チルドレン の商品レビュー
この作家さん、やっぱり面白いです・・・ 五編の短編からなると思いきや、読み終わるとその五編が一つのお話に繋がってるというカラクリを見せてくれます。 主人公の陣内さん、家裁の人なんだけど、読んでてイン・ザ・プールの伊良部先生を彷彿とさせました。 こんな人物いたら確実に惚れます...
この作家さん、やっぱり面白いです・・・ 五編の短編からなると思いきや、読み終わるとその五編が一つのお話に繋がってるというカラクリを見せてくれます。 主人公の陣内さん、家裁の人なんだけど、読んでてイン・ザ・プールの伊良部先生を彷彿とさせました。 こんな人物いたら確実に惚れます(笑) ユニークなんです。 例えば、オヤジ狩りにあってるオヤジを助けるのに狩ってる若者ではなく、オヤジを殴ります。 これには後に意味を持つのですが、狩られているオヤジさんは一発殴られてノックアウトしたらこれ以上狩人の若者、手の出しようがありません。 陣内さんの変体ぶりに恐れおののき立ち去りました。 こんな撃退法、ありえないけど”なるほど・・・”と思ってしまった自分が怖い(笑) 陣内さんは独自の方法で非行少年に愛の手を差し伸べます。 誰にも真似できない方法で更正に導きます。 ね、イン・ザ・プール、空中ブランコを読んだ方なら伊良部先生とダブルでしょ? ダブルって言うと、いい意味に取られない事多いですが、この場合はいい方に解釈して下さいね♪ その他の登場人物、全盲の永瀬くんのキャラもいい・・ 盲目という知らない世界を研ぎ澄まされた感性で世の中を見ています。 生まれた時から目の見えない永瀬くんはそれが彼の世界。 陣内さんはそんな永瀬くんの世界をちっとも特別なことと受け止めず、飄々と接します。 物語だけど素晴らしい・・・・ 私はどうも”ユニーク”とか”型破り”とかに気持ちの良さを感じるタイプのようです。 陣内さんのこの先の姿、是非、読んでみたいものです。
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ちょっとイレギュラーなんですが、私はこれが一番好き。(大抵の人は陽気なギャングが一番好きって言うけど)盲目の彼がすきなんです。本当好き。 これも続き出ないかなぁ・・・この3人(いや4人?)の組み合わせは本当に好きなんだ。
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確かこの本で井坂さんを知ったのかな。 子供向けだけど大人も楽しめる本かな。 友達にかして帰ってきただろうか…うーん
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これを推すくらいなら「陽気なギャング〜」の方がいいのかもしれない。作りは「ラッシュライフ」に比べるべくもないが、中・高校生に読んでほしい作品。
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とある企画が切っ掛けで知った作者です。 面白いんだろうなぁと思いながら読み始めたら、本当に面白いの何のって。グングン読み続ける事が出来ました。 個人的には「チルドレン?」が一番好き。何故、単行本になってないんだ!!(バス読にはハードカバーは辛い)
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破天荒な陣内君が人気の様ですが、知的な盲目青年永瀬君の方が好み。 こんな人と会話するのはきっととても楽しい。
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突拍子も無くて、それでいて憎めなくて・・・ 世の中を違うベクトルで見れる人が周りにいたら、何と大変で楽しいものなんだろう。
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5つの短編集。それぞれに「陣内さん」が脇役キャラで出てます。この陣内さん、なかなか滅茶苦茶なキャラ。でも、とてもカッコいい!伊坂作品の中では明るい作風なのが良いです。
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伊坂幸太郎氏はじめて読みました。何だか独特の世界観で不思議な感じがします。スラっと読めるし、ほんわかしてて良いんじゃないでしょうか?
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陣内さん好きだ。友達にいたら確実にイラッとくるけどでも好きだ。 「何で俺には金くれねーんだよ」みたいなセリフがすげーって思った。さすが陣内。 永瀬も好きだ。
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