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サウスバウンド の商品レビュー

4.1

339件のお客様レビュー

  1. 5つ

    122

  2. 4つ

    121

  3. 3つ

    69

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2011/09/15

元過激派の父に悩まされる主人公。 男の子の視点で描かれてて読みやすかったです。 前半は東京での生活、後半は移住した沖縄の西表島での生活が描かれた2部構成。 ハチャメチャな父さんだけど、かっこよくてステキな父さんです。 トヨエツ主演の映画も観てみたい。

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2011/08/13

全体としては面白かったが、前半の子供達のいじめの話はやりきれない気持ちになった。邪悪な子供の話は嫌だなぁ。小学6年生にして父親を冷静に分析しているというのも不思議だった。

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2011/08/04

 奥田英朗の直木賞受賞第一作。  彼の小説はとぼけた味わいが魅力だが、本書でもその実力をいかんなく発揮。  今どき学生運動の火種をくすぶらせアナーキーな生活を続ける「元過激派」の父。そんな父に振り回されっぱなしの息子・二郎。父と学校とのトラブル、上級生のいじめ。ただでさえ問...

 奥田英朗の直木賞受賞第一作。  彼の小説はとぼけた味わいが魅力だが、本書でもその実力をいかんなく発揮。  今どき学生運動の火種をくすぶらせアナーキーな生活を続ける「元過激派」の父。そんな父に振り回されっぱなしの息子・二郎。父と学校とのトラブル、上級生のいじめ。ただでさえ問題が多いのに二郎の家庭にはさらにややこしい事情があるらしい。  後半、物語の舞台は沖縄の離島に移り、やがて二郎たち一家は新しい価値観を見つけていく。  面白いのは、大人たちの行動に二郎が子供の視点でいちいちツッコミをいれていく部分だ。勝手気ままな父親にそれをとりまく大人の事情。子供って本当に大変だなあと苦笑いしてしまう。  南の島に移住して都会にはない豊かさを求めるという展開は、沖縄出身の僕としては若干先が読めてしまうが、皮肉な語り口と痛快なストーリーで感触は非常に爽快。

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2011/07/05

 父親としてだけでなく、人としてこんな純粋な真直ぐな人間になれたらすごい、と思います。ラストのほうで二郎にかける言葉、結構 ぐっ ときました。シーズン的にも夏の課題図書的ですね。

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2011/06/30

初期のイジメの話は読むのがイヤで読むのを何回もやめようと思ったけれど、最後まで読んで本当に良かった!この本を読むと西表島に行ってみたくなる。西表島のユイマール=(互いが助け合って生きていく昔からの習慣)に憧れる。感動するセリフがたくさんある本だった。

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2012/02/05

久しぶりに読み直しました。 あ~やはり面白いね~ 長男なのに二郎君の小学校での普通の出来事に 父、一郎さんの頑固なまでの まっすぐとしたスタイル。 面白いです。 後半の西表島のお話も最高です。 心が安らぎ踊りました。

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2011/06/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

僕のお父さんは元過激派です、で映画化もされた本。 父親の潔さに泣いた。 理想を貫いて生きるのは社会では難しいと何となく分かって いろんなことを考えないよう生きてるのに、一郎さんは素敵すぎる。 読後、映画「サウスバウンド」の予告編を見て 家が壊されそうになるシーンで目の奥がジーンときた。 トヨエツが今までの10倍くらいかっこよく見えた。

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2011/09/02

http://blog.happyblossom.boo.jp/?search=%A5%CF%A5%C1%A5%E3%A5%E1%A5%C1%A5%E3%A4%CA%A4%B3%A4%F3%A4%CA%A4%

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2011/06/10

とにかく面白い。 主人公は小学6年生の二郎。 舞台は前半は中野区中野、後半は西表島。 父は元革命家、税金払う必要なし、義務教育不要 って感じで常識でははかれない意識の持ち主。 それゆえ、主人公の周囲にはさまざまなトラブルが。 でもひとつひとつ乗り越えて立派に成長してい...

とにかく面白い。 主人公は小学6年生の二郎。 舞台は前半は中野区中野、後半は西表島。 父は元革命家、税金払う必要なし、義務教育不要 って感じで常識でははかれない意識の持ち主。 それゆえ、主人公の周囲にはさまざまなトラブルが。 でもひとつひとつ乗り越えて立派に成長していく。 前半は主人公が中学生の悪に苦しめられつつ それに対峙していく物語で、後半は西表島に 移住してからの家族の生活の物語。 すごく面白い。私は後半の方が好きだったけど、 とにかくさっぱりすっきり爽快な読後感。 また忘れた頃に読みたい。

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2011/06/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2011.06.中野に住む二郎は、いつも中野ブロードウェイで友達と遊んでいた。父は元過激派で仕事もせず家でごろごろしていた。中学生のカツに因縁をつけられていたが、父の元仲間のアキラおじさんがカツの腕を折ってしまう。そのアキラおじさんは革共同の派閥争いの相手を殺してしまい逮捕される。報道陣や公安が連日のように家に押しかける中、一家で西表島に引っ越す。島の人は親切で廃屋の修繕を手伝い、食べ物も分けてくれる。父も野良仕事をするようになった。ところが、その土地はリゾート開発予定地だったのだ。開発業者の前に父と母は立ちはだかる。マスコミにも大々的に取り上げられる中、ついに父と母は逮捕される。しかし、二人は公民館から逃げ出し南の島へ行く。今ひとつ.

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