きみの友だち の商品レビュー
やっぱり重松清はこういう学校モノだったり家族をテーマにした小説を書くのが上手いなぁとつくづく思う。 どれをとってもリアル。 ある登場人物がいじめに遭い、年賀状の心配をするシーンがあるのだが、そのシーンは 妙に生々しくて、そう心配する気持ちが痛い程よく分かった。 話を最後まで読...
やっぱり重松清はこういう学校モノだったり家族をテーマにした小説を書くのが上手いなぁとつくづく思う。 どれをとってもリアル。 ある登場人物がいじめに遭い、年賀状の心配をするシーンがあるのだが、そのシーンは 妙に生々しくて、そう心配する気持ちが痛い程よく分かった。 話を最後まで読むと「きみ」と呼びかける正体が分かる。 <僕>は一体どんな話をこれから先紡いでいくのだろうか。
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※このレビューにはネタバレを含みます
重松作品のなかで、一番好きです。この歳になって、友達の意味はわかっているはず。だからこそ尚更感動したのかもしれない。 堀田ちゃんと、三好くんに個人的に共感を覚えました。 子供に読ませたい本です。
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なんてリアルな感情なんだろう、ってビックリした。 女子のどろどろした「友情」ってのをここまで文章で表現されてるのって初めて読んだ。 読んで、懐かしいなって思ったな。 あった、あった。たぶん、こんな時期。 私の周りでもこんなめんどくさい人たちいた。 でもみんな、こうやって大人になっ...
なんてリアルな感情なんだろう、ってビックリした。 女子のどろどろした「友情」ってのをここまで文章で表現されてるのって初めて読んだ。 読んで、懐かしいなって思ったな。 あった、あった。たぶん、こんな時期。 私の周りでもこんなめんどくさい人たちいた。 でもみんな、こうやって大人になってくんだよな…って無駄になっとくした。 私の周りにも「成長した恵美ちゃん」みたいな子がいたらよかったのにな…。 なんだか恵美ちゃんの友だちが羨ましくなりました。
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人と繋がることで感じる、居心地の良さと息苦しさ。 「友だちの定義」「友だちのカタチ」「親友の条件」などなど、 あの頃悩んでいた人にも、今悩んでいる人にも オススメの1冊。
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「わたしは違う」 「いなくなっても 一生忘れない友だちが、 1人、いればいい」 「一生忘れたくないから、 たくさん思い出、欲しい」 きみの閉じたまぶたから、 初めての涙が、 頬を伝い落ちた。 (あいあい傘/ねじれの位置/ふらふら/ぐりこ/にゃんこの目/別れの曲/千羽...
「わたしは違う」 「いなくなっても 一生忘れない友だちが、 1人、いればいい」 「一生忘れたくないから、 たくさん思い出、欲しい」 きみの閉じたまぶたから、 初めての涙が、 頬を伝い落ちた。 (あいあい傘/ねじれの位置/ふらふら/ぐりこ/にゃんこの目/別れの曲/千羽鶴/かげふみ/花いちもんめ/きみの友だち)
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
初の重松。 こんな学校いやだ・・・ 女子の勢力図とかリアルっぽいけど、自分はあまりそゆのを経験してこなかったので、いまいちわからない部分も。 こんなあからさまに嫌なこと言ってくる奴いるのか?いるんだろうなあ。 でも中学生って確かに潔癖すぎて、異質なものや他人の欠点を許せないのかもしれない。 しかもそれを攻撃して排除しなくちゃすまない子がいるとますます泥沼。 やなとこもあるけど人間だし、お互い様だし、という許容力が足りないから、こんなややこしいことになるんだよねえ。 大人になれば気付かないふりさえできるのに。 いじめはいやだなあ。学校みたいな小さく閉じた社会じゃ逃げ場がないもんな。
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子供の教科書に重松さんの作品が載っていました。 読みやすくて、私もすっきりと本を閉じることができました。 きれいごとばかりではないけれど、特に子供時代にひっかかりがある人は読んでみるといいのかもしれません。
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お風呂で読んでいて最後は泣いてしまった。「友達」の話が結構リアルだった分、由香ちゃんと恵美の関係が素敵で、最後の結婚のところで私も嬉しく思えた。 なんでかわからないけど、すごく余韻を残す本がある。バナナフィッシュとか。この本も、なんだか物語の世界に入りじゃったような気分で、ぼんや...
お風呂で読んでいて最後は泣いてしまった。「友達」の話が結構リアルだった分、由香ちゃんと恵美の関係が素敵で、最後の結婚のところで私も嬉しく思えた。 なんでかわからないけど、すごく余韻を残す本がある。バナナフィッシュとか。この本も、なんだか物語の世界に入りじゃったような気分で、ぼんやりと皆の行く末とかを考えてしまった。最後、本を書いた本人が続きを書いているという設定で終わるから、ちょっと現実に引き戻された感があるのかな。うん、そうかも。バナナフィッシュはあの終わりに納得しきれないからだったから、ちょっと違うか。 一気に読ませてしまう本とかも、すごいと常々思うけど、あぁ面白かった、だけじゃなくて、現実のようにアレコレ考えさせるような余韻を残す本も素敵だ。 昔こんな時期あったなぁと思った。最初は若痛くてちょっとつらかったけど、読後はすっかり好きになった。
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自分の中のにいる、堀田ちゃん、ハナちゃん、西村さん、三好くん、佐藤さんを、すべて見通されているような感じだった。どの登場人物のエピソードも自分に重なる気がするのだ。 重松さんはすごいな。今回もまた打ちのめされてしまった。 読後いつも決まって、独りじゃない、みんな同じように悩んで、...
自分の中のにいる、堀田ちゃん、ハナちゃん、西村さん、三好くん、佐藤さんを、すべて見通されているような感じだった。どの登場人物のエピソードも自分に重なる気がするのだ。 重松さんはすごいな。今回もまた打ちのめされてしまった。 読後いつも決まって、独りじゃない、みんな同じように悩んで、葛藤して、もがきながら生きているんだ、と思える。だから、また読みたくなる。
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「きみ」の友達についてのお話がそれぞれにナイス! あ~あ、そういうヤツいるな~、そういう気持ちわかるな~。 つまらないしがらみ、些細なこだわり、意味のないプライド、純粋な気持ち、がグチャグチャしているのは、青春時代だけでなく、40代になった今でも私にはあるな~。
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