バッテリー(4) の商品レビュー
脆く、壊れやすいのは「天才ピッチャー」だと思っていたら、全て受け止めていた「キャッチャー」が壊れてしまった。 天才というのは、自覚もなく、残酷なものだと思いました。 がんばれ、凡人!
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中学生のときに読んでいた本。次々と出てくる登場人物に久しぶりに会え、とても懐かしく思う。当時はこんな大人びた中学生がいるものかと思っていたが、今読み返すと、大人びているようで全然大人びていない。真っ直ぐで、どこか頑固だ。でもそれがいい。うまく生きていこうとする大人なんかよりも、ず...
中学生のときに読んでいた本。次々と出てくる登場人物に久しぶりに会え、とても懐かしく思う。当時はこんな大人びた中学生がいるものかと思っていたが、今読み返すと、大人びているようで全然大人びていない。真っ直ぐで、どこか頑固だ。でもそれがいい。うまく生きていこうとする大人なんかよりも、ずっと人間らしい。 中学生と対等に話すオトムライに感激。
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天才バッター門脇との勝負には勝った原田巧。 しかし、バッテリーとして試合にはボロボロに負けた。バッテリーがそこから立ち直ろうとしていく様を描く。 巧と豪のバッテリーの心理描写が面白い。お互いを必要不可欠だと思っていてもすれ違う互いの気持ち。野球はこんなにも人を成長させるスポ...
天才バッター門脇との勝負には勝った原田巧。 しかし、バッテリーとして試合にはボロボロに負けた。バッテリーがそこから立ち直ろうとしていく様を描く。 巧と豪のバッテリーの心理描写が面白い。お互いを必要不可欠だと思っていてもすれ違う互いの気持ち。野球はこんなにも人を成長させるスポーツなのかと感心した。 憐れまれたくない。同情されたくない。わかったような慰めを聞きたくない。どんなときでも、自分を見失いたくない。
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強豪校、横手との練習試合で打ち崩され、マウンドで途方に暮れる巧。 キャッチャーとして巧の球を捕り切れなかった豪。 試合は横手の監督によって中断、その後、豪は部活でも巧を避け続ける。 監督の戸村はバッテリーの苦悩を思い、豪の代わりに、吉貞をキャッチャーのポジションにつけようとする...
強豪校、横手との練習試合で打ち崩され、マウンドで途方に暮れる巧。 キャッチャーとして巧の球を捕り切れなかった豪。 試合は横手の監督によって中断、その後、豪は部活でも巧を避け続ける。 監督の戸村はバッテリーの苦悩を思い、豪の代わりに、吉貞をキャッチャーのポジションにつけようとする。 同じ日、再試合の申し入れのために横手の門脇と瑞垣が新田市を訪れ、公園にいた巧、吉貞、東谷、沢口に豪、青波たちとともに、三角ベースを始める。 彼等の頭上では、花も葉もない、裸の冬枝が風に揺れる度、カシッ、カシッと、乾いて澄んだ音をたてていた――。 この巻から瑞垣が本格的に登場。天才スラッガー門脇の幼なじみ、後ろを打つ5番打者。素晴らしい性格の屈折率。 天才と呼ばれる人と出会ってしまった者が味わい、苛まれる苦悩を豪も瑞垣も抱えている。 己の限界を知り、それでもそれを越えた先を見たいと願う、不安と希望を。 本当に君たち中学生か。 と何度でも、声を大にして問いたくなる第4巻。6巻のクライマックスへ向けて、物語は加速度を増して行きます。
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昔読んでた本を読み返しています。 ついにだいすきな瑞垣が出てきてにやにやしています。笑 こういうぐちゃぐちゃしたのが、すき。
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横手の天才門脇と曲者端垣と対戦し、めった打ちされた巧と豪が、それぞれ各々で悩んでいる。 天才でいるのも、天才の相方になるのも大変!
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もっとテンポいい話かと思ったけど、私にはまどろっこしくて読み進むのが辛かった。 自分が遥か昔10代だった頃も竹を割ったような性格だったからかな(笑)
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剛速球を投げる主人公。1年の時から先輩から3振取りまくり。でも精神的に幼いところがある主人公はいつも周りの人につらく当たってしまう。最も親密にすべきキャッチャーと仲間割れをしてしまうことも。でも結局は野球が好き。ずっと続けたい。その思いがあるからまた一緒になれる。ずっとトモダチ。...
剛速球を投げる主人公。1年の時から先輩から3振取りまくり。でも精神的に幼いところがある主人公はいつも周りの人につらく当たってしまう。最も親密にすべきキャッチャーと仲間割れをしてしまうことも。でも結局は野球が好き。ずっと続けたい。その思いがあるからまた一緒になれる。ずっとトモダチ。もしかしたらその言葉ではまとめることのできないかもしれない関係になっていく登場人物の成長を見ていると自分にも力が湧いてきます。
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天才だけのストーリーは、どこかで袋小路になってしまうのかな。 天才に翻弄される、周りの人々のデッサンが、どんどん出来上がってきた4巻。 主人公も食う勢い。 つるりとした、天才を書き続けるよりも、苦悩する凡才の方が魅力的だったりする。 才能ってなんだろう。 巧も天才。...
天才だけのストーリーは、どこかで袋小路になってしまうのかな。 天才に翻弄される、周りの人々のデッサンが、どんどん出来上がってきた4巻。 主人公も食う勢い。 つるりとした、天才を書き続けるよりも、苦悩する凡才の方が魅力的だったりする。 才能ってなんだろう。 巧も天才。門脇も天才。 でも、そこに追いつけない才能は、どう違うんだろう。 スポーツの世界は厳しくて、結果があれこれ見えやすいけれど、もっと一般的な社会生活の中では、それぞれの才能の差って、なんだろう。 「あいつは頭がいいから」「彼は○○大学出身だから」「奴は××の資格持ってるから」 自分ができないことをやれる同僚を見て発する言葉。 でも、それと自分ができないことの原因とは違うはず。 学校の成績が良くても、大学を出てても、資格を持っていても、できない人もいる。 その違い。 もちろん、天才などではなく、打ちひしがれた思いの理由を、他の誰かと比較することに終始する部下に、何と声をかけるべきか。 「できるはず」は届くのか。 「こうしろ」は彼のためになるのか。 「やめるか」は後押しになるのか。 「やりたいのか」が正しいのか。 天才と凡人は、空を仰いで見えるものは違うのだろうか。
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四巻は巧と豪の挫折回で辛かった。でも最後には少し光が見えて続きが楽しみ。 青波がマウンドに立ったのも嬉しい。青波がいい子すぎて辛い。
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