クワイエットルームにようこそ の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
生きることは哀しくて笑えることだと思った。 精神科病院という非日常に放り込まれた主人公が、なんとかして日常に戻ろうとする。 けれども読んでいて感じたのは、入院生活という構造は非日常でも、その中にいる人々の交流や感情は特殊なものではなく、日常と変わらないということだった。 そして、どこにいても、生きることは哀しくて笑えることだと思った。
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細かい表現が面白くって、最後まで、サクっと読めた。 コクがある人生! 紙一重で、傾いたり、するんだろうな・・・ DVDも見よっと♪
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最初20ページぐらいまでは、汚い印象しか無かった。 でも、それ以降はその独特なテンポにも慣れ、さくさく読めた。
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■映画のまんまですね。映画より簡単にさくっと読める感じ。イメージするなら映画ですね。松尾スズキは初めて読んだけど、テンポ、すごくいいね。壊れるのは、簡単なんだよね、ほんと。。。
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(うっかり)薬を飲み過ぎて精神病院に強制入院した 28歳バツイチ女ライターが病院内でいろいろな患者に出会う。 だらだらした文体で嫌いだが,読みにくいというほどではない。 ストーリーも,特にどうということもなく,つまらない。
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松尾さんの書く戯曲にある「過剰さ」があんまりないんだけど、それでもやっぱり松尾さんの書いたものだという事がわかる。 さらりと読めた。
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フリーライターの明日香は同棲している鉄ちゃんと喧嘩した夜 オーバードーズして精神病院へと運ばれた。 拒食症のミキ、セレブ部屋のサエ、過食症で盗癖がある西野さん、 常識人の栗田さん、自分の頭を燃やしたチリチリたちと、 退院するまで限りの人間関係を築いていく。 精神病院を舞台にして...
フリーライターの明日香は同棲している鉄ちゃんと喧嘩した夜 オーバードーズして精神病院へと運ばれた。 拒食症のミキ、セレブ部屋のサエ、過食症で盗癖がある西野さん、 常識人の栗田さん、自分の頭を燃やしたチリチリたちと、 退院するまで限りの人間関係を築いていく。 精神病院を舞台にしているけどここの人間関係は極めて普通だ。 かわいいこがいたり、うっとうしい人がいたり、 状況としては普通じゃないんだろうけれどあまり狂気はない。 逆に言えば外の世界も狂気を孕んでいるからそう感じないだけなのかも。
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昔から言われているようなことを地で行く小説だった あー わかるわかるみたいな共感できる部分がいくつかあった
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松尾スズキさんの本ははじめて読んだが、軽快で勢いがあってよかった。やはり舞台の雰囲気がする。死とか再生とか人間やらをポップに書いてて好感をもった。精神病院での話ですが。
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いろいろと頭のねじがぶっ飛んだ人たちの世界にODで入院すことになった主人公は自分はまともであると思っているが、そういう人が実は一番まともではないのだと感じさせられる。 本自体は薄く読みやすいのだが、かなり内容が濃縮されているため読んでいて疲れる。始めの入りからして独特すぎていまま...
いろいろと頭のねじがぶっ飛んだ人たちの世界にODで入院すことになった主人公は自分はまともであると思っているが、そういう人が実は一番まともではないのだと感じさせられる。 本自体は薄く読みやすいのだが、かなり内容が濃縮されているため読んでいて疲れる。始めの入りからして独特すぎていままで読んできた本とは違った印象をうける。全体的にいったら面白い部類に入るのかもしれない。
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