バッテリー(4) の商品レビュー
回を経るごとに大好きな作品になってくれる。 眩しすぎて、純粋すぎて見てられないくらい、もどかしくて苦しくて、でも熱くて輝いてる。 今まで読んだ本の中で、1番巧や豪君達が生きていると感じるのはどうしてなんだろう。 なんか、鼓動を感じるというか。 息遣いとか、肌の熱とか、生々しさと...
回を経るごとに大好きな作品になってくれる。 眩しすぎて、純粋すぎて見てられないくらい、もどかしくて苦しくて、でも熱くて輝いてる。 今まで読んだ本の中で、1番巧や豪君達が生きていると感じるのはどうしてなんだろう。 なんか、鼓動を感じるというか。 息遣いとか、肌の熱とか、生々しさとも違うんだけど、命の輝きみたいなものを感じる。 この先も楽しみ、明日読もうと思います。
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まるまる一冊、すれ違いのバッテリー。 とうとう未知のストーリーに入ったわけですが なかなかに、本当なかなかに渋い展開だった…! どうしてここまでこじれるのか、 色々考えたりしたけども まだ巧と豪って出会って一年も経ってないし むしろあの粋がってた入学当初、 まだ出会って1ヶ月そこ...
まるまる一冊、すれ違いのバッテリー。 とうとう未知のストーリーに入ったわけですが なかなかに、本当なかなかに渋い展開だった…! どうしてここまでこじれるのか、 色々考えたりしたけども まだ巧と豪って出会って一年も経ってないし むしろあの粋がってた入学当初、 まだ出会って1ヶ月そこらで バッテリーとして試合にも出てなかったのに 俺の球はあいつしか取れない、あいつの球は俺しか取れないって信じきっちゃうほどにめろめろだったわけですか……… それが拗れに拗れてここまでくるの、分かりすぎる。 豪ちゃんといい、ライバルチームの門脇といい、 あそこまで感情を揺さぶるピッチャー・巧の存在。 本当にずるい…!ずるいけど目で追ってしまう! そこに浮上するキャッチャー・吉貞案。 監督はムゴいことをするなぁぁぁ。 でもそれがチームのため。 でも巧はチームのためじゃなくて、 ただただボールを投げたいから案を飲む。 その対比もいい、、、あーーーー4冊目も最高でした。
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徐々に巧と豪以外のキャラクターが際立ってきた4巻。 どの登場人物も私は好きです。 野球がテーマだけど、よくあるスポーツの試合経過がメインのものではなく、野球と向き合う少年たちの一途な思いやそこでぶつかり合う友情、それぞれの成長がゆっくりと丁寧に描かれていて引き込まれるように読ん...
徐々に巧と豪以外のキャラクターが際立ってきた4巻。 どの登場人物も私は好きです。 野球がテーマだけど、よくあるスポーツの試合経過がメインのものではなく、野球と向き合う少年たちの一途な思いやそこでぶつかり合う友情、それぞれの成長がゆっくりと丁寧に描かれていて引き込まれるように読んでしまいます。 巧と豪というバッテリーが今後どうなっていくのか。とても楽しみ。 巻末についていた3歳の巧を描いた「空を仰いで」も なかなか良かったです。
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「どんなすごい球を投げられても、打たれちゃおしまいじゃ。まあまあの球で、一試合、ちゃんと投げきったとうが、なんぼかチームのためじゃねえか。原田の力を百パーセントひっぱり出すことなんか、必要ねえんだよ」 「今、うちのチームに必要なキャッチャーはな、十割の球を要求するキャッチャーじゃない。七割の力で、相手打線をおさえるリードをするキャッチャーなんじゃ。あいつなら、7割で充分。高槻さんだっておる。ええか、東谷、キャッチャーってのは、ピッチャーよ最高の球を捕るために、おるんじゃねえ。勝つためのリードとキャッチングをするために、おるんじゃ」 野球とは、他の何にもすり替えることは、できない。チームのために、名誉のために、根性や精神を養うために、金のために、内申のために、友達のために、家族のために、国のために、、、。なんのためでもない。体がかかえこんだ本能だった。 秀吾が嫌なやつなら、野球が天才なだけのアホなやつなら、軽蔑もできた。それが、どうだ。単純でおりこうさんでマジメくんだ。鼻持ちならない傲慢さも、他人を見下す愚かさも、ない。天才で、けっこういいやつで、幼なじみだ。最悪だろう、海音寺。
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映画では描かれなかった巧と豪。ある意味何の成果も出してないんだが、これまでの中で一番好きな巻やわ。そして、今回は吉貞や瑞垣などサブキャラが魅力的やわ
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この物語を読み始めて気がついたら巧には絶対的な力があると思い込んでいた、豪や門脇と同じように。門脇が豪快に三振したにも関わらず、瑞垣には打てるのだ。そもそも絶対的な力、誰にも打たれない球ってそうそうないような気がする。誰かにとってとても苦手なことが、他の人にとっては得意なことだた...
