回転木馬のデッド・ヒート の商品レビュー
短編小説かと思って買ったら、そうでなかった だが、短編小説より良いものだった 村上春樹の周りの人だからすてきなのか 村上春樹が語るからすてきなのか
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「プールサイド」ここに出てくる考え方は確かに影響をうけそうだ。 どう老いるか。 年をとることがそんなに嫌なことだとは思っていない。 見た目は当然劣化してるけど。でも昔の自分よりも今の自分の方が好きなところが多い。 だからこそ、良い老い方をしたい。まだそんなこと考える年じゃないけど...
「プールサイド」ここに出てくる考え方は確かに影響をうけそうだ。 どう老いるか。 年をとることがそんなに嫌なことだとは思っていない。 見た目は当然劣化してるけど。でも昔の自分よりも今の自分の方が好きなところが多い。 だからこそ、良い老い方をしたい。まだそんなこと考える年じゃないけどさ。 不思議そうで、でも現実に起こり得そうな話。人間、物事を捻って考えたら、意外と不思議なことだらけだよね。
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久々にハズレの本。 印象に残った話が一つもなかった。 短編一つ一つが短いからしょうがないのかなあ。 ただ著者本人が体験談したことに近いと冒頭にもあり、それを思うとちょっと楽しいかなとは思う。
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作者である村上春樹が実際に過去に出会った人々の実話を、彼なりに忠実に再現した作品。人の述べることを、ありのままに文章に書き落とす。文章を書く練習として書いてきたそれら実話を集約したものである。実話であることを信じがたいような物語もいくつかあるが、でもそれは表現によってのものではな...
作者である村上春樹が実際に過去に出会った人々の実話を、彼なりに忠実に再現した作品。人の述べることを、ありのままに文章に書き落とす。文章を書く練習として書いてきたそれら実話を集約したものである。実話であることを信じがたいような物語もいくつかあるが、でもそれは表現によってのものではないため、僕が若すぎるが故の信じ難さなのかもしれない。しかし、村上春樹の手にかかると、人々の物語は、まるで彼の小説の中に登場してもおかしくないような雰囲気をイメージさせる。まぁ村上春樹が書く時点で、彼のスタイルに少なからずはまる表現になるからだろうが。村上春樹が自分自身の関わった人々に関する物語を読むのが初めてだったため、新鮮だった。
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ノンフィクション短編集。 他人や自分の経験したことを、如実にかつ脚色しすぎることなく小説として作り上げられてます。 これを読むと、僕は2つの感情を味わう。 1つは、なるようになるさ的な楽観的感情、そしてもう1つは虚無感である。 なぜそう感じるのかは分からないけど。ただそこに悲哀の...
ノンフィクション短編集。 他人や自分の経験したことを、如実にかつ脚色しすぎることなく小説として作り上げられてます。 これを読むと、僕は2つの感情を味わう。 1つは、なるようになるさ的な楽観的感情、そしてもう1つは虚無感である。 なぜそう感じるのかは分からないけど。ただそこに悲哀の感情はないから、よしとしたい^^
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久しぶりに再読してます。 「事実」と「真実」は別のものだと私は思っているのだけど、 それは村上春樹さんに影響を受けた考えかもしれないな、と この本の「はじめに」を再読して思いました。 10代の頃から読んでいるから、 知らず知らずかなりの影響を受けてしまっているのだよねえ。
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この本は村上春樹の書いた短編小説であるが、小説であり小説でないと言える。 これは「はじめに」の部分で春樹自身が書いていることであるが、 「ここに収められた文章を小説と呼ぶことについて、僕にはいささかの抵抗がある。もっとはっきり言えば、これは正確な意味での小説ではない。」 ...
この本は村上春樹の書いた短編小説であるが、小説であり小説でないと言える。 これは「はじめに」の部分で春樹自身が書いていることであるが、 「ここに収められた文章を小説と呼ぶことについて、僕にはいささかの抵抗がある。もっとはっきり言えば、これは正確な意味での小説ではない。」 それはなぜかというと、この本に収められた文章が原則的に事実に即しているからである。その事実は著者が多くの人々から聞いたものであり、それが書かれている。 小説という体裁であるが、しかし小説でない。これが『回転木馬のデッド・ヒート』に魅力を感じる部分である。私は、一般にいう小説にはリアルとの距離を感じ、頭の中の話に終止するが、この本はどうもリアルから離れていかない。それが本を読んだ後に深い余韻を残してくれるのだと思う。 時間を作って読むのではなくて、何かの合間に何気なく読む。そんな読み方がこの本には合っている気がする。 自分はそんな読み方をした。 一つ一つの話は魅力あるものであるから、一読することを薦めたい。きっと何かを感じることができるのではないだろうか。
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買ってから積んどいて長く読むのを忘れていました。 「タクシーに乗った男」「ハンティング・ナイフ」が良かったです。
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短編集。どれも面白かったです。 最初に著者が表題の意味を語ってて、読み進める間ずっとその意味が頭の片隅にあった。本のコンセプトがシンプルで一貫してるところが好き。そういう本を書けるのがすごい。
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現実離れした現実を書いているようにしているところが面白い。 「嘔吐1979」は真相が気になるけど…。 現実にも創作のような説明のつかないことも起こりうるのですよね。この作品が本当にノンフィクションであるかどうかはわかりませんが。 ただ、私は「カンガルー日和」の方が好きかなー。
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