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本当はちがうんだ日記 の商品レビュー

3.8

116件のお客様レビュー

  1. 5つ

    19

  2. 4つ

    47

  3. 3つ

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2023/07/19

★その日から私の本番が始まった。(p.205) 図書館で『にょっ記』を読んで興味ひかれていた著者です。/自分と世間のズレのようなものを書いてはります。/なんかふしぎにこわい気もしますが僕のなかにも似たようなパーツがあるような気もします。/どのページを見ても「名言」を拾えます。/...

★その日から私の本番が始まった。(p.205) 図書館で『にょっ記』を読んで興味ひかれていた著者です。/自分と世間のズレのようなものを書いてはります。/なんかふしぎにこわい気もしますが僕のなかにも似たようなパーツがあるような気もします。/どのページを見ても「名言」を拾えます。/まあ、なんというか、う~ん、すごいひとです。 ■簡単なメモ 「エスプレッソ」苦くて飲めないのに素敵だから好きとか。とあるテレビ番組によるとエスプレッソは砂糖を大量投入しコーヒー味の砂糖をジョリジョリ味わうスイーツなのだとか。知らんけど。《実は、今ここにいる私は「私のリハーサル」なのである。》p.9 「愛の暴走族」とあるアンソロジーで読んで「怖っ!」と思いました。この本を手に取った直接の理由です。《彼らはベツモノになってしまった。》p.18 「硝子人間の頃」《何かに感動するひとは鈍感なんじゃないか、と今の私は思う。》p.124。ああ、それはそうかも。 「みえないスタンプ」たぶんそれはあるでしょう。 「いっかげん」たしかにいっかげんはこわいです。 「ロマン文庫の皮剥き」え、富士見ロマン文庫って金子國義さんのカバー絵やったの? 守備範囲外やったからまったく知らへんかった。惜しいことした・・・とはいえやっぱ買うことはなかったやろなあ。 「止まっている」自分のなかで「止まっている」もの。考えてみるといろいろ出てきそうです。でもジャニーズが江木俊夫で止まってるってのは早すぎへん? 「知らないこと」まあ、いくつになっても知らんことは出てきて不意に恥かくことありますね。死ぬまで知らへんかった方がよかったかもと。 「この世の大穴」誰もがが最後に吸い込まれる大穴。そこはすべてを許し穏やかで・・・って考えるとたしかにちょっと残念かも?

Posted byブクログ

2022/10/24

あ、もう、今が将来なんじゃん。 ちょっとニヤける淡々としたエッセイ。 だと思って読んでたんです。 突然核心を付いてくる言葉に出会って目眩がする。 人生のリハーサルと本番。 本番しかないのにね。

Posted byブクログ

2022/07/01

夜中に真っ暗な中ハチミツパンでベトベトとか無理ー。やっぱりどっかが凄いとどっかがダメなんだろうな。面白いお方。

Posted byブクログ

2021/09/21

友達に面白いよ、と穂村さんの本を教えてもらったのが、2000年頃。このブグログでもカテゴリーを作るくらい、特別な人。最近はというと、私が持っている図書館利用カードで複数の図書館が利用できるのだけれど、新たな図書館に行った時に、穂村さんの本を探して借りるという新習慣ができた…この本...

友達に面白いよ、と穂村さんの本を教えてもらったのが、2000年頃。このブグログでもカテゴリーを作るくらい、特別な人。最近はというと、私が持っている図書館利用カードで複数の図書館が利用できるのだけれど、新たな図書館に行った時に、穂村さんの本を探して借りるという新習慣ができた…この本が2冊目の適応。少し前に読んだ「図書館の外は嵐」はいつもの図書館で借りて読んだもの。2019年の「蚊がいる」が最初。今回もう1冊借りているのでゆるい流動的なマイルール。図書館めぐりの楽しみにもしたいと思う。 この本は装丁がかわいくてたまらない。ブクログで書名で入力すると文庫本しか出てこないのだけれど、スマホアプリでバーコード読み取りをしたらすぐにかわいい表紙版が出てきた。うれしい。 将来何をする?今がもう将来じゃん…薄々気づいてはいたけれど、やっぱり今がもう将来なんだ。じゃあ、これから来る未来は何だ?分からないけどきっとそんなに暗くない。 これも少し前に、スマホの記事で穂村さんが緑内障と診断されたことを機に退社し結婚もしたという記事を読んだ。年月が経ったけれど、今もご活躍されていること、本当によかった。この本に一度だけ、急に現れた「妻」の記載も、そんな背景があってのことだったんだ。お二人で本を買っていた風景を、この本を借りた図書館への行き来の道と自分で勝手に重ねて読んだ。

