きみの友だち の商品レビュー
小説新潮での連載当時から読んでいました。わたしにとってとても他人事とは思えない、かけがえのない宝物みたいな作品。彼女たちと出会ったことを、過ごした日々を、絶対に忘れない。
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難しくて結構考えてしまいますが、なんども読み返したくなる本です。ちなみに私は一人でもいいから本当の友達が欲しい派。
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友達は多ければ多いほどよいというものではないこと、いじめる子にもそれなりの悩みがあること、友達が多い子やいじめっ子のほうがかえって実際には孤独の場合もあるんだなあと思わせてくれます。 松葉杖の子は病弱の子との出会いによって学校生活が一変する。その固い絆によって、教室では浮いている二人となってしまう。でも二人にとってはそれが何よりも強い力となって、周りに迎合せず自分たちの信念によって前向きに生きていけるんですね。二人の生き方に強く憧れます。 主人公はやや「ポニーテール」の主人公の姉に性格が似ているが、こちらのほうが大人というか、基本的には優しい子なんだという気がします。 最後の盛大なグランドフィナーレは映画化かテレビ化を意識したのではないかという感じですが、それはそれまでのストーリーの高評価を勘案すれば十分許せる範囲です。
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足の不自由な恵美ちゃんと病気がちな由香ちゃん。2人はある事件がきっかけでクラスの誰ともつきあわなくなった…。たくさんの友だちのおはなし。 短編でとても、すっきりしているので読みやすい!重松さんが好きになるオススメの本です!!心が、ぽかぽか、『友だち』を考えさせられる本です。
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小学4年生の時に交通事故に遭い、松葉杖が必要となった恵美と、成績もスポーツもクラス一番の人気者の、弟ブンこと文彦姉弟とその友だち達が交代で主人公となる10編の連作短編集。事故が原因でクラスで孤立する恵美。小中学校での友達関係に悩む姉弟が、恵美の同級生で病弱でいじめ対象になる由香との交流・絆が、人を信じることの大切さを学ぶ元になる。優しく読みやすい文章で、由香の病死もありハッピーエンドではないが、読後ほっこりやさしい気持ちになれる。小中学校で、喧嘩したり仲良しだった同級生達を思い出した。
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私の高校の時の知り合いが自殺したと聞いたのは、まだ10代だっただろうか。隣のクラスでおとなしく、学校も休みがちだった子だったけど、やはりそれを聞いた時には平静ではいられませんでした。 この本の中にも病気で、15歳で亡くなってしまうお友達が出てくるのですが、本人に関してはもちろん、彼女の親のことにしても今ならいろいろ考えさせられます。 本文は無愛想で、誰とも群れない風変わりな姉の旦那様になる人が 姉弟の友人のことを小説に仕立てるという書き方なのですが さわやかな読後感が残ります。 最後は古典的な結婚式の場面で終わるのですが、 、いいですねぇ~。 この本読んで卒業アルバム開いてみたくなった人多いかも しれませんね。
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疲れた時に何故だか重松さんの本が読みたくなる。短編集かと思いきや『きみ』として視点を変えてストーリーは繋がっていく。 昔の懐かしい時期を思い巡らされ、こんな時もあったなーと微笑ましくも痛々しくキュンと切なくなった。後半には更に涙誘われ、亡き友人と重なる。 ブンとモト、恵美と由香 ...
疲れた時に何故だか重松さんの本が読みたくなる。短編集かと思いきや『きみ』として視点を変えてストーリーは繋がっていく。 昔の懐かしい時期を思い巡らされ、こんな時もあったなーと微笑ましくも痛々しくキュンと切なくなった。後半には更に涙誘われ、亡き友人と重なる。 ブンとモト、恵美と由香 友達っていいね。明日の朝『もこもこ雲』を探したくなりました。
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いろいろ悩んで、一生懸命生きている。自分だけでなく、なんとなくいやな子でもそれは一緒。 それをいろいろな子の視点でリアルに描かれていました。 「みんなぼっち」という言葉が印象的でした。 無理にみんなに合わせすぎないでもいいんだよね。
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最初、「きみ」が誰なのかわからなくて読みにくく感じたが、読んでよかった。全ての中学生に読んでほしい。弟クンがかっこいい。こんな男子が理想だー!
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