クワイエットルームにようこそ の商品レビュー
「閉鎖病棟の中で繰り広げられる絶望と再生の14日間」、松尾スズキが、なんとも不思議な空間を作り出しています。『目が覚めてわたしは、いるはずのない場所にいて。』、「イン・ザ・プール」 の演技さながら、松尾スズキの独壇場、長い罰ゲームです。
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15/04/09 映画をずーーーっと前に見てて、あの蒼井優が忘れられないなあと思ってた原作の本をたまたま図書館で見つけて即借りました。なかなか忠実に映画化されてたんだね。でもあのトイレでの衝撃的な台詞はミキ(蒼井優)は言わないし、その理由で拒食になったのは別の人なのね。そこちょっ...
15/04/09 映画をずーーーっと前に見てて、あの蒼井優が忘れられないなあと思ってた原作の本をたまたま図書館で見つけて即借りました。なかなか忠実に映画化されてたんだね。でもあのトイレでの衝撃的な台詞はミキ(蒼井優)は言わないし、その理由で拒食になったのは別の人なのね。そこちょっとがっかりでした。
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映画は観ていて、大好きな作品です。たまたま図書館で本を見つけて、原作を読んでみたくなり手に取りました。 文章は、ちょっと読み辛かったです。なので☆は3つ。映画のイメージに助けられながら読み進めていきました。 精神病棟にいる患者さんの気持ちは分からないけれど、誰もが明日香の様に...
映画は観ていて、大好きな作品です。たまたま図書館で本を見つけて、原作を読んでみたくなり手に取りました。 文章は、ちょっと読み辛かったです。なので☆は3つ。映画のイメージに助けられながら読み進めていきました。 精神病棟にいる患者さんの気持ちは分からないけれど、誰もが明日香の様になる可能性を秘めている様に感じました。 患者を良い方向に導いてくれるはずの病院も、どこか冷たく規則でがんじがらめ。決して長く居る場所ではないですね。 退院していく明日香が、病棟で一緒だった患者からの寄せ書きや、栗田さんのメアドを捨てるシーンは切なかったです。
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自分がしなきゃいけないこともわかってて、自分は真っ当だと思ってる。だけど、精神病院に入れられていて、周りからみたら真っ当だなんて思われていない。 不思議な世界だし、現実にありそうな気もする。 好き嫌いは割れそうだけど、私自身は好き。一気に読んでしまった。ちょっと軽すぎるくらいだけ...
自分がしなきゃいけないこともわかってて、自分は真っ当だと思ってる。だけど、精神病院に入れられていて、周りからみたら真っ当だなんて思われていない。 不思議な世界だし、現実にありそうな気もする。 好き嫌いは割れそうだけど、私自身は好き。一気に読んでしまった。ちょっと軽すぎるくらいだけど、狂気に近い世界を感じる。心が弱ってる時だと、引きずられちゃいそうで、怖い。
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2014-23 冒頭はどん引きした。 重い話を軽く書いてる。 もっと1人1人を掘り下げて欲しかったなぁ。
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主人公はちょっとした精神のバランスの変化で「自分とは縁のない世界=精神病院」に入ってしまう。 精神病院にいながらも、自分だけはまだまともだって思い込もうとする主人公が痛々しい。 でも、病院出た瞬間、みんなからの寄せ書きを捨て去って、自分とはもう縁のない世界と切り捨てる。あくまでも...
主人公はちょっとした精神のバランスの変化で「自分とは縁のない世界=精神病院」に入ってしまう。 精神病院にいながらも、自分だけはまだまともだって思い込もうとする主人公が痛々しい。 でも、病院出た瞬間、みんなからの寄せ書きを捨て去って、自分とはもう縁のない世界と切り捨てる。あくまでも精神病院が頭のおかしい人が居る場所、って言う概念が抜けないのがおもしろい。ついさっきまで自分も居たにも関わらず。
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ちょっと…。というか冒頭の下品さにひきまくり(^=^; 重い内容をコメディタッチにさらりと書き上げた感じ。映画化されてるのかぁ〜。映像化しやすい作品だと思うが少し苦手なタイプの作品の部類。 この作品を読む前に池井戸潤のルーズヴェルト・ゲームを読んで面白かったのが吹き飛んでしまった...
ちょっと…。というか冒頭の下品さにひきまくり(^=^; 重い内容をコメディタッチにさらりと書き上げた感じ。映画化されてるのかぁ〜。映像化しやすい作品だと思うが少し苦手なタイプの作品の部類。 この作品を読む前に池井戸潤のルーズヴェルト・ゲームを読んで面白かったのが吹き飛んでしまった…。
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内容紹介 恋人との別れ話から、薬を過剰摂取してしまった明日香は、意識を失っているうち に精神病院の閉鎖病棟に強制入院させられてしまう。 わたしは「正常」なの、それとも「異常」なの? 逃げ場のない閉鎖空間を舞台 に、くりひろげられる葛藤の世界。冒頭の衝撃的なシーンに始まり、不運に不...
内容紹介 恋人との別れ話から、薬を過剰摂取してしまった明日香は、意識を失っているうち に精神病院の閉鎖病棟に強制入院させられてしまう。 わたしは「正常」なの、それとも「異常」なの? 逃げ場のない閉鎖空間を舞台 に、くりひろげられる葛藤の世界。冒頭の衝撃的なシーンに始まり、不運に不運を重 ねていく明日香は、果たして絶望の淵に落ちてゆくのか。それとも……。 文芸誌『文學界』2005年7月号に一挙掲載され、第134回芥川賞候補にもノミ ネートされた話題作! 演出家、映画監督、俳優、作家と多ジャンルで刺激的な試みを続ける松尾スズキが 贈る「絶望と再生の物語」。 内容(「BOOK」データベースより) 目が覚めてわたしは、いるはずのない場所にいて。閉鎖病棟の中で繰り広げられる絶望と再生の14日間。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
かつて見た内田有紀がはまってた映画のイメージが強い。 すっと読みやすく短い。 重い過去とまともでない環境なのに、あったかさを感じる 不思議な文章。 病院出るせつなさがいいな。
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芥川賞候補作。 きっと、本当は重い話なんだと思う。 だけど、軽い感じでポップに表現されているのが、 なんともいえない(*^m^*) 精神的に病んでいる人ばかり出てくる。 そんな病院が舞台。 残念ながら、 その重々しい光景を目の当たりにしたことがないから、 ピ...
芥川賞候補作。 きっと、本当は重い話なんだと思う。 だけど、軽い感じでポップに表現されているのが、 なんともいえない(*^m^*) 精神的に病んでいる人ばかり出てくる。 そんな病院が舞台。 残念ながら、 その重々しい光景を目の当たりにしたことがないから、 ピンッとこないんだけど、 だけど、なんとなく 最後に、鉄ちゃんに別れ話をする明日香が、 とってもまともで、正常すぎて、 不思議な感じでした。 人間100%まともな人なんていないよな・・・。
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