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回転木馬のデッド・ヒート の商品レビュー

3.7

234件のお客様レビュー

  1. 5つ

    36

  2. 4つ

    88

  3. 3つ

    64

  4. 2つ

    11

  5. 1つ

    3

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2012/03/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

村上春樹が実際に他人との対話の中で得たエピソードを小説として「スケッチ」したものを複数収録した短篇集。 うーむちょっと肌に合わず・・・しかし事実は小説より奇なりってのを地で行くとこうなんだろうな。どこからどこまで本当の話なのかさっぱりわからんけど。 今見てみたらレビューはめっちゃ高いな・・・

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2012/10/01

こんなに面白い本を見逃していたとは。私も自分のエピソードを村上春樹の筆力に預けてみたくなってしまった。実体験の方が幻想的なのかもしれません。

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2012/03/02

皆まで言わない終わりをする短編集。人により解釈は様々だと思うが、登場人物の言わんとしていることがなんとなくわかるような気がするという感じだ。人の話を全てはっきり理解共感出来る内容ではなく、わからなくもないなぁ程度の理解を読者に求めていると感じた。 なかなか充実した大学生活を送っ...

皆まで言わない終わりをする短編集。人により解釈は様々だと思うが、登場人物の言わんとしていることがなんとなくわかるような気がするという感じだ。人の話を全てはっきり理解共感出来る内容ではなく、わからなくもないなぁ程度の理解を読者に求めていると感じた。 なかなか充実した大学生活を送っていたようで羨ましい。

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2012/02/29

「半ズボン」が原因で別れた夫妻、一ヶ月半に渡って謎の吐き気に襲われた男性、たった一枚の絵にまつわる衝撃の話―― ここに収められた物語は、すべてが事実に基づいている。様々な人間が体験した様々な現象を書きとめたスケッチブック。それはノンフィクションのようでフィクションのようで――だが...

「半ズボン」が原因で別れた夫妻、一ヶ月半に渡って謎の吐き気に襲われた男性、たった一枚の絵にまつわる衝撃の話―― ここに収められた物語は、すべてが事実に基づいている。様々な人間が体験した様々な現象を書きとめたスケッチブック。それはノンフィクションのようでフィクションのようで――だが、それが“事実”と言うもの。始まりも終わりもない、降りることも乗り換えることも出来ない、それはちょうどメリーゴーラウンド。私達は仮想敵相手に熾烈なデッドヒートを繰り広げる。 あらすじでもなんでもない文章を書いてしまったなんだこれ……「はじめに」で春樹自身が書いているようにこれはフィクションではないのです。限りなくノンフィクション。もちろん小説的な技巧を以て書かれているし若干の脚色はあるのだけど。中には「え~ホントかよ??」と思うものもあるけど、でも事実なのね。それで思ったのがやっぱり「生の人間の話は面白い」っていうこと。事実は小説よりも奇なりと言いますが、ほんとそんな感じで。勿論春樹の観察眼のすごさもあるし、春樹に集ってくる人々の面白さってのも大きいけどね。 あと思ったのが春樹自身人の話を聞くのが好きってここにも書いてあるけど、それはやっぱり後のアンダーグラウンドみたいなインタビューに繋がっていくんだろうなあと思いました。TVピープル読み終わったら約束された場所でを読もう

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2012/02/22

村上春樹さんの本はほとんど短編ばかり読んでいるのだけど、その中で一番好き。 どこがどう面白いとか説明できないのだけど、どの話もなんとなく共感できるような気がする。 とくに35歳を人生の折り返し地点と定める人の話がいい。 全てなんとなく良いという感想になってしまうけど。

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2012/01/30

村上春樹は短編小説も数多く出版されているが、 もっとも好きな短編小説。 ほかのものに比べるとやや内容が重めである。

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2012/01/13

ううーん面白かった気がするけども、10日経ったら何が面白かったのか忘れました。 タイトルとのギャップにびつくり

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2011/12/31

初村上春樹の短編。 長編しか読んだことなかったけど、 著者が様々な人から話を聞いて、スケッチ(小説に)した話。 ハンティング・ナイフが一番好きかな。 次にプールサイド。

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2011/11/09

この作品は、自分は聞き上手なので、話したがりの人達が沢山の面白い 話を聞かせてくれたので、脚色を(ほとんど)加えずに事実を綴った...という前置きがありながら、聞き手の自分は聞き上手とは思えない程に「対話」せずに、話その物や、事象、人物にたいする「感情」がどっぷり記されてしまって...

この作品は、自分は聞き上手なので、話したがりの人達が沢山の面白い 話を聞かせてくれたので、脚色を(ほとんど)加えずに事実を綴った...という前置きがありながら、聞き手の自分は聞き上手とは思えない程に「対話」せずに、話その物や、事象、人物にたいする「感情」がどっぷり記されてしまって、結局は「僕...」の話になってしまっています。 また、妙にカッコつけた「僕の」セックス観みたいないつもの主張がリアルに感じられないのが、何だか上から目線で嫌みに聞こえます。 短編小説ですが、どれも記憶に残りそうに無いかなぁ~

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2011/11/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

村上春樹は長編しか読んだことなくて、あまり波長が合わないなと思ってたら、これはスゴイ。実際にあった話を小説の習作にとスケッチしていたものを、もとの話がわからない程度にフィクションにした短編集。半ズボンの話は、今まで僕が読んだ短編の中でも一番好きと言っても過言ではないような気がする。

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