永遠の仔(1) の商品レビュー
重度の病気を患った人たちが入院する病院、その中でも心の病気の子供たちが入る病棟。そこへ入院してきた優希が、「ジラフ」、「モウル」と出会う。 その出会いのところと、17年後の再会の場面が描かれた第一巻。まだまだ話は始まったばかりたけど、引き込まれる雰囲気がある。このあと物語がどう...
重度の病気を患った人たちが入院する病院、その中でも心の病気の子供たちが入る病棟。そこへ入院してきた優希が、「ジラフ」、「モウル」と出会う。 その出会いのところと、17年後の再会の場面が描かれた第一巻。まだまだ話は始まったばかりたけど、引き込まれる雰囲気がある。このあと物語がどうなっていくのか実に楽しみ。 そして冒頭、霊峰 石鎚山の遥か頂に辿り着くシーンがとても印象的だった。ここで何が、どうして起きたのかも次巻以降明かされていくんだろう。
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- ネタバレ
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とある病院で生活をともにした男女3人。 その3人が、数年の時を経て再開するまでの話。 たぶん最後の方の河原での事件は、やっぱり彼女の仕業なんでしょうね。。。やっちまったね。 この先どうなるんだろうな~、楽しみ楽しみ。 でもあと4巻もあるのね。。
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児童虐待などの家庭的な問題から児童養護施設で育った3人の主人公が、弁護士、警察官、看護師となって再会する。 第53回日本推理作家協会賞を受賞、また同年の『このミステリーがすごい!』で国内部門1位。
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まだ「起」にあたる部分だし、登場人物紹介くらいの内容で終わっているから、今のところ、そんなにとりたてていうべきことはない。引き込まれやすい流れになっているから、どんどん先が読みたくはなる。今年はこの作品から自分の読書体験を始めるけど、まずは掴みはオッケーって感じでしょうか。
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ストーリーにぐいぐいと引っ張り込まれていく。自分が忘れいた少年期に感じていた考えがオーバーラップした。
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仕事中毒な看護師、やり手の若手弁護士、不器用な生き方をする刑事。モールやらジラフやら動物の渾名と共に重い過去を持つ彼らが再会したことで進んでいくドラマ。
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ハードカバーの方では 上・下巻ですが私は例によって文庫本を手に入れましたので全部で5巻です。 随分前の話になりますがドラマ化された時、原作を読んでみたいと思っていました。 でもドラマを観ていくウチに読みたい気持ちが薄くなってました。 手にしたのは、やはり文庫本になってたからです。...
ハードカバーの方では 上・下巻ですが私は例によって文庫本を手に入れましたので全部で5巻です。 随分前の話になりますがドラマ化された時、原作を読んでみたいと思っていました。 でもドラマを観ていくウチに読みたい気持ちが薄くなってました。 手にしたのは、やはり文庫本になってたからです。 やっぱりね、映像化されたものを観てしまうと どうしても文字を追ってる時その場面が浮かんでしまって主な4人の人物(奈緒子もね)の顔が役者さんでした。 それが少し哀しかった。 やっぱり なんの先入観もなく読みたいなぁ。。 私は、笙一郎が残念でなりません。 本当に。 この話には言葉で表せない思いが沢山ありました。 すべてのタイミングがもっと早ければ全く違っていただろうな とか。 思っても仕方ない事をグジグジ考えてしまったし。やっぱり、しばらく引きずりました。
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それぞれに暗い過去を持つ三人が18年ぶりに再開する。三人だけが共有する秘密、想いは解き明かされないまま少しずつ仄めかされるように物語は進む。過去のトラウマから、現実とは溶けきれない三人、救いを求めるように過ごした18年を超えて再び再開した時、それまで止まっていた時間、想いが動きだ...
それぞれに暗い過去を持つ三人が18年ぶりに再開する。三人だけが共有する秘密、想いは解き明かされないまま少しずつ仄めかされるように物語は進む。過去のトラウマから、現実とは溶けきれない三人、救いを求めるように過ごした18年を超えて再び再開した時、それまで止まっていた時間、想いが動きだす。この世界に三人の救いはあるのか。物語は動き出す。
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読了後、悲しい気持ちでいっぱいになり、涙涙になった私でした。 久々に読み応えのある本に出逢ったなぁ~としばらく感動に浸っていたほどでした。 やるせないよぉ~。クライマックスも凄くいい。 帯に「人は救いを求めて罪を重ねる」と書いているが、正にその通りの内容。 偶然再会してしまった3...
読了後、悲しい気持ちでいっぱいになり、涙涙になった私でした。 久々に読み応えのある本に出逢ったなぁ~としばらく感動に浸っていたほどでした。 やるせないよぉ~。クライマックスも凄くいい。 帯に「人は救いを求めて罪を重ねる」と書いているが、正にその通りの内容。 偶然再会してしまった3人。切っても切れない絆。こんなことがあってもいいんだろうかとマジで悲しくなった。 人間は時として「もし、あの時・・・」って思うことがあるよね。 この3人もそう。あの時に話をしていれば・・・こんな事も起きなかったんだろうなぁ~なんてフと思ってしまった。 誠実に生きている3人なのに。 テーマは「児童虐待」なんだけど、不条理に虐待を受けてしまった子供たちの心の傷の深さの描写がとても痛い。 子供は親を選ぶことができないしね。 それでいて隣人、時には相方が見て見ぬふりするし。これにはメチャ腹が立つ!! あ~ホントせつない。 本書は文句なしに私の5つ★本となりました。 残念だったのは著者の天童氏が本作品で直木賞を取れなかったことだわね~。 私は是非受賞し、もっともっと「虐待」に世間の目が向くようになってほしいなぁ~と思ったんですけどね。 前にたまたまドラマのビデオを観る機会がありました。 中谷美紀、椎名桔平、渡部篤郎がイメージにぴったりだったし、この3人の静けさがとってもよかったと思いました。 このドラマもオススメです!暗いけどね・・・。
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痛みに彩られすぎた命の彷徨と希望の物語。悲しいけれどこれが唯一の救いだったのかもと思えるラストに胸を衝かれました。全巻持ってます。
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