Posted byブクログ

2020/05/05

穂村さんの若い頃や独身時代のエピソードは、何故か宮下草薙の草薙さんが一人語っているような気持ちになります。 このタイミングで、ふっと力の抜ける本。図書館が臨時休館になる前に借りられてよかった。

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2020/02/02

図書館で借りて。穂村さんの本結構好きだけどすぐ読み終わってしまうのでなるべく図書館で借りることにする。 2005年出版とちょっと前の本で、前半穂村さん独身。やはり最近の本の方が面白いような気がする。さらっと読みました。

Posted byブクログ

2019/08/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

*最高にヘンで笑える恋愛&人生考察エッセイ。 人生はまだリハーサル。いつか素敵な自分になって誰かに丸ごと愛されるはず。そう思ううちに老眼の四十男に。「本番」は始まっていたのか!? 恋愛と人生にぐるぐる悩む臆病歌人の独白的エッセイ* とっても繊細で臆病なのに、ユーモアと観察眼に優れていて心の中は饒舌なのが最高にイカした1冊。面白くて笑っちゃうんだけど、急にほろりとさせられる一文が差し込まれたり、ラスト数行でくるりと世界観が変わるところがすごい。なぜか少し寂しくて、人恋しくなるようなエッセイ集。

Posted byブクログ

2019/05/15

「おすすめのエッセイを教えて下さい」という(誰かの)質問に対してオススメされていたので、図書館で借りて読んでみた。他人に対する感じ方というか、言葉は悪いけど”後ろ向きさ”が非常に共感できて大変面白く読めました。すごく納得する言葉も多くて掘り出し物でした! 誰かの質問に答えてオスス...

「おすすめのエッセイを教えて下さい」という(誰かの)質問に対してオススメされていたので、図書館で借りて読んでみた。他人に対する感じ方というか、言葉は悪いけど”後ろ向きさ”が非常に共感できて大変面白く読めました。すごく納得する言葉も多くて掘り出し物でした! 誰かの質問に答えてオススメしてくれた誰かさん、ありがとう!!

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2018/10/27

再読でした。 元彼の怖い話のところで、思い出した。 でもそのあとは、さっぱり記憶に残ってなくて。 初めて読むのと同じ感じで楽しめました。 基本的に、ちょっとへたれで情けない筆者のエッセイなのだけど、 胸にある、「何者か」への渇望が共鳴するんですよね。 すごいいいライブ観たあと...

再読でした。 元彼の怖い話のところで、思い出した。 でもそのあとは、さっぱり記憶に残ってなくて。 初めて読むのと同じ感じで楽しめました。 基本的に、ちょっとへたれで情けない筆者のエッセイなのだけど、 胸にある、「何者か」への渇望が共鳴するんですよね。 すごいいいライブ観たあとの、 「自分はなんて・・・」ってがっくりするところとか。 大きなものを見て、 「大きい! すごい!」って、純粋にその想いだけで感動出来ないの。 「それに比べて自分は・・・」って、内省がきちゃう。 自意識が肥大化しているんだろうね。 それをもてあましてる。 軽く読める面白いエッセイなんだけど、 そういう、著者と共鳴するところも楽しめる一冊。

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2017/12/03

今はまだ本番じゃなくてリハーサルだからって言い聞かせる穂村さんが段々かわいく見えてきました。生活していると他人に引け目を感じたり自分はだめだなあと思うことはたくさんあると思うけど、それを自虐してうまく笑いに変えていて楽しかったです!(本人にとっては本気で悩んでいるかもしれないけど...

今はまだ本番じゃなくてリハーサルだからって言い聞かせる穂村さんが段々かわいく見えてきました。生活していると他人に引け目を感じたり自分はだめだなあと思うことはたくさんあると思うけど、それを自虐してうまく笑いに変えていて楽しかったです!(本人にとっては本気で悩んでいるかもしれないけど)

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