チルドレン の商品レビュー
陣内さん大好き。変わっているけど、なんだかすごくカッコイイ!伊坂幸太郎さんの本は読んだ後すごく爽快感があります。
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陣内の破天荒なキャラが、某弁護士ドラマの9Z先生を彷彿とさせる…(笑)笑えて、心がちょっとホッとする、そんな5つで1つの物語。
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短編集かと思ったら、それぞれの話がリンクしていておもしろかった。旅行に持っていったのだけど、さらりと読めてよかった。伊坂さんの作品の登場人物は味がある。陣内はいうことがめちゃくちゃだけど、憎めない面白いやつ。(2006/5/9)
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5篇の連続する短編集。 陣内という、熱い男の物語が、 周囲にいる複数の人たちの視線で描かれている。 家裁調査員の陣内が起こす、小さな奇跡の物語。 「子供のことを英語でチャイルドと言うけれど、 複数になるとチャイルズじゃなくて、チルドレン。 1人きりでいるときは問題が...
5篇の連続する短編集。 陣内という、熱い男の物語が、 周囲にいる複数の人たちの視線で描かれている。 家裁調査員の陣内が起こす、小さな奇跡の物語。 「子供のことを英語でチャイルドと言うけれど、 複数になるとチャイルズじゃなくて、チルドレン。 1人きりでいるときは問題がなくとも、 集団になると歪み、別物になる。子供はそういう性質だ。」 だから「俺たちは奇跡を起こすんだ」 陣内のむちゃくちゃな正義感。 まわりの人間を変えてゆく力を持つ人間。 こんな人間がいたら、私もきっと引き寄せられるんだろうな。 そして彼の歌に酔わされたい。
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1話:銀行で強盗に遭遇する。主人公の友人、陣内が犯人にはむかう。Johnの歌を歌う。全盲の人質から、犯人と銀行員がグルと声から判断。順番に人質が開放されると犯人はいない。的中。陣内は30万円机からくすねていた。 2:少年を更正させるのが主人公の仕事。先輩が陣内。先輩が読ませる本が...
1話:銀行で強盗に遭遇する。主人公の友人、陣内が犯人にはむかう。Johnの歌を歌う。全盲の人質から、犯人と銀行員がグルと声から判断。順番に人質が開放されると犯人はいない。的中。陣内は30万円机からくすねていた。 2:少年を更正させるのが主人公の仕事。先輩が陣内。先輩が読ませる本が芥川の朱儒の言葉。彼、独自の更正方法。泥棒に来た男を父親のふりをさせる少年。仕事で頭を下げる父親が陣内のバンドでVocal。離婚仲裁の仕事に変わった主人公が担当する大学教授の不倫相手が、その妻。陣内がバンドをする理由は、大人が、かっこよければ子供はぐれない。最後の話は全盲の彼。陣内に会いに行くと、足音が変だ。盲導犬の反応もおかしい。演奏しているはずが、熊の縫いぐるみでフーセンを配るバイトを陣内はしていた。ショートかと思ったが、各章で主人公が異なるが、陣内が必ず登場。陣内の主人公の話はなし。
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伊坂氏曰く『短編のふりをした長編』。 彼の作品の中ではもっともミステリらしいかも知れません。バンクの強盗消失には舌を巻きました。
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我が道を行き、確立した考えをもった陣内さんが魅力的です。あっ、そういう見方もあるのかと思わされることが結構ありました。例えば、「何でお前がもらえて、俺がもらえないんだよ」 とか。周りの語り手も好感が持てるキャラクターで、陣内さんに振り回されてるなーという感じで面白かったです。
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短編集なのに話が繋がっている。時間軸も前後しているからこそ楽しめる部分も多々。陣内や永瀬、武藤など魅力的な登場人物もいっぱいでてきますv
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伊坂作品でたまたま最初に手にしたのがこの本だったけど... 伊坂作品で最初に読んだのがこの本で本当に良かったと思う! 陣内にかかれば『こしあん美味いか?』という台詞にさえ笑いを感じられます・笑
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2005年度本屋大賞の第5位。登場人物たちも魅力的で、ストーリーも面白い。何よりイサカ節とも言うべきセンスの良いセリフが、そこかしこに炸裂していて非常に面白かったです。
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