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ユージニア の商品レビュー

3.8

239件のお客様レビュー

  1. 5つ

    49

  2. 4つ

    92

  3. 3つ

    69

  4. 2つ

    12

  5. 1つ

    4

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2009/10/04

『Q&A』でも使われたインタビュー形式の文章は読みやすかったけど、今回は恩田陸特有の読者を突き放したようなラストに納得がいきませんでした。 というか、今回は恩田ワールドにちょっと着いて行けなかったよ・・・。

Posted byブクログ

2009/10/04

はじめから、ある人の視点から見たインタビュ?みたいな感じに話は進んで行きます。 事件に関係した刑事さんや、その事件に付いて本を書いた作者、その作者を手伝った男性や、被害者の家に使えていたお手伝いさんの娘、犯人とされている人と親しかった人 etc... と、ある人との会話で成り...

はじめから、ある人の視点から見たインタビュ?みたいな感じに話は進んで行きます。 事件に関係した刑事さんや、その事件に付いて本を書いた作者、その作者を手伝った男性や、被害者の家に使えていたお手伝いさんの娘、犯人とされている人と親しかった人 etc... と、ある人との会話で成り立っています。 と言っても、インタビュしてる側、聞き手側のせりふは一切出てこず、そのある人に自分がなっているという感覚で読めます。 途中で事件当日の話に戻ったりし、いろいろと補足説明をしてくれ、何の苦も無く読み進めて行く事ができます。 個人的感想で言えば、最初は、こういう感じの本は呼んだこと無かったので結構戸惑って、これってつまらないんじゃないのって思ったけど、すぐに内容に引き込まれて行きました。 最後の方にある程度の謎の答えが書いてあり、なるほどーという感覚で呼んでいられた。 単に俺に読解能力がないだけだろうか、最後の最後がいまいちよくわからなかったです。 でもそこまでの間に、いろいろな謎は全て明かされているのでそこがわからなくても問題ないかもw その部分におそらく作者の意図が隠されているのでしょう。 こういう作品は始めてよんで結構戸惑ったけど、正直面白いと思った。 でも、普通のミステリで犯人を見つけたり、謎解きしたりするのがすきな人にはあわないかも知れないです。

Posted byブクログ

2009/10/04

個人的にはハマったんだけど、はっきりとした話がスキ!!って人にはオススメできませんね、コレは。 好きな人はすごくハマれるものです。きっと。 あと、読んでいるとだんだんと文字が斜めに見えてきて、言いようのない不安定な気持ちになりますw (コンセプトが「壊れかかった不安定な本」と云...

個人的にはハマったんだけど、はっきりとした話がスキ!!って人にはオススメできませんね、コレは。 好きな人はすごくハマれるものです。きっと。 あと、読んでいるとだんだんと文字が斜めに見えてきて、言いようのない不安定な気持ちになりますw (コンセプトが「壊れかかった不安定な本」と云うコトで意図的に仕組まれたモノですがねw) だれぞ映像化しないかな。とも思わせる世界観たっぷりなお話。

Posted byブクログ

2009/10/04

構成が実に面白い本だった。 ある殺人事件が起こって、その事件の関係者にインタビューする形で物語が進む。伏線の張り方とかが面白かった。

Posted byブクログ

2009/10/04

大量殺人の犯人がはっきりと分からぬまま「誰が善人で誰が悪人なのか?」「誰の証言が正しかったのか」考えれば考えるほど「???」と謎になったまま終盤に入ります。 物事がはっきりとしないと納得できないような読者には物足りなさが残るかも。 犯人探しのミステリーというより、オカルトチック...

大量殺人の犯人がはっきりと分からぬまま「誰が善人で誰が悪人なのか?」「誰の証言が正しかったのか」考えれば考えるほど「???」と謎になったまま終盤に入ります。 物事がはっきりとしないと納得できないような読者には物足りなさが残るかも。 犯人探しのミステリーというより、オカルトチックな作品だと 思いました。

Posted byブクログ

2009/10/04

数年前に起きた、大量毒殺事件を追っていく話。ただ追うのではなく、インタビュー形式に進んでいったり、過去の場面の回想になったり、時には関係のない話に(全く関係ないわけではないけど)する。 犯人については予めわかっているのだが、その答えに対する人々の考え方、居合わせた人々の反応、少し...

数年前に起きた、大量毒殺事件を追っていく話。ただ追うのではなく、インタビュー形式に進んでいったり、過去の場面の回想になったり、時には関係のない話に(全く関係ないわけではないけど)する。 犯人については予めわかっているのだが、その答えに対する人々の考え方、居合わせた人々の反応、少しずつ明らかになる真相など、少しずつ全容が見えてきて、でもまた謎が増えて・・・て感じ。 面白かったけど、最後が「ン?」て感じだった。まだこの人の作品についてよく知らないからかも知れないけど、最後がちょっと納得行かない。何で最後にその人が出てきて・・・みたいな感じだった。

Posted byブクログ

2009/10/04

私の中の「恩田陸」って、こんな感じの作品を書く人だったりする。 あらゆる人間の証言を書き続けて行くことによって事件の形を徐々に見せていくという趣向は珍しくは無いけれど、成功している部類だと思う。

Posted byブクログ

2009/10/04

過去に起きた大量殺人事件を複数の人たちが語っていく形式です。 事件の謎解きももちろんですが,登場人物たちのものの捉え方,人生観に共感できる部分がありました。

Posted byブクログ

2009/10/04

母親の大いなる推薦により読んでみた。あまりに期待が高すぎて、いや、そこまでは・・・。と思ってしまったが、もちろん面白かった。普通以上には。 推理小説。というか、なんというか、だけど、面白い心理小説。寂しさとか、いろんな人の生き方とか重いとか、良かった。 ただ、最初は読みにくかった...

母親の大いなる推薦により読んでみた。あまりに期待が高すぎて、いや、そこまでは・・・。と思ってしまったが、もちろん面白かった。普通以上には。 推理小説。というか、なんというか、だけど、面白い心理小説。寂しさとか、いろんな人の生き方とか重いとか、良かった。 ただ、最初は読みにくかった。しかし、3分の2くらい読んだところから、なんだかものすごい怖くなってきた。何がって良くわかんないんだけど、寝るのとか、一人で歩くのとか。こう、なんだか日常に恐怖を覚えた。そんだけ影響を与えられるような本でした。

Posted byブクログ

2009/10/04

ある町で起きた大量毒殺殺人事件について、その関係者へのインタビューだけで構成される不思議な1冊。話が進むにつれ新たな真実が見えてくる。「Q&A」に酷似してますが、終わり方はこちらの方がきれい。

Posted byブクログ