ユージニア の商品レビュー
小説版ツインピークス? 設定から話の進め方までぐいぐい引き込まれて離さない。 何度か読まないと、否、何度読んでも答は見つからないかも。 単行本は装飾等含め最高です。
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背筋がぞっとするようなミステリー小説。 過去に起こった一家毒殺事件をめぐって、 その現場にいた少女が、大学時代に調査をし、 その少女の兄が事件の謎を遺書に残し、自殺したことから 彼女が今度は訪ねてくる。 一家でただ一人生き残った少女。 幼い時に失明し、独自の世界観をもっていた彼女。 彼女が真犯人であることを匂わせながら、 ではなぜ彼女が?どうやって?・・・ と話は展開していく。 実行犯となってしまった青年の心の闇。 事件にそれぞれ関わった人たち。 暗い淀んだ水の中を進むような感じがした。 構成としては、面白いストーリーではあったけれど、 こういうのは苦手。
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「装丁」の保存版で文庫のものと二冊持っています。 装丁=ブックカバーだけど、これは祖父江さんが本文組までやっているので、もうすべてが祖父江さんの世界がとデザインが至る所にされている。まるでミステリーで張り巡らされた伏線のよう。恩田さんのミステリーと本が一体になった、本が内容に絡み付いているような、そんな本。 内容は、恩田ワールドが好きな人にはおすすめしたい。 問題が解決されないミステリーなので、読後感がすっきりするわけじゃない。 謎が解決するためのミステリーではなく、何が謎なのかを見つけ出すミステリー。 あと、読んだら金沢いきたくなります。 私は実際読んだ後、金沢にいってしまいました。 夏に兼六園いっても見るものそんなにないはずなのに、この本を読んだ後はどうしても夏に金沢に行きたくなる。 個人的に、ブックデザインが好きな人には文庫版も読んでみてほしい。 特に祖父江さんの解説が、ブックデザインの解説になっていて、祖父江さんのキャラクターにも吹き出すけれど、普通の人では言い出さないことを言っていておもしろい。 文字が若干ななめに回転させることで、違和感を出しているそうだけどそれ以外に、個人的にはすごく漢字が全体的に一歩前に出て来てる印象がある。読みづらいとかではなく、文章を読む事を忘れてページをぼーっと見ていると、なんかちょっと酩酊感を感じる。
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犯人よりも事件よりも何よりも物語の後半に突如として挟み込まれる雑賀順二の手紙が怖かった。順二の告白が怖かった。 真実はひとつではない、角度を変えて反射する。
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不気味でリアルで暑さが伝わってくるような、じわじわした、小説。 すごいです。余韻を残して終わります。事件は完結したのか。
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これは「逆に」よかった!!!! 何が逆なのかは恩田さんの一連を読んでからコレを読んでいただければわかるかと。 新刊で買っちゃう理由はこういうところにあります。 いきなり、たまに、スマッシュヒット出すんです。 これは説明しがたい。しかし新鮮。 透明感のあるグロ。そして怖く...
これは「逆に」よかった!!!! 何が逆なのかは恩田さんの一連を読んでからコレを読んでいただければわかるかと。 新刊で買っちゃう理由はこういうところにあります。 いきなり、たまに、スマッシュヒット出すんです。 これは説明しがたい。しかし新鮮。 透明感のあるグロ。そして怖くないという恐怖。 おすすめです。
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≪内容覚書≫ 第2の帝銀事件とも言われた大量毒殺事件。 その関係者が10年近く経って書いた小説「忘れられた祝祭」。 そして、小説が書かれてからさらに年月が過ぎた今、 この小説の関係者にインタビューしてまわる人物がいた。 話し手が変わる各章を読み進め、事件の謎に迫る。 いったいあの事件の真相はどこにあるのか。 ≪感想≫ 文章は分かりやすいのに、 物語は分かりにくい。 そんな感じの一冊。 何回か読み直して楽しむべき。 はっきりと犯人を指摘してくれないため、モヤモヤ感が残る。 そのため、考察好きな人にはオススメできるが、 「お前が犯人だ!」という明解なものが好きな人には苦痛が残りそう。 登場人物のほとんどが、なんとなく病的な気がする。 そのせいで全体の印象も病的。 神秘的なヒサコ。 相手になりきるマキコ。 宗教に傾倒する母。 三つ目を求める男。 真実なんて人それぞれ。 投げ出すことにする。
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私の理解力のせいだと思われるけど、最後までもやもやした。 結局どうゆう話?霧がかかったみたいな話だった。 でも文章は読みやすくてキレイ。
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私の人生変えてくれた本その1。装丁、本文デザイン、帯、文体、構成、内容、言葉選び、全てが私のドツボ。 是非ともハードカバーで読んで欲しい一冊!
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美しい、恐ろしい。これが私の好きな恩田陸ワールド。本の装丁も本当に美しい。ハードカバーも単行本も手元に。
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