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永遠の仔(1) の商品レビュー

4

130件のお客様レビュー

  1. 5つ

    43

  2. 4つ

    43

  3. 3つ

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  4. 2つ

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文庫で5冊と長いので…

文庫で5冊と長いので読み応えがありますのでじっくり読みたい方にはおすすめです。内容的にはかなり暗くて重い。3人の男女の奇妙な関係。お約束の幼い頃の虐待。転落事件の真相も読めるし、と推理小説としてではなく、普通の小説として読んでみたらいいのかもしれない。読んでる途中でモウルとジラフ...

文庫で5冊と長いので読み応えがありますのでじっくり読みたい方にはおすすめです。内容的にはかなり暗くて重い。3人の男女の奇妙な関係。お約束の幼い頃の虐待。転落事件の真相も読めるし、と推理小説としてではなく、普通の小説として読んでみたらいいのかもしれない。読んでる途中でモウルとジラフがどっちがどっちだかわからなくなったのは私だけではないはず(汗)。ドラマでは優希は中谷美紀が演じたが、私的には中山美穂。

文庫OFF

2024/06/24

大好きなタイプな小説だった。早く次が読みたい過去と現在を交互で書いてるのは面白くていい。 過去に遡るって言う点では私の大好きな「私の男」に近いものがある。

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2024/05/06

家族が読み始めたので、つられて再読。 約20年程前に読み、かなり心に残った作品だったので読み返してみたがやはり良い。

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2024/04/10

天童荒太さんの小説は初めて読む。全5巻のうちの1巻が読み終わっただけなので序章の序章。17年ぶりに再開した優希、笙一郎、梁平が子供の頃に同じ病院で過ごしたことがあり、訳ありの子供時代を送ったことがわかってきた。まだまだ謎だらけです。

Posted byブクログ

2024/03/16

引き込まれ、途中から一気に読んだ。 何度も発行年度を確認。20年近く前の話とは思えない。 子供が親に掛ける無性の愛。身勝手で、最低なばかりの親に、それでも期待し、愛を注ごうとする子供の姿がただただ、辛い。子供にとって親がどれ程重い存在なのか、かけがえのない存在なのかを何度も突きつ...

引き込まれ、途中から一気に読んだ。 何度も発行年度を確認。20年近く前の話とは思えない。 子供が親に掛ける無性の愛。身勝手で、最低なばかりの親に、それでも期待し、愛を注ごうとする子供の姿がただただ、辛い。子供にとって親がどれ程重い存在なのか、かけがえのない存在なのかを何度も突きつけられる。そして、辛い仕打ちが次の世代へ、次の世代へと引き継がれて行く痛み。その人、1人が悪人なのではなく、その人も誰かに傷つけられ、引き継いで来た存在。だから許されるということではないけれど…。誰かの痛みをただ引き出すことの残酷さ、封じ込めたい痛みもあること、しかしそれはどこかで出されなければならないこと、を心に留め置きたい。

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2024/03/09

決意し読みました。 とはいえ、即2部作目に行こうかとは思わないかなぁ 凄く長そうで躊躇しちゃいました 大傑作…という事ですので、コレから盛り上がるのかなぁと思うので積読します。

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2022/01/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

子供の頃、児童精神科のある病院に入院していた3人、優希、梁平、笙一郎は一緒に石鎚山に登り、その下山途中で優希の父親を殺害する。 その後、それぞれの道を歩んでいたが、17年後に再会する。 親からの虐待やネグレクトを受けた子どもは、大人になってもまだその心の傷を負っていて、その辛さを知っているにも関わらず、いじめや虐待の連鎖を起こしてしまう。 痛ましい記述も多く、苦しくなりつつも、現在の話と子供の頃の話が織り混ぜられたストーリー展開に、どんどん引き込まれて読み進んでしまった。

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2022/01/10

親の身勝手な仕打ちを受け、歪んでしまった仔の心。 親に翻弄され続けた仔の運命を描く作品。 親は仔を捨てることができてしまうけれど、仔は親を選べない。 一人しかいない親だから、完全に憎みきることもできない。 酷い虐待を受けていても、見捨てられたと分かっても、仔はその運命を受け入れ...

親の身勝手な仕打ちを受け、歪んでしまった仔の心。 親に翻弄され続けた仔の運命を描く作品。 親は仔を捨てることができてしまうけれど、仔は親を選べない。 一人しかいない親だから、完全に憎みきることもできない。 酷い虐待を受けていても、見捨てられたと分かっても、仔はその運命を受け入れるしかない。その理不尽さに胸が痛みます。 都合の良い展開など起きはしません。読んでいることが辛くなるときもありました。 それでもこの本には、最後まで読む意味があると思いました。

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2021/12/30

だいぶ前に読んだ幻冬社社長見城徹氏の自伝で、この作品が激賞されていたので、この冬休みの間にまず文庫本5冊中2、3冊位読んでみよう、と読み始めた。 幼児虐待系のトラウマを抱える少女と二人の少年の物語り。再生に向かうのか破滅に向かうのか、予備知識なしで読み始めたで、この後の展開がすご...

だいぶ前に読んだ幻冬社社長見城徹氏の自伝で、この作品が激賞されていたので、この冬休みの間にまず文庫本5冊中2、3冊位読んでみよう、と読み始めた。 幼児虐待系のトラウマを抱える少女と二人の少年の物語り。再生に向かうのか破滅に向かうのか、予備知識なしで読み始めたで、この後の展開がすごく気になるが、一気読みするのは勿体無い気がしてきたので、いつものように4、5冊位の並行読みで、ゆっくり読んでみよう。

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2021/03/14

日本推理協会何とか賞受賞だった気がする本作。 「ミステリー最高峰」とか「珠玉の名作」とか謳われている事が多いが どうなんだろうと購入。 そもそも天童荒太自体は「孤独の歌声」で微妙だったので。 で、実際(一)〜(五)まである訳で この1作品で色々と判断するのは難しいのだが、 導入...

日本推理協会何とか賞受賞だった気がする本作。 「ミステリー最高峰」とか「珠玉の名作」とか謳われている事が多いが どうなんだろうと購入。 そもそも天童荒太自体は「孤独の歌声」で微妙だったので。 で、実際(一)〜(五)まである訳で この1作品で色々と判断するのは難しいのだが、 導入部としてはしっかりとしていて良い印象。 訳有りの過去(双海病院時代)とそれぞれの現在が交互に書かれ、 登場する3人が現在において複雑な感情を胸に秘めながら再会するあたり、 これから起きるであろう「何か」に期待を抱かせる。 どうやら優希の父親の事故は優希、笙一郎、梁平の3人が企てたものらしいが… そのような暗黒の過去に悩まされながら、それでも笙一郎と梁平は 優希への淡い想いを捨てきれずに見守ってきたようだ。 これから3人にどのような変化が起きて、どこへ向かうのか。 優希の弟や梁平の恋人奈緒子、笙一郎の母親は 彼らの運命に巻き込まれてしまうのか。 期待は高まる。 でもやっぱり導入部なので★は3つほどで。

Posted byブクログ