この物語を読み始めて気がついたら巧には絶対的な力があると思い込んでいた、豪や門脇と同じように。門脇が豪快に三振したにも関わらず、瑞垣には打てるのだ。そもそも絶対的な力、誰にも打たれない球ってそうそうないような気がする。誰かにとってとても苦手なことが、他の人にとっては得意なことだたったりする。誰かと比べて何かが秀でている。そういういことじゃないかな。沢口や東谷、吉貞は巧が豪速球を投げれることしか取り柄がないことを知っている。それ以外はまるでダメなのだ。でもこの物語はそんな偏った天才ピッチャー巧を簡単に十三歳の少年にはさせない。楽しい野球を知らない巧は伝説的な選手になるか、ごく平凡な人になるか、どっちかだ。瑞垣って、あさのあつこ自身じゃないかなって思う。自分が描く主人公の力を試すように。
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3.6 →巧と豪のバッテリーが崩れてしまったのは衝撃的でした…毎回上手くいくのではなく、失敗しながらも成長していく姿がすごく良かったです!
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シリーズ第4巻。 中学生男子が主人公の小説で、これほど夢中になれるとは思わなかった。みんな世の中の中学生より大人な印象なので、中学生の話だけ熱中できるのかもしれない。 バッテリーの面白さの一つは、突然脇役と思っていたキャラの視点になるところ。瑞垣が登場した時にはまさか彼視点で...
シリーズ第4巻。 中学生男子が主人公の小説で、これほど夢中になれるとは思わなかった。みんな世の中の中学生より大人な印象なので、中学生の話だけ熱中できるのかもしれない。 バッテリーの面白さの一つは、突然脇役と思っていたキャラの視点になるところ。瑞垣が登場した時にはまさか彼視点で話が進む箇所があるとは想像もできなかった。 4巻は今までと違い、クスッと笑えるところがあり、それも含めて面白かった。
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【概略】 活動停止によりほぼ強制的な形で引退を余儀なくされた三年生に引退試合として強豪・横手二中との練習試合を画策、紆余曲折の後、強引な形で試合が開催された。そして、中断された。短くも濃密なゲームの最中、崩れたのはピッチャーの原田巧ではなく、キャッチャーの永倉豪だった。日常に戻...
【概略】 活動停止によりほぼ強制的な形で引退を余儀なくされた三年生に引退試合として強豪・横手二中との練習試合を画策、紆余曲折の後、強引な形で試合が開催された。そして、中断された。短くも濃密なゲームの最中、崩れたのはピッチャーの原田巧ではなく、キャッチャーの永倉豪だった。日常に戻り、野球部としての練習が始まってもなお、豪は失った自信を取り戻せず、巧との投球練習すら避ける。一方、中断された引退試合を再度開催すべく、新田東中の海音寺と横手二中の瑞垣は、策を弄する。 2020年09月15日 読了 【書評】 安定の野球に対する描写のなさである(笑)もう、それでいいんだよね。試合の結果が、あとに続く登場人物のストーリーに大いに資するものであるなら、明確に記載する必要があるのだけど、そうじゃないからね。・・・って、主人公の中学校は負けたのだけども。ピッチャーが負けたのじゃなく、キャッチャーが崩れたってのが、屈折してていいと思ったよ。受ける人がいなかったら、いくら剛速球投手だって、成立しないものね。 うーん、やっぱり「高校野球」ぐらいの設定にしておいた方がよかったのかなー。でも、小学生あがり(中学校一年生)が凄い球を投げるって設定じゃないと、原田巧としての「尖り感」は出てこないし、思春期真っ只中の中学生って設定じゃないと、自身の葛藤・周囲の葛藤・自身と周囲との葛藤は際立たないしねぇ。難しいところだ。瑞垣くんと海音寺くんが、やたら大人すぎるんだよね(笑)どんだけ寝技覚えてるのよって羨ましく思う(笑) なんというか、自分の苦しみは自分でしか癒せなくて、克服できなくて・・・ってのは、大人の階段を上っていくうちにわかったりするものだけど、巧と豪は中学生で見事に分かり合ってて。換言すると、わからざるを得ない領域にお互いを置いてて。その辺りが見てて辛くもあり、羨ましくも思う。「好き」「友達」=「傷をなめあう」だけじゃないよね、みたいな。 この巻あたりから策士・瑞垣の苦悩と、その隠れた本音・否定したい本心をほじくろうと、またまた策士・海音寺のやりとりが深くなる。時に禅問答のように、時に踏み込んで切りつけあうように。この描写を良しするかどうか、この辺りも読者としての好みは分かれるのかなぁ。「児童書」「中学生」という要素を外して(横に置いて)読む分には、自分には大いに楽しめたなぁ。 よくよく考えると、こういう「児童書はこういうもの」「中学生はこういうもの」って、大人の決めつけかも。ある意味「子どもは細かなココロの機微、わかんないでしょ?(ふふん)」って侮ってるのかもね。いやいや、若い頃からそういった細かなところに共感する子たちだっているからね。・・・なんて思ったりもした。
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バッテリー4作目。 表紙の絵の通り、豪の章だなぁと思って読んでいたが、海音寺も、吉貞も、俊二もいい。 吉貞と俊二、3作目まではキャラかぶりだなぁ、書き分けれてる?キャラ出し過ぎて限界?なんて思ってたけど。 なんのなんの、俊二のキャラの底が見えてきて、吉貞とは全然違う根っこの人物だ。 随分前に、読んだことがあるけど、おおかた忘れてきて2度目に読んでいる。 けど飽きることなく、楽しませてくれます。 巧のランニングから始まり、巧のランニングで物語が終わる。日課のランニングに出かける巧の心情が始まりと終わりで180度違う。 その構成も、なんとも素敵でした。
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