模倣犯(4) の商品レビュー
映画がイマイチだったり、登場人物が多すぎて敬遠されたりでマイナスイメージも付いてしまってる気がして心配なのですが、コレ、相当面白いです。 ミステリーでもありますが、群像劇でもあります。 人間の「気持ち」が描かれている。 「宮部作品は、時代小説のほうがいい。だって人情味が...
映画がイマイチだったり、登場人物が多すぎて敬遠されたりでマイナスイメージも付いてしまってる気がして心配なのですが、コレ、相当面白いです。 ミステリーでもありますが、群像劇でもあります。 人間の「気持ち」が描かれている。 「宮部作品は、時代小説のほうがいい。だって人情味があるから。」という意見を昔聞いたことがありますが、宮部現代ミステリーにも、ちゃんと人情味があります。ミステリーテイストに包まれて見えにくくなってるだけで。 一度目はミステリー要素に引きずられて早く真相がしりたくて人間の気持ちにあまり目を向けずに読んでしまいましたが、しばらくしてもう一度読んでみたら、ヒューマンドラマ的な印象になりました。 二度読み、オススメです。
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何で途中で終わりなんだぁぁ、続きが早く読みたぃぃ!って話でした。冤罪のまま死んでしまった兄の無罪を必死に主張する妹。そんな妹を支えるのが真犯人である黒幕ピース…読んでるのが辛くて堪りません。小説に対してこんな感情を持ったのは初めてなんじゃないかってくらい辛い!
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前畑滋子って人が、なんかちょっと好きになれない。前に読んだのにあんまり印象に残ってないのは、この人に感情移入できなかったからなのかな。自分を愛してくれる人にはどこまでだって甘えていいのか。自分の信じることならばどこまでも突き進んでいいのか。そこんとこが、わからない。
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再読。ストーリーがわかっているからこそのもどかしさ、“ピース”の恐ろしさを感じる。 こんな風に評するのは不適切かもしれないけれど、“ピース”のある意味冷静な部分と、前畑滋子の感情的な部分が対照的。宮部作品を読んで、初めて、この書き方は非常に女性的であると感じた。女性の登場人物への...
再読。ストーリーがわかっているからこそのもどかしさ、“ピース”の恐ろしさを感じる。 こんな風に評するのは不適切かもしれないけれど、“ピース”のある意味冷静な部分と、前畑滋子の感情的な部分が対照的。宮部作品を読んで、初めて、この書き方は非常に女性的であると感じた。女性の登場人物への作者の思い入れ。じわじわとくる怖さがある。
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「楽園」の主人公・前原滋子がようやく動き出す巻。この本でも主人公なのかもしれないが…どちらかというと語り手な気が。 栗橋と和明が死んで、後は解決編なのかと思いきや、ピースの第二幕が上がった。さすがに宮部みゆきは最後まで退屈させない。 ここでも小さなひっかかりで、今度は和明の妹...
「楽園」の主人公・前原滋子がようやく動き出す巻。この本でも主人公なのかもしれないが…どちらかというと語り手な気が。 栗橋と和明が死んで、後は解決編なのかと思いきや、ピースの第二幕が上がった。さすがに宮部みゆきは最後まで退屈させない。 ここでも小さなひっかかりで、今度は和明の妹・由美子が悪いものに捉まってしまう。高井兄妹の両親は結局生きていることになるが、こんな思いをするくらいならきっと自分達が死ぬほうがマシだったというくらいの思いを受けただろうと、読者サイドで勝手に想像してしまう。 そしてこの巻でも、有馬義男の頑張り(強さとは書けない…)に拍手。教養なんかなくても、人としてそばにいてくれたらきっと尊敬できる大人だろう。
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3巻から本当に読むのが苦しい。登場人物、みんな苦しいから。 早く読んで、早く終わらせたいって思った。
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特捜本部は栗橋・高井を犯人と認める記者会見を開き、前畑滋子は事件のルポを雑誌に連載しはじめた。今や、最大の焦点は、二人が女性たちを拉致監禁し殺害したアジトの発見にあった。そんな折、高井の妹、由美子は滋子に会って、「兄さんは無実です」と訴える。されに、二人の同級生、網川浩一がマスコ...
特捜本部は栗橋・高井を犯人と認める記者会見を開き、前畑滋子は事件のルポを雑誌に連載しはじめた。今や、最大の焦点は、二人が女性たちを拉致監禁し殺害したアジトの発見にあった。そんな折、高井の妹、由美子は滋子に会って、「兄さんは無実です」と訴える。されに、二人の同級生、網川浩一がマスコミに登場、由美子の後見人として注目を集めた―。終結したはずの事件が、再び動き出す。
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3巻までのじっくりから、話が動いてきた感じはする。ただどうしても1巻のようなわくわく感のようなものを感じない。 5巻でどのように終息するのか楽しみではある。あと一歩。
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~内容(「BOOK」データベースより)~ 特捜本部は栗橋・高井を犯人と認める記者会見を開き、前畑滋子は事件のルポを雑誌に連載しはじめた。今や最大の焦点は、二人が女性たちを拉致監禁し殺害したアジトの発見にあった。そんな折、高井の妹・由美子は滋子に会って、「兄さんは無実です」と訴えた...
~内容(「BOOK」データベースより)~ 特捜本部は栗橋・高井を犯人と認める記者会見を開き、前畑滋子は事件のルポを雑誌に連載しはじめた。今や最大の焦点は、二人が女性たちを拉致監禁し殺害したアジトの発見にあった。そんな折、高井の妹・由美子は滋子に会って、「兄さんは無実です」と訴えた。さらに、二人の同級生・網川浩一がマスコミに登場、由美子の後見人として注目を集めた―。終結したはずの事件が、再び動き出す。 ~~~~~~~~~~~~~~~~
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あと1冊読み終わってから書けばいいんだけど、それはもうちょい先になりそうなので。 だんだん読むのがつらくなってきました…なんかもーつらいよ!沢山の人が苦しんでる!沢山の人の思いが交差こそすれ交わらない。 宮部みゆきすごいなあ。いろんな人の気持ちを丁寧にしっかりと描いている印象...
あと1冊読み終わってから書けばいいんだけど、それはもうちょい先になりそうなので。 だんだん読むのがつらくなってきました…なんかもーつらいよ!沢山の人が苦しんでる!沢山の人の思いが交差こそすれ交わらない。 宮部みゆきすごいなあ。いろんな人の気持ちを丁寧にしっかりと描いている印象があります。
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