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模倣犯(4) の商品レビュー

4

188件のお客様レビュー

  1. 5つ

    48

  2. 4つ

    92

  3. 3つ

    37

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  5. 1つ

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2009/10/04

4巻は、「警察・被害者の遺族・加害者の遺族・報道する側のそれぞれの葛藤とエゴ」ってとこかな。 報道は真実でなくてはいけない。 でもその真実を公表することによって傷つく人がいる。 滋子葛藤の渦にはまりまくり。 そしてその葛藤は遺族にも。 これってはっきり言って、正解がないからね。 ...

4巻は、「警察・被害者の遺族・加害者の遺族・報道する側のそれぞれの葛藤とエゴ」ってとこかな。 報道は真実でなくてはいけない。 でもその真実を公表することによって傷つく人がいる。 滋子葛藤の渦にはまりまくり。 そしてその葛藤は遺族にも。 これってはっきり言って、正解がないからね。 難しいところ。 正直言って、あたしには何だかよく分からなかった。 書き方が甘いのか、あたしの思考が足りないのか。 読んでいるうちに誰の作品を読んでるのか分からなくなるぐらい、宮部作品にしては珍しく人間のエゴが書かれてた。 不愉快になるぐらいに。 そしてついに、ピースの本名発表! 「○○○○。覚えてるかい?名前よりあだ名を覚えているかな?ピースって呼ばれてたからね」 おーーーーーい! ここまでピースの本名隠しておいて、こんなにあっさり出しちゃうんかい!? と突っ込んでみたけど、誰からも「ピース」って親しげに呼ばれてることで彼を神聖化したかったのかしら? それにしても物足りない登場の仕方だ。 警察だって、なんでピースの別荘見つけるのにそんなに時間をかけてるの!? 父から相続したって言ってたぐらいだから、別荘名義はピースのはずなのに〜 4巻にはヒロミの出番もないし、たるんたるんの中だるみ状態。 だから誤植を見つけて一人でほくそえんでみたり、また重箱の隅をほじくってみたり。 うーん。ストーリーは楽しめなかった。

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2009/10/04

人間のイドの部分がうまく描かれていてよかったです。事件はあまり進展しませんでしたがそれは次回の最終巻に期待します。

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2009/10/04

『犯人』の無実を訴える遺族と、それを保護するものが現れる。 終結したと思われた事件は、更に多くの人を巻き込んで迷走する。

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2009/10/04

特捜本部は栗橋・高井を犯人と認める記者会見を開き、前畑滋子は事件のルポを雑誌に連載しはじめた。今や最大の焦点は、二人が女性たちを拉致監禁し殺害したアジトの発見にあった。そんな折、高井の妹・由美子は滋子に会って、「兄さんは無実です」と訴えた。さらに、二人の同級生・網川浩一がマスコミ...

特捜本部は栗橋・高井を犯人と認める記者会見を開き、前畑滋子は事件のルポを雑誌に連載しはじめた。今や最大の焦点は、二人が女性たちを拉致監禁し殺害したアジトの発見にあった。そんな折、高井の妹・由美子は滋子に会って、「兄さんは無実です」と訴えた。さらに、二人の同級生・網川浩一がマスコミに登場、由美子の後見人として注目を集めた―。終結したはずの事件が、再び動き出す。

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2011/10/03

ようやく進みはじめたストーリー。読み手には背景も事実も前巻までに知らされているだけに、非常に辛くショックな展開。いったいどうなるのか?真実って一体なんなんだろう。 とにかく早く続きが読みたい。

Posted byブクログ

2009/10/04

5巻続く長い話なのですが、時間を忘れて読ませます。 2〜3巻が特にスキです。いろいろな立場の人間の深層心理に迫ります。映画とは、月とスッポンですので、映画がつまらなかった・・・と敬遠せず、ぜひ読んでもらいたい。

Posted byブクログ

2009/10/04

兄の無実を訴える、容疑者の妹。彼女を擁護し、マスコミに華々しく登場した人物‐自らを死んだ容疑者の友人だと名乗る。事件は思わぬ方向に転がり、被害者と容疑者の遺族両者の傷に塩を揉み込むような真似をする。 果たして彼の真意は?

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2009/10/07

巻き添えをくって犯人にされてしまった青年の無罪を晴らしようのないもどかしさ。観客はすべてわかっているんだけれども、登場人物がすれ違いばかりで、観客の期待に応えてくれないという、昔のメロドラマのノリでした。 真犯人の狂気も人間離れしていますが、警察の情報操作なり、マスコミの影響で、...

巻き添えをくって犯人にされてしまった青年の無罪を晴らしようのないもどかしさ。観客はすべてわかっているんだけれども、登場人物がすれ違いばかりで、観客の期待に応えてくれないという、昔のメロドラマのノリでした。 真犯人の狂気も人間離れしていますが、警察の情報操作なり、マスコミの影響で、ほとんど誰もが無実の可能性に目をつむってしまうところに、本当の恐ろしさを感じました。 2006/1/11

Posted byブクログ