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バッテリー(4) の商品レビュー

4

169件のお客様レビュー

  1. 5つ

    52

  2. 4つ

    60

  3. 3つ

    43

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

    1

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2012/10/29

読み進むうちに、スポーツに取り組む子供たちの気持ちの深い部分について考えさせられる本である。スポーツ少年団の指導者としてコーチなどと呼ばれているが、子供たちを一様に扱ってはいけないという自戒に近い感情を抱くようになってきた。 子供たちは千差万別とは分っていても、これまで運動神経の...

読み進むうちに、スポーツに取り組む子供たちの気持ちの深い部分について考えさせられる本である。スポーツ少年団の指導者としてコーチなどと呼ばれているが、子供たちを一様に扱ってはいけないという自戒に近い感情を抱くようになってきた。 子供たちは千差万別とは分っていても、これまで運動神経のいい子、感のいい子、逆に集中力のない子、理解していても体が動かない子、落ち着きのない子、集中力のない子といった多くのタイプを見てきたが、彼ら彼女らが自分に抱く感情や他の子に抱く感情、内面の重いというものについて以下に自分が無関心でいたのかと思い知らされるような文面が次々と目に飛び込んでくる。 天才といわれる子達とその周りで懸命に努力する子供、そして周囲の期待を一身に背負って自分を押し殺している子。そんな子達の心情を良く表現している。 時折見せる彼らのふとした表情に本当の思いが垣間見える瞬間というものを、もっとしっかりと見つめていかなければと自分に言い聞かせつつ、出張の新幹線の中で4巻を読み終える。

Posted byブクログ

2012/10/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

中学野球のバッテリーシリーズその4。 図書館でやっとゲット! もう、このシリーズを読みだすと 胸が痛くて、泣きたくて、ドキドキして、 それでも先が気になってついつい読み進めてしまいます。 自分は思春期に全然スポーツもなにもしない 文系女子だったから、明確にはわからないんだけど。 なんだろう、もやもやした霧の中を、 一筋の光だけ探して前に進んでいる感じ。 その4では途中でマウンドを降ろされた巧と豪のバッテリーが ぎくしゃくしたまま過ごす日々が描かれています。 もう、このあとどうなっちゃうんだろう!って純粋にストーリーが気になった。 まわりのざわざわした声なんか関係ない、 自分とまっすぐ向き合うこと、 嘘をつかずに本当にやりたいことを知ることが やっぱり大事だよなぁぁぁって巧に教えてもらう気がする。 でもクラスに巧みたいな子いたら仲良くなれない気がするなぁ。

Posted byブクログ

2012/10/08

瑞垣など、横手の選手たちの心情も描かれていて、ただの試合相手ってわけじゃなく、この人たちも野球やってる人間なんだよなって感じさせてくれました。 吉貞けっこうおもしろい性格してますねwwキャッチャーのマスクに関する流れとか好きです。 巧と豪は、本気の野球をしているんだろうな。 他...

瑞垣など、横手の選手たちの心情も描かれていて、ただの試合相手ってわけじゃなく、この人たちも野球やってる人間なんだよなって感じさせてくれました。 吉貞けっこうおもしろい性格してますねwwキャッチャーのマスクに関する流れとか好きです。 巧と豪は、本気の野球をしているんだろうな。 他人から見れば、たかだか中学野球だろ、まだ子供だろって話なんだろうけど。本人たちは真剣で、中学生だからこその世界なんだろうと、思いました。僕も中学の時は運動部だったなあ、とかも思い出しましたね。本気で一生懸命なんです。出会った人にしか、わからないってやつ。

Posted byブクログ

2012/08/10
  • ネタバレ

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教え子に夏休みの宿題として借りたので読了。この後2000字の感想文を書きます。 安定の青波萌えでした。 「遊びで野球やったことないのか」という言葉は都会育ちの現代っ子にとって当然のことでして・・・。 -- この本を読んで子供たちはどう思うんだろう ・幼馴染でいつも一緒にいるのに、相手が嫌いっていうことに混乱するかな。好き嫌いは白と黒じゃないってことに納得がいかなかったりで、この作品にワクワクしなくなるかも。 ・瑞垣の「もぉ十五だぜ。」(159p)って言葉に恐ろしくなるのかな。15歳なんてまだまだ子供だからと思っていたのに、もうすぐ大人になってしまうという事実を突き付けられた気持ちになるかも。 ・吉貞の不純な理由でキャッチャーをやる精神がまかり通ることに違和感を覚えるかも。いい子ちゃんに育てられてきた子供は「キャッチャーフライのため」が通ってしまうことが理解できない。普通大人はそういった考えは嫌悪し、排斥しようとする。そういう大人の禁則とか無視してもいいのかという意外性に感動するかも。 野球やってなくて突っ込まれるかもだけど、タッチも巨人の星も作品中で野球なんて全然やってなかったし、無問題。 まぁ、「こんな大人びた中学生いねぇよ」って言葉には同意。

Posted byブクログ

2012/06/26

心情表現が素晴らしかった。 苦悩と葛藤の描写には脱帽した。 天才としての苦労、天才のそばで過ごした者の苦労。 どの人間にも平等に壁が立ちはだかるのかもしれない。 遊びで野球をやったことのないという巧の言葉にも、 天才スラッガー門脇さえいなかったら野球を好きで楽しめたかもしれな...

心情表現が素晴らしかった。 苦悩と葛藤の描写には脱帽した。 天才としての苦労、天才のそばで過ごした者の苦労。 どの人間にも平等に壁が立ちはだかるのかもしれない。 遊びで野球をやったことのないという巧の言葉にも、 天才スラッガー門脇さえいなかったら野球を好きで楽しめたかもしれないと思う瑞垣にも、泣けた。 そして、豪の悲しげな顔が目に浮かぶ作品だった。

Posted byブクログ

2012/04/11

今作はどちらかというと、ストーリー性よりも、心理を描いた作品と言える。門脇と水垣、豪とたくみの対比もそれぞれのキャラクターが個性的で魅力を感じる。

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2012/03/07

早く巧と豪仲直りしてほしい!ぎくしゃくしててもどかしい! なんか、吉貞と瑞垣のキャラがかぶって・・・ないか? まあ、吉貞のほうがバカっぽいよね。どっちも好きだーー!

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2012/04/03
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Ⅳは少し話がそれていったような印象である。 豪と巧の心理も描かれているが殆ど進展がなく、ジリジリした。他校の野球部員の話が中心の展開だった。次に期待。

Posted byブクログ

2012/01/24

3巻はいよいよ試合が始まったところで終わったので、4巻は試合の様子から始まるのかと思ったら、なかなか思わせぶりな始まり方。 ますます豪くんが大人になっていくなぁ。

Posted byブクログ

2011/12/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

全国屈指のスラッガー/門脇を打ち取った後巧と豪は噛み合わず崩れ出し横手2中に打たれ出す。かろうじて点差では勝っていた状態で2中の監督に見つかり試合を没収された。数ヶ月間豪は巧の球を受けることもほとんど会話をすることも無くなった。二人の信頼関係にヒビが。

Posted byブクログ