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模倣犯(4) の商品レビュー

4

190件のお客様レビュー

  1. 5つ

    50

  2. 4つ

    92

  3. 3つ

    37

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

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2012/03/15

読了!★★★★★ 被害者サイドの話がメイン。事件後の様子が書かれていく。 もちろん遺族も被害者に含まれると私は思う。 遺族に与える損害に対しての罪が追求されることが無いとしても。 大切な人を失う悲しみを与えたことは、犯した罪には含まれずに裁かれるとしても・・・ 既に被害者とな...

読了!★★★★★ 被害者サイドの話がメイン。事件後の様子が書かれていく。 もちろん遺族も被害者に含まれると私は思う。 遺族に与える損害に対しての罪が追求されることが無いとしても。 大切な人を失う悲しみを与えたことは、犯した罪には含まれずに裁かれるとしても・・・ 既に被害者となってしまっている「真一」 今まさに被害者になっていく「有馬」たち。 近しい人が殺された同士でさえも、共感できる部分とできない部分があり、 互いの傷を見せ合いぶつけ合うことで、痛みの原因を手探りしていく。 惹かれ合っても、わかり合えることができないのは切ない。 大切な人を殺されたことが無い人が圧倒的に多い世界で、 大切な人を殺された人のなんと生きにくいことか。 所詮、ジャーナリズムという正義は被害にあったことの無い人の為のもので、 被害者の傷を抉って吹き出す血に眉をひそめ、世の中には怖いこともあるもんだ、 と自分にそのような災難がまさか降り掛からないだろうと思い、 安全なところから猛獣の檻を眺めるがごとくの好奇心を満たしてくれという 読者の欲求に答えているに過ぎないものなのだろうか。 「模倣犯」というタイトルなのに模倣犯が出てこない・・・と思っていたら、やっと言葉だけ出てきた。 まさか、この小説を模倣するなという皮肉・・・ではないよな・・・ 一番最後の一言。あれはやられたわ〜   →5巻へ

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2012/03/14

この4巻目から第3部に入る。 事件の犯人が明らかになり、世間的には事件がひと段落した、その後。 犯人の家族が受ける誹謗中傷、被害者遺族の痛み。事件のまわりにいるのは犠牲者ばかり。本当の悪はどこか?悪いのは、誰なのか? 5へ続く。

Posted byブクログ

2012/02/19

後半戦幕開け。連続殺人事件を追うルポライター目線中心の4巻。新たな登場人物を含め事件の被害者側、加害者側の人間、刑事…本当に沢山の人の目線で話が展開する。それぞれの人物の思惑が交差してゆく中、ついに事件の中心人物が動き出す。捜査が進展しないので、ドキドキ、ハラハラといった感じでは...

後半戦幕開け。連続殺人事件を追うルポライター目線中心の4巻。新たな登場人物を含め事件の被害者側、加害者側の人間、刑事…本当に沢山の人の目線で話が展開する。それぞれの人物の思惑が交差してゆく中、ついに事件の中心人物が動き出す。捜査が進展しないので、ドキドキ、ハラハラといった感じではないが頭を休ませ整理するのに丁度いい。最終巻への期待が高まる。

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2011/11/17

やっと話が進み出した。 ライター前畑さんのルポがついに本になりだした。 真犯人にあっさり接触。 いつ真犯人であることがわかっていくのか楽しみになる展開。 最終巻に期待。

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2011/11/14

1~3巻までの登場人物が複雑に絡み合っていく物語。 被害者遺族、警察、ルポライター、そして犯人が・・・。 個人的にはけっこう好きな巻です。 各登場人物にそれぞれ考え方があり、駆け引きが多いです。 特にルポの姉ちゃんは山あり谷ありのトラブルに孤軍奮闘。 思わず「がんばれ...

1~3巻までの登場人物が複雑に絡み合っていく物語。 被害者遺族、警察、ルポライター、そして犯人が・・・。 個人的にはけっこう好きな巻です。 各登場人物にそれぞれ考え方があり、駆け引きが多いです。 特にルポの姉ちゃんは山あり谷ありのトラブルに孤軍奮闘。 思わず「がんばれ~!」っと言いたくなりました。 全体的に考え方が全く異なる登場人物ばかりなので、 共感できないと怒りが混みあがります。 たった一冊の本が私の様々な感情を出させるのには驚きです。 オススメな作品ですが、全巻読まないと意味ないですね(^^;

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2011/10/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読んでてすごくもどかしかった・・・ 犯人が分かっているだけに、どうして!って気持ちでいっぱい 早く続きが読みたいって思えるものだった

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2011/11/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

さあ、最後に向けて力を溜めるぞーーー っていう巻。 なんなんだこの救われない感は…

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2015/03/18

これは怖かった!  ずいぶん前に読んだ本ですが、確か単行本で2冊だったような気がします。ワタシの宮部みゆきさんの初体験でした。展開が早く、場面がどんどん変わって次のページにいくのが怖いぐらいの面白い本でした。  それ以来、宮部みゆきさんはずいぶん読みますが、やっぱりこの本がナンバ...

これは怖かった!  ずいぶん前に読んだ本ですが、確か単行本で2冊だったような気がします。ワタシの宮部みゆきさんの初体験でした。展開が早く、場面がどんどん変わって次のページにいくのが怖いぐらいの面白い本でした。  それ以来、宮部みゆきさんはずいぶん読みますが、やっぱりこの本がナンバーワンじゃないかな。

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2011/06/10

物語が事件から前に進み始める4巻。 どちらかというとジャーナリストの前畑滋子がメインとなっているように感じられた。 現実では有馬、真一、由美子はあそこまで接触したり行動を起こしたりはしないのではないかと思ってしまう程よく動く。 2巻、3巻の心理描写があまりにも緻密だったため現実に...

物語が事件から前に進み始める4巻。 どちらかというとジャーナリストの前畑滋子がメインとなっているように感じられた。 現実では有馬、真一、由美子はあそこまで接触したり行動を起こしたりはしないのではないかと思ってしまう程よく動く。 2巻、3巻の心理描写があまりにも緻密だったため現実にあったことを書いたようにも感じられるくらいリアルだったが遺族や加害者側の人間が動きすぎて面白くはあるがリアルさを感じることは出来なかった。 妙にドタバタしているような気がする。 しかし網川の口の上手さや周りの取り込み方はとても面白かった。 最終巻に向けて一気に追い込みをかけてきた印象を受けた。

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2011/05/08

■会社のひとにかりました11 登場人物たちがつながりはじめる。ピースはゆみこと接触を図る。 男とか女とか、被害者の親族とか加害者の家族とか、マスコミとかいろんな人のいろんなものがうずまいている。 残り1冊分でどうまとまるのか。。

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