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プロフェッショナルマネジャー の商品レビュー

3.7

123件のお客様レビュー

  1. 5つ

    23

  2. 4つ

    44

  3. 3つ

    33

  4. 2つ

    5

  5. 1つ

    3

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2014/06/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ITTで最高経営責任者として、14年半連続増益を出したハロルド・ジェーンが経営について記した本。 3行の経営論について繰り返し強調されている。 「本を読むときははじめから終りへと読む。 ビジネスの経営はそれとは逆だ。終わりから始めて、そこへ到達するためにできる限りのことをするのだ。」 また、ITTで取り組んだ方針や戦略、経営哲学が紹介されている。 それは、 No Suprise 4半期ごとの収益 『本当の事実』/事実を伝える者の信頼度 経営者は経営をしなくてはならぬ 人は失敗から物事を学ぶ 最高経営者に報告される数字の「質」の重要性 株主の利益を代表するべき取締役会の独立性 である。 ボリュームのある本の中で、最後に記された短い文章が印象に残りました。 「言葉は言葉、説明は説明、約束は約束。なにもとりたてて言うべきことはない。だが、実績は実在であり実績のみが実在である。実績のみが、きみの自信、能力、そして勇気の最良の尺度だ。 覚えておきたまえ。・・・実績こそきみの実在だ。」 「経営の鬼人」と呼ばれた著者だけに、厳しい経営哲学に基づいた考え方で、勉強になります。一方で、短期志向であり、人を排除する部分について、賛成できない部分もあります。 ユニクロの社長である柳井氏の書評は参考になりました。

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2014/05/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ユニクロの柳井氏が「バイブル」としている一冊。 「経営とは」の真髄がつまっており、また柳井氏の解説もついており、2倍おいしい。

Posted byブクログ

2014/05/13

Kindleで300円だったのでつい。まあ言ってることはわかるけど、そこまで自分がしたいかというところがまず一点。一株あたり収益拡大のために(大企業であることがいきやすい資本集約産業が中心であるとはいえ)M&Aをひたすらに節操なく行うのはどうなのか。そして、ユニクロ柳井は...

Kindleで300円だったのでつい。まあ言ってることはわかるけど、そこまで自分がしたいかというところがまず一点。一株あたり収益拡大のために(大企業であることがいきやすい資本集約産業が中心であるとはいえ)M&Aをひたすらに節操なく行うのはどうなのか。そして、ユニクロ柳井はここから何を学んだのか。最高の教科書と言いながら彼の行動が批判されてるように読める箇所はちょくちょくあった。

Posted byブクログ

2014/03/02

20090207追記 久しぶりに読み直しました。理論や理性ではなく、情緒や感情を含めた人間の本質への理解が重要性が書いてあるように思いました。数多ある経営書の中でも非常に深い本の一冊だと思います。またいつか読み直したいと思います。 ------ ユニクロの柳井氏が宣伝に使われてい...

20090207追記 久しぶりに読み直しました。理論や理性ではなく、情緒や感情を含めた人間の本質への理解が重要性が書いてあるように思いました。数多ある経営書の中でも非常に深い本の一冊だと思います。またいつか読み直したいと思います。 ------ ユニクロの柳井氏が宣伝に使われているので、買ってしまいました。アメリカで経営の第一線に身をおいた当事者が書いた本なので、言っていることは非常にいいことが書いてありますが、壮絶だなぁと思いました。僕も頑張らねば。と思いました。柳井さんが書き下ろしているところも面白いです。

Posted byブクログ

2014/01/29

かつての巨大コングロマリット米ITTの社長兼CEO(最高経営責任者)として58四半期連続増益を遂げたハロルド・ジェニーン氏の経営論。1985年刊行のものを復刊した。経営の教科書にしている柳井正ファーストリテイリング会長兼CEOが解説を加える。(Amazon.co.jpより) 前...

かつての巨大コングロマリット米ITTの社長兼CEO(最高経営責任者)として58四半期連続増益を遂げたハロルド・ジェニーン氏の経営論。1985年刊行のものを復刊した。経営の教科書にしている柳井正ファーストリテイリング会長兼CEOが解説を加える。(Amazon.co.jpより) 前回の記事、NHKスペシャル「成長か、死か~ユニクロ 40億人市場への賭け~」の続きになるのですが、柳井社長が経営の教科書として推薦されていたので、興味を持って読み進めてみました。 著者のハロルド・ジェニーン氏を知らなかったので調べてみたのですが、1959年にITTの社長に就任すると“14年半連続増益”という当時のアメリカ企業史上空前の記録を打ち立てた方だそうです。そして、17年間の在任中には積極的に企業の買収・合併を行い、世界80ヶ国に350社に及ぶコングロマリット(複合企業)をつくり上げた伝説の経営者でした。 さっそく読後の感想ですが、著者の人生を振り返る自叙伝でもあり、経営哲学書でもあります。ボリュームがある内容かつ、著者の経営思考を理解しながら読んだので、かなりのエネルギーを費やしました。以下に目次をご紹介。 はじめに 「これが私の最高の教科書だ」柳井正 第01章 経営に関するセオリーG 第02章 経営の秘訣 第03章 経験と金銭的報酬 第04章 二つの組織 第05章 経営者の条件 第06章 リーダーシップ 第07章 エグゼクティブの机 第08章 最悪の病ーエゴチスム 第09章 数字が意味するもの 第10章 買収と成長 第11章 企業家精神 第12章 取締役会 第13章 気になることー結びとして 第14章 やろう! 付録 「創意」と「結果」7つの法則 柳井正 目次を見ても分かる通り、本著は大企業(もしくは目指している)経営者に向けた指南書なのですが、中小企業の経営者も参考になる部分は随所にあったと思います。また、ハロルド・ジェニーン氏が貧しい家に生まれてから、どのような方法でステップアップし、ITTという巨大企業を発展させたのかという内容は、物語としても非常にオモシロかったです。驚いたのは、1985年に刊行されたにも関わらず、現在のビジネスシーンとほとんど変わっていなかったこと。手段やツールが進化しても、経営の原理原則は普遍なんだと実感できます。 そして、一番のクライマックスは、柳井社長が書き下ろした「創意」と「結果」7つの法則。本著を推薦するだけではなく、どのように落とし込んで、自分の経営に活かしてきたのかが、7つの法則に基づいてしっかり書かれています。個人的にはこの付録を読んだだけでも、購入する価値があると思います。それぐらい読み応え十分だったし、経営に対する経験や哲学を出し惜しみせず、解説されてたことに感激しました。興味のある方は、この7つの法則だけでもぜひ読んでみてください。

