模倣犯(4) の商品レビュー
かなり失速した感がある。1巻と2.3巻の内容が繋がっていく。滋子と高井由美子を中心に話が進んでいく。ピースの嘘くさい芝居が鼻につく。どんな風にラストに向かっていくのだろう。
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あまりにも全てが憂鬱になるほどひどい話。でも読み進めたくなる。この話の結論が気持ちいいところにあるとは思えないけど、早く見たい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
有馬さんと真一にしか共感できない巻。理解不能な人と、悪意しかない人ばかりが登場するのでとても疲れるんだけど、先へ先へと読み進めてしまうのが、宮部さん作品の怖い所…。ピースの人たらしな一面もまた不気味で、次は真由美がターゲットらしく。最後「僕が書く」の言葉に薄ら寒いものを感じました。有馬さんが賢い、さすがです。年齢に抗えないものもあるんだろうけど、尊敬できる人物です。5巻が手元にないので…一度休憩。
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とてももどかしい。 たとえあやふやな点があってもわかりやすいストーリーに乗っかって都合よく解釈したいのが人間。 大きな落とし穴があるのに。 真実が見え隠れしているのに。 弱者の声は弱い。
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由美子なにやってんだよ!って言うもどかしい気持ちで読み終えた。お前のお兄ちゃんを陥れたのはその男なんだよ。 ピースの善人ぶった態度も腹立たしい。 早くこの男の裏の顔を暴いてくれることを祈りつついよいよ最終巻へ向かいます。
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高井さんの幼い頃の描写にすごく共感した。どん臭いことに、ちゃんと理由があったことの解放感は同じような経験をしないとなかなか理解できないかもしれない。
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当たり前だけど、犯人の栗橋と高井と書かれるのがとても悲しい。 読者は裏で何があったのか、何故カズがそこにいるのかを知っているけど、物語の中で今現在それを知っているのはピースだけなのでそういう流れになるのは当然なのだけど。 ここにきてやっとピースが本当の名前で登場。 裏でやってい...
当たり前だけど、犯人の栗橋と高井と書かれるのがとても悲しい。 読者は裏で何があったのか、何故カズがそこにいるのかを知っているけど、物語の中で今現在それを知っているのはピースだけなのでそういう流れになるのは当然なのだけど。 ここにきてやっとピースが本当の名前で登場。 裏でやっていたことを知っているからか、何故かピースの話し方や行動がわざとらしく、演技ぶったように見えてしまう。
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フラストレーションの溜まる1冊でした。犯人が誰なのかを知っているし、カズの本当の姿を知っているから由美子の訴えていることが分かるし、被害者としての真一の苦悩も痛いほど分かる。そして善人としてピースが登場してくる上、主導権を握っていく。この回はピースが犯人だとは誰もが疑わないから本...
フラストレーションの溜まる1冊でした。犯人が誰なのかを知っているし、カズの本当の姿を知っているから由美子の訴えていることが分かるし、被害者としての真一の苦悩も痛いほど分かる。そして善人としてピースが登場してくる上、主導権を握っていく。この回はピースが犯人だとは誰もが疑わないから本当にイライラした。だからこそ次の回の裁きがどうなるのかが見もの。
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内容(「BOOK」データベースより) 真犯人Xは生きている―。網川は、高井は栗橋の共犯者ではなく、むしろ巻き込まれた被害者だと主張して、「栗橋主犯・高井従犯」説に拠る滋子に反論し、一躍マスコミの寵児となった。由美子はそんな網川に精神的に依存し、兄の無実を信じ共闘していたが、その希...
内容(「BOOK」データベースより) 真犯人Xは生きている―。網川は、高井は栗橋の共犯者ではなく、むしろ巻き込まれた被害者だと主張して、「栗橋主犯・高井従犯」説に拠る滋子に反論し、一躍マスコミの寵児となった。由美子はそんな網川に精神的に依存し、兄の無実を信じ共闘していたが、その希望が潰えた時、身を投げた―。真犯人は一体誰なのか?あらゆる邪悪な欲望を映し出した犯罪劇、深い余韻を残して遂に閉幕。
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塚田真一を通して樋口めぐみの狂気さに嫌悪感抱かされて、無実だって分かった上でみると高井由美子を狂気じみてるって批判したりしてる人達に嫌悪感抱いて。でもそもそも樋口めぐみがしてることは〝間違ってて〟高井由美子は〝正しい〟ことを私は『知ってる』からいいはずなんだけど。誰が何をどう思う...
塚田真一を通して樋口めぐみの狂気さに嫌悪感抱かされて、無実だって分かった上でみると高井由美子を狂気じみてるって批判したりしてる人達に嫌悪感抱いて。でもそもそも樋口めぐみがしてることは〝間違ってて〟高井由美子は〝正しい〟ことを私は『知ってる』からいいはずなんだけど。誰が何をどう思うかは自由なはずだし、正しいとか間違いはないはずで、だからこそなんだかなぁ。誰も間違ってないけど正しくもない感じがする。「分からない」ってそれほど途方もない事で、知ることにすがって、でも有馬の義男のおじいちゃんはいつでも客観的だ
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