ユージニア の商品レビュー
青澤家で起きた集団毒殺事件。生き残った人間、事件を「忘れられた祝祭」として本にした女、青澤家で唯一生き残り海外に渡った盲目の少女緋紗子。自殺した犯人とされた男の秘密。
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「チョコレートコスモス」を読みたいと思い,まずは「六番目の小夜子」だ!と読んだら「あれ?入り込めない?面白さがわからない?」と思い、次にコレを読んだのだけど、「やっぱ入り込めない…」となった作品。ちなみに「チョコレート〜」も入れなかった。相性?
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あの夏、青沢家で催された米寿を祝う席で、 十七人が毒殺された。 ある男の遺書によって、一応の解決をみたはずの事件。町の記憶の底に埋もれた大量殺人事件が、年月を経てさまざまな視点から再構成される。 あらすじ抜粋
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「彼女はもうなにも考えていない。一人の幼い少女になって、青い部屋の中を、許しと水を求めてさまよい続ける。あの日から続く長い夏を。彼女の、終わらない永遠の夏の中を。」 噂のユージニア読了〜〜。 そんなに驚くほどでもなかったし、夢中にならなかったわけでもなく。。 なんとも普通だなぁ...
「彼女はもうなにも考えていない。一人の幼い少女になって、青い部屋の中を、許しと水を求めてさまよい続ける。あの日から続く長い夏を。彼女の、終わらない永遠の夏の中を。」 噂のユージニア読了〜〜。 そんなに驚くほどでもなかったし、夢中にならなかったわけでもなく。。 なんとも普通だなぁ、というのが素直な感想なのでした。 あまりにも視点が写りすぎてしまってぶつ切りになってしまい、せっかくならあの刑事さんとかを主人公にずっと話が続いていたらまた別の楽しみ方があったのかも。。なんて。 恩田作品は、あうあわないがあるけれど、これは、合わないほうだったかもしれないなぁ。。。 【5/30読了・初読・大学図書館】
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盲目の美少女、大量殺人事件、毒殺、花、詩、 と小説好きを刺激するキーワードをいくつもちりばめて展開しるストーリー。 謎が残る結末や不可解な点はたくさんあるけど、 それを詮索するのはなんだか野暮に感じる。 こういった話はまるごと飲み込んで酔ってその世界に浸りたい。 「夢は繋がって...
盲目の美少女、大量殺人事件、毒殺、花、詩、 と小説好きを刺激するキーワードをいくつもちりばめて展開しるストーリー。 謎が残る結末や不可解な点はたくさんあるけど、 それを詮索するのはなんだか野暮に感じる。 こういった話はまるごと飲み込んで酔ってその世界に浸りたい。 「夢は繋がっているんでしょう?」
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一度読み始めると夢中になってしまう どんどん読み進めていきたくなります だけど、わたしの理解力がないだけなのかもしれないけれど、 いつものことながらきちんと消化できていないもやもやした感じが残る。。
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羨望と畏怖の対象だった盲目の美少女, シミ一つなく咲き誇る百日紅の白い花, お守りになったツユクサ, うだるようなねっとりとした暑さ, 目的の分からない大量殺人, そして,世界を手にした少女。 ゴシック好きの人にはたまらない物語だと思います。 祖父江慎氏による装丁も凝っていま...
羨望と畏怖の対象だった盲目の美少女, シミ一つなく咲き誇る百日紅の白い花, お守りになったツユクサ, うだるようなねっとりとした暑さ, 目的の分からない大量殺人, そして,世界を手にした少女。 ゴシック好きの人にはたまらない物語だと思います。 祖父江慎氏による装丁も凝っています。 ・紙が薄く,裏の字が透けて見える。 ・文が微妙に斜めに印刷されている。 ・カバー表がカバー裏の透かし状態になっている。etc. 外見も内容も,溜め息が出るほど美しい本です。
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この本の主体になっている事件は、起こるべくして起こった事件だったと妙に納得した話でした。 真相ははっきりとは明かされなかったけれど、なんだかハッピーエンドという感じでした。ハッピーエンドというのも変な感じがするんですが。 インタービュー形式で話が進んでいくのでQ&Aみたいな雰囲気...
この本の主体になっている事件は、起こるべくして起こった事件だったと妙に納得した話でした。 真相ははっきりとは明かされなかったけれど、なんだかハッピーエンドという感じでした。ハッピーエンドというのも変な感じがするんですが。 インタービュー形式で話が進んでいくのでQ&Aみたいな雰囲気の本。いろんな解釈のできる話だと思います。
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「誰が世界を手にしたの?」という名キャッチコピーがこの本のすべてを表していると思います。 とにかく謎が謎を呼ぶ構成となっており、不思議な中毒性がある本です。 ですが、完全に謎が明かされるということはないので、そういった作品が苦手な人には勧められないかも。 あと、とにかく装丁が...
「誰が世界を手にしたの?」という名キャッチコピーがこの本のすべてを表していると思います。 とにかく謎が謎を呼ぶ構成となっており、不思議な中毒性がある本です。 ですが、完全に謎が明かされるということはないので、そういった作品が苦手な人には勧められないかも。 あと、とにかく装丁が美しいので、買うなら文庫よりこちらをオススメします。
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地元の有名な資産家・青澤家で、米寿や誕生日の合同祭が行われ、多くの人々が集まった。しかしながら何者かがそこに毒入りの飲み物を差し入れ、乾杯と共に同時に口をつけた参加者達は次々と倒れ、17人もが毒死するという事態になってしまう。そんな中、唯一生き残った少女・青澤緋紗子。彼女に聞け...
地元の有名な資産家・青澤家で、米寿や誕生日の合同祭が行われ、多くの人々が集まった。しかしながら何者かがそこに毒入りの飲み物を差し入れ、乾杯と共に同時に口をつけた参加者達は次々と倒れ、17人もが毒死するという事態になってしまう。そんな中、唯一生き残った少女・青澤緋紗子。彼女に聞けば事件の一部始終はわかるはずだったが、それは無理なことだった。彼女は目が全く見えなかったのである。事件解決は不可能かと思われたが、ある男が自白の遺書を残して自殺したことにより、事件は一応の解決をみた。がしかし、それから数年後、事件のことを書いた本『忘れられた祝祭』をめぐり、事件は新たな展開をみせはじめる。 残されたのは子供とは思えぬ美しい顔立ちをした、カリスマ的雰囲気のある盲目の少女。彼女が一体何を知っているのか、自殺した男は本当に犯人なのか、事件に執着し、「忘れられた祝祭」を書いた雑賀満喜子は一体何を明らかにしたかったのか。物語は「Q&A」と同じく、多数の関係者が事件のことをそれぞれ語っていく中で明らかになっていく・・・という形式なのだが、謎をひっぱるだけひっぱって、最後はなんだかうやむやに終わらせられてしまったのが不完全燃焼。雰囲気はものすごく楽しめたのだけれど、ハッキリしないラストは好きじゃない(こういう読後感も「Q&A」にそっくり)。あと、章によって語り手が変わるわけだが、読んでいても誰なのかわかりにくかったのは自分の読解力のせいなのか?
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