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2014/01/02

①とにかく第1、第2、第3四半期の目標を達成することを ②上位20%にいること ③経験を積むなら急いで行う ④経営するとは、やり遂げること ⑤余分に働くことの価値 この辺が身につくように取り組みたい。

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2013/11/25

ユニクロ創始者柳井氏の経営に影響を与えた本です。 アメリカのコングロマリットITT社の社長ハロルド・ジェニーンが経営の極意についての書いています。 経営の本質は、次の3行で表現できるそうです。 「本は初めから終わりへと読むけど、ビジネス経営はそれと逆だ。 終わりから始めて、そこへ...

ユニクロ創始者柳井氏の経営に影響を与えた本です。 アメリカのコングロマリットITT社の社長ハロルド・ジェニーンが経営の極意についての書いています。 経営の本質は、次の3行で表現できるそうです。 「本は初めから終わりへと読むけど、ビジネス経営はそれと逆だ。 終わりから始めて、そこへ到達するためにできる限りのことをすることだ。」 「リーダーシップは教えることはできない。自らが学ぶものだ。」 「経営者は、経営しなければならない。業績がすべてだ。」 「経営者は、自分で決断し、目標を明言し失敗のリスクを100%背負う人。」 「数字を意識すること。その裏の意味を理解すること。」 「社長の最悪の病は、エゴイズム。」

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2013/11/24

起業家は、これを読んで覚悟を決められるなら、起業していいと思う。 リスクを背負って、負荷を背負えるか。

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2013/08/14

30代になって、マネージャーがみえてきたときに再度読みたい本。 以下、メモ ■3行の経営論 ビジネスの経営は、終りからはじめてそこへ到達するためにできる限りのことをすること。 ■2つの組織 ひとつは組織図にかけるもの。 もう1つは、その会社に所属する男女の、日常の、血のかよ...

30代になって、マネージャーがみえてきたときに再度読みたい本。 以下、メモ ■3行の経営論 ビジネスの経営は、終りからはじめてそこへ到達するためにできる限りのことをすること。 ■2つの組織 ひとつは組織図にかけるもの。 もう1つは、その会社に所属する男女の、日常の、血のかよった関係 ■リーダーシップ リーダーシップは伝授することは、できない。 それは、各自がみずから学ぶものである。 人生と同様歩みながら学ぶほかないのである。 リーダーシップが発揮されるのは、言葉より行動や行為である。 最終的にリーダーのやるべきことは紳士的でなくてはならない。 リーダーとして弱いことは最低である。 困難で、不評判ですらある決断をすることを恐れないリーダーのほうがずっと多くの尊敬と忠誠を得られる。 ■数字について 数字の意味は、言葉のそれと同様、相互の関係において初めて理解される。 数字は、企業の健康状態を測る一種の体温計の役である。 それは何が起こっているかをマネジメントに知らせる第一次情報伝達ラインとして機能し、それらの数字が精密であればあるほど、揺るがすことができない事実に、基づいていればいるほど情報は明確に伝わる。 数字を知っているおかげて、恐れずに前に進める。 以下、柳井社長コメント ①経営の秘訣-まず、目標を設定し、逆算する ②リーダーシップ-現場と緊張感ある対等関係をつくること ③意思決定-ロジカルシンキングの限界を知れ ロジカルシンキングだけでは、人間が見えてこないということだ。 新任のリーダーに抜擢されると、自分には権力があると錯覚する人がいる。 そういう人の多くは、「管理者になったらこういう行動や発言の仕方をしなくてはならない」といったステレオタイプを信じている人が多い。 ④数字把握能力-データの背後にあるものを読み解け

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2013/08/10

ユニクロの柳井さんが推薦していることで有名な、ITTのジェニーン氏の経営書。 魔法のほうなきれいな経営理論が解説されているビジネス書とは確かに異なる。経営者は、具体的な目標を設定して逆算して経営を考えること、組織図には現れない生々しい人間関係を重視すること、数字を読み解くことな...

ユニクロの柳井さんが推薦していることで有名な、ITTのジェニーン氏の経営書。 魔法のほうなきれいな経営理論が解説されているビジネス書とは確かに異なる。経営者は、具体的な目標を設定して逆算して経営を考えること、組織図には現れない生々しい人間関係を重視すること、数字を読み解くことなど、当たり前のように聞こえて、実は非常に困難を伴うものばかり。 経営者は情緒的になり、経営に全身全霊をささげなければならないという氏の指摘には背筋が伸びる思い。。自分には難しいかな(苦笑) 最後に柳井さんによる解説が載っていて、本書の要約と同時に柳井さんの厳しい経営哲学を垣間見ることができる。ここだけでも本書は十分に読む価値がある。

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