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海猫(上) の商品レビュー

3.8

70件のお客様レビュー

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2010/03/25

昆布猟師って設定がすき。かつ、昭和の時代背景描写がまたすばらしい。遠洋漁業について知りたいな~とも思った。 下より上がすき。現実味があるよね。

Posted byブクログ

2009/12/06

ロシア人の間の子と母タミとの間に生まれた 海猫のような目を持つ 美しい女、薫が南茅部の漁師、邦一のもとへ嫁ぐところから物語は始まる。登場人物が何人も出てくるが、その一人ひとりが細かく、しっかりと描かれている。南茅部の寒い寒い漁村は行ったことのない私でも想像できるくらいの素晴らしい...

ロシア人の間の子と母タミとの間に生まれた 海猫のような目を持つ 美しい女、薫が南茅部の漁師、邦一のもとへ嫁ぐところから物語は始まる。登場人物が何人も出てくるが、その一人ひとりが細かく、しっかりと描かれている。南茅部の寒い寒い漁村は行ったことのない私でも想像できるくらいの素晴らしい描写。 映画を先に観たので「不倫」とか「禁断の愛」とか、わりと俗な感じの小説だと思っていたら全然違っていて、初めての作家だったが、言葉の遣い方もすごく好きだった。 余談だが、邦一という男は、いかにも強引な感じがして、佐藤浩一というキャスティングはピッタリだと思った。

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2009/11/19

女は、冬の峠を越えて嫁いできた。華やかな函館から、昆布漁を営む南茅部へ。白雪のような美しさゆえ、周囲から孤立して生きてきた、薫。夫の邦一に身も心も包まれ、彼女は漁村に馴染んでゆく。だが、移ろう時の中で、荒ぶる夫とは対照的な義弟広次の、まっすぐな気持に惹かれてゆくのだった―。風雪に...

女は、冬の峠を越えて嫁いできた。華やかな函館から、昆布漁を営む南茅部へ。白雪のような美しさゆえ、周囲から孤立して生きてきた、薫。夫の邦一に身も心も包まれ、彼女は漁村に馴染んでゆく。だが、移ろう時の中で、荒ぶる夫とは対照的な義弟広次の、まっすぐな気持に惹かれてゆくのだった―。風雪に逆らうかのように、人びとは恋の炎にその身を焦がす。島清恋愛文学賞受賞作。 勝手な思い込みですが、北国! 漁師の生活・・・って感覚はすごく感じますね。 寒い、つめたい環境の中の人間の温かさ・・・そんなものも見えるような。。。 下巻に期待!!!

Posted byブクログ

2009/10/21

前回、久しぶりすぎる谷村さんでがっかりきたのですが、 「海猫」はよかったよーと聞いたのでリベンジしようかなぁ、なメモ!

Posted byブクログ

2009/10/07

美女姉妹をめぐる愛の世界in北海道。 薫が人を寄せ付けない美しさがあることはわかったが、結局のところ何が言いたいのかがよくわからなかった。 個人的には広次に頑張ってほしかった。 しかし、この薫役を伊東美咲がやるのは厳しいだろう・・・。

Posted byブクログ

2009/10/04

映画は見てないけど、原作は読みました。 恋に生きた娘、母として生きる母、恋や仕事など、それぞれの道へと進む孫たち。 三代に渡る生き様が描かれております。これまた昼ドラ系のかほりがしました。 ロシアの薔薇のジャムってのが気になります。

Posted byブクログ

2009/10/04

愛に生きる・・・を考えさせられます。 情愛がいつも幸福をもたらすとはいえないけれど、人間として切り離せない感情。 衝撃度もあり、好きな本。

Posted byブクログ

2010/04/29

北海道の情景の壮大さと美しさが谷村作品は素晴らしいと思います。勿論、長い長い物語も読み応え十分でした。 流されながら人を愛する気持ちは止めることができない。 初読から約二年が過ぎて、そんな抗い難い感情を少しだけ理解できるようになったことに少し驚きました。

Posted byブクログ

2009/10/04

昼ドラの世界へようこそ。 基本的に長い小説が好きなので さくっと楽しく読めた。 全体的に丁寧な描写だった。

Posted byブクログ

2009/10/04

<内容> 女は、冬の峠を越えて嫁いできた。華やかな函館から、昆布漁を営む南茅部へ。白雪のような美しさゆえ、周囲から孤立して生きてきた、薫。夫の邦一に身も心も包まれ、彼女は漁村に馴染んでゆく。だが、移ろう時の中で、荒ぶる夫とは対照的な義弟広次の、まっすぐな気持に惹かれてゆくのだった...

<内容> 女は、冬の峠を越えて嫁いできた。華やかな函館から、昆布漁を営む南茅部へ。白雪のような美しさゆえ、周囲から孤立して生きてきた、薫。夫の邦一に身も心も包まれ、彼女は漁村に馴染んでゆく。だが、移ろう時の中で、荒ぶる夫とは対照的な義弟広次の、まっすぐな気持に惹かれてゆくのだった―。風雪に逆らうかのように、人びとは恋の炎にその身を焦がす。島清恋愛文学賞受賞作。

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