クワイエットルームにようこそ の商品レビュー
字数も少ないし、サクサクと読める小説。疾走感とは違うかもしれないが、スピード感はある。 事前に精神病棟が舞台なのは知っていたので大した衝撃もなく読み進む。 自分が知っている部分も知らない部分も含めてリアルな閉鎖病棟の姿がここにはある。しかしながら一生のうちに一度も閉鎖病棟隔離を...
字数も少ないし、サクサクと読める小説。疾走感とは違うかもしれないが、スピード感はある。 事前に精神病棟が舞台なのは知っていたので大した衝撃もなく読み進む。 自分が知っている部分も知らない部分も含めてリアルな閉鎖病棟の姿がここにはある。しかしながら一生のうちに一度も閉鎖病棟隔離を体験することがない(だろう)多くの人間(私もそのひとりのはず)にとって、それはまがい物のリアリティだ。しらない世界のリアルなど感じようがない。
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とんとん進んでいく物語。 主人公に感情移入しやすく、読みやすかった。 でも、簡単に読めるようになのかボリュームがちょっと少なかった分、登場人物の背景についてあまり描写がなかったのが残念。 個性がある人たちなんだから、もっと書いてあげてもよかったのにな、なんて。 クワイエットルーム...
とんとん進んでいく物語。 主人公に感情移入しやすく、読みやすかった。 でも、簡単に読めるようになのかボリュームがちょっと少なかった分、登場人物の背景についてあまり描写がなかったのが残念。 個性がある人たちなんだから、もっと書いてあげてもよかったのにな、なんて。 クワイエットルームも、実際ストーリーとはあんまり関係なかったのでは? 楽しいけど、なんとなく切なくて、寂しい気持ちになった。 きっと私のなかにも主人公や登場人物のように、抱えているもやもやがあるからなんだと思う。
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当初途中まで読んで、危険だと判断して間を置き、また最初から読み直した。サクサクッと読めるし、悲劇を悲劇と感じさせない軽い書きかたは、読み手は映画を観た、という前提が、書き手側の考えにあるからなのだと思った。私は最初に映画を観たからたやすくイメージが湧いたけれど、まっさらな状態で読...
当初途中まで読んで、危険だと判断して間を置き、また最初から読み直した。サクサクッと読めるし、悲劇を悲劇と感じさせない軽い書きかたは、読み手は映画を観た、という前提が、書き手側の考えにあるからなのだと思った。私は最初に映画を観たからたやすくイメージが湧いたけれど、まっさらな状態で読みたかったなあという気もしないでもない。
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映画も小説もどっちも悪くなかった(稀有な例だと思う)。 映画は宮藤さんがいい味だしてた。お尻もだしてた。
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2005年、芥川賞候補作。 舞台は精神病院。 たしかに芥川賞「っぽい」雰囲気ではある。 「17歳のカルテ」を思い出すなーなんて考えながら読んでいたが、やはり解説でも同作について触れられていた。 サッと読めるぶん、浅い。
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映画が好きだったので。重い話なのに文体は軽い。短くてさらっとしてるのに、映画を観てるためか映像が頭に浮かんでくる。割と好きだ。
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この本を読んだのは映画を見るためで その映画は真木よう子が脱いでいるので有名なのだった って、「ヴェロニカは死ぬことにした」じゃん。 同じ精神病院ものだから頭の中でごっちゃになったな、自分。 まあ内田有紀でもいいです。 本の方は薄いんでサクサクと読了。 いまひとつ心に残るもの...
この本を読んだのは映画を見るためで その映画は真木よう子が脱いでいるので有名なのだった って、「ヴェロニカは死ぬことにした」じゃん。 同じ精神病院ものだから頭の中でごっちゃになったな、自分。 まあ内田有紀でもいいです。 本の方は薄いんでサクサクと読了。 いまひとつ心に残るものがなかったのが残念。 主人公はODで搬入された女性。 閉鎖病棟の物語。 叫んだりする人を入れるのが表題の「クワイエットルーム」 病院って私の入院体験から言っても (自分のことはさておいて)変な人が多かったなぁ。 この本では拒食症の患者が多い気がする。 そうそう、ごっちゃといえば私は松尾貴史と松尾スズキの区別が ついていない。 たけし軍団の人?とか思っていたがこれは 松尾伴内とも混ざったらしい。 失礼な話でスミマセン。 hefurere、へふれれ、ヘフレレ、ヘフレレ←自分識別用簡易タグ
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★定型の設定を超えて★精神病院というある意味でお決まりの舞台を描くのは難しいと思うが、人の全うさと救いようのなさがいろいろな人物に染みだして、一気に読み終えた。自分でコントロールできない弱さを書くのがやはりうまい。ずるいくらいにうまい。冒頭のゲロでのうがいに度肝を抜かれるが、それ...
★定型の設定を超えて★精神病院というある意味でお決まりの舞台を描くのは難しいと思うが、人の全うさと救いようのなさがいろいろな人物に染みだして、一気に読み終えた。自分でコントロールできない弱さを書くのがやはりうまい。ずるいくらいにうまい。冒頭のゲロでのうがいに度肝を抜かれるが、それが最後にきちんと回収されるのもしびれた。
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自分も精神科通院の過去があったこともあり、精神病練ネタか…と気分が重くなった。 文章から見られる主人公のメンヘラ特有な暴走っぷり、読んでて非常に疲れます。リアルだなあと思った。 そしていくら人気者になっても、仲良い人ができても安住しようとしないところが共感させられます。17歳のカ...
自分も精神科通院の過去があったこともあり、精神病練ネタか…と気分が重くなった。 文章から見られる主人公のメンヘラ特有な暴走っぷり、読んでて非常に疲れます。リアルだなあと思った。 そしていくら人気者になっても、仲良い人ができても安住しようとしないところが共感させられます。17歳のカルテでの、「安住してはダメ」というセリフと同じように。 まあ良い意味で二度と読みたくねぇ。ゲラゲラ
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図書館で借りた本。 好き嫌いの分かれる話だなぁ。 なんつーか、日常の生活も「クワイエットルーム」だよなぁ、なんて思ったり。
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