本当はちがうんだ日記 の商品レビュー
今はまだ本番じゃなくてリハーサルだからって言い聞かせる穂村さんが段々かわいく見えてきました。生活していると他人に引け目を感じたり自分はだめだなあと思うことはたくさんあると思うけど、それを自虐してうまく笑いに変えていて楽しかったです!(本人にとっては本気で悩んでいるかもしれないけど...
今はまだ本番じゃなくてリハーサルだからって言い聞かせる穂村さんが段々かわいく見えてきました。生活していると他人に引け目を感じたり自分はだめだなあと思うことはたくさんあると思うけど、それを自虐してうまく笑いに変えていて楽しかったです!(本人にとっては本気で悩んでいるかもしれないけど)
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今はまだ人生の本番前。 穂村弘は繊細に生まれすぎたのかもしれない。世界についていけなくて戸惑う日々をユーモラスに描いたエッセイ。そのズレがきっと歌になる。定型の処理が出来なかったり、あだ名に守られていなかったり、素敵側へ行けなかったり、みえないスタンプがたまったり、いっかげんあ...
今はまだ人生の本番前。 穂村弘は繊細に生まれすぎたのかもしれない。世界についていけなくて戸惑う日々をユーモラスに描いたエッセイ。そのズレがきっと歌になる。定型の処理が出来なかったり、あだ名に守られていなかったり、素敵側へ行けなかったり、みえないスタンプがたまったり、いっかげんある人が怖かったり。自分にもうっすら覚えがあるような、自意識過剰の日々。いつか始まるはずの人生の本番は、いつまで待っても始まらなくて。「本当はちがう」と言ってられない、とっくに始まっている日々に気付いて、格闘する日々。
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穂村さん…。 一話目から、倒錯した世界観。 圧倒的歪み。脳内にひずみが巻き起こる。 世界が歪むこの感じが味わいたくて、穂村さんの本を求めてしまう。 しかし、しかし、しかし、。。。 本当はみんな(生をうけたヒトすべてが…)、唯一無二なのではないのか? 何冊か読むうちにそんな思いも頭...
穂村さん…。 一話目から、倒錯した世界観。 圧倒的歪み。脳内にひずみが巻き起こる。 世界が歪むこの感じが味わいたくて、穂村さんの本を求めてしまう。 しかし、しかし、しかし、。。。 本当はみんな(生をうけたヒトすべてが…)、唯一無二なのではないのか? 何冊か読むうちにそんな思いも頭をもたげてきた…。
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"「電車のなかで本を読む女性の口元に微笑が……」 先日も、いつものように陶酔しながら熱く語った。 私が話し終えたとき、静かに聞いていた若い友人のひとりがこう云った。 「でも、『本』のイメージに必ず『女』がセットでついてくるというのは、真の本好きじゃありませんね。それは女...
"「電車のなかで本を読む女性の口元に微笑が……」 先日も、いつものように陶酔しながら熱く語った。 私が話し終えたとき、静かに聞いていた若い友人のひとりがこう云った。 「でも、『本』のイメージに必ず『女』がセットでついてくるというのは、真の本好きじゃありませんね。それは女好きです」 鋭い意見にショックを受ける。"[p.152_真の本好き]
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又吉さんが穂村さんのエッセイ面白いって言ってたよ。だから読んでみたのやで。 おもろいやんけー!エスプレッソを美味しく飲むために素敵レベルを上げたり、お好み焼き屋で「マヨネーズください」と言えなかったり、現れては消える常識やルールに戸惑ったり・・・。共感のポイントを突くのが本当に上手。又吉や若さましかり、やっぱり過剰な自意識を持つ人っていろんなこと考えてるからおもろいんかな。ほんで「セックスはきれいになる」が2回出てきたあたり、よっぽど気になるフレーズやったんやろな、かいらしわ。 そして「エスプレッソ」の今ここにいる私は「私のリハーサル」からの、あとがきへの華麗なブーメラン。あとがきの内容にわたしはギクリとする。人生の本番が訪れる日を待っているのはわたしも同じじゃないか。汚くても、下手くそでも、なんでもいい。ぐちゃぐちゃに色を塗り始めよう。
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三浦しをんのエッセイをお風呂とかでよく読むんだけど、何度読んでも面白い。そんな感じ。 エスプレッソが不味いのは自分が素敵レベルに達していないせいとか、ジムで修行僧とあだ名をつけられたり、女友達の風邪のお見舞いに行くのにペヤングとUFO持ってってお湯沸かしてもらって自分で食べるとか、 著者には是非ともこのままでいて欲しい。間違ってもマトモにはならず自分の道を貫いて欲しい。
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「エスプレッソ」や「あだ名」で共感の渦に巻き込まれた。 あと「DVD」のわかんないまま書いた感が好き。
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三浦しをん「三四郎はそれから門を出た」からこの本にたどり着いた。共感できることが多い。人生のリハーサルはすでに終わり、まさしく今が本番中なんだと自覚させられた。
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相変わらず面白くて穂村さんに外れなし。過剰なまでの自意識によって自然に振る舞えないところに共感してしまう。ただ面白いだけでなく、Ⅲの章では涙が出た。「キスの重み」と「それ以来、白い杖を~」に出てくる二人組それぞれの、お互いを慈しみあっている姿の美しさと切実さ。
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読メでどなたかのレビューを読んで図書館へ。 10コ上の人が10年前に書いたエッセイなのでちょうど同い年くらいの時の本だな。 いやあ、同年代のダメな人の書く本はホント面白い。 まあダメと言っても執筆してお金を稼いでいるのだから明らかに僕よりかは立派なんだけどね。 でもこういうダメな人が大好きである。 あとほら久米田康司とかも好きだし。 とにかく気持ちが分かるというか、いい歳なのにいつまでも子供というか、そういう感覚がいいです。 よくわかります。 あれですよね。 周りの人は全員年上。 いくつになっても(笑)
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