった。 秋風吹く頃、その長い夜に、もう一度会いたい作品である。
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「先生」みたいな物書きになりたいです。 小学生の頃の作文が出てきて。 その時の担任の先生は生徒に作文を書かせるのが好きで。 絵描きになりたいけど文章を書くのも面白いので物書きになりたい。 ってのがあった…。 小説家じゃなくて物書きってとこが。 過去の自分にグッジョブ!!
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