ロジカル・プレゼンテーション の商品レビュー
若手から中堅、管理職、経営者層まで役に立つ「現場で使える」論理思考とプレゼンの技法。提案の技術である、論理思考力、仮説検証力、会議設計力、資料作成力が、分かりやすく解説されている。見た目から難解な本と思いきや、ストーリー仕立てになっていて面白く一気に読了。手元においてたまに読み返...
若手から中堅、管理職、経営者層まで役に立つ「現場で使える」論理思考とプレゼンの技法。提案の技術である、論理思考力、仮説検証力、会議設計力、資料作成力が、分かりやすく解説されている。見た目から難解な本と思いきや、ストーリー仕立てになっていて面白く一気に読了。手元においてたまに読み返したい。もっと早く本書に出会いたかった。
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1章 ・一度拒否されても頑張って通すような提案にこそ価値がある。 ・言いたいことを紙に落とせるまで考え抜き整理することが重要。 ・相手の持つ論点に応じた説明を出力する。←transformerのアーキテクチャ(文脈に応じて関数を変える)と類似していると感じた。 2章 ・納得し...
1章 ・一度拒否されても頑張って通すような提案にこそ価値がある。 ・言いたいことを紙に落とせるまで考え抜き整理することが重要。 ・相手の持つ論点に応じた説明を出力する。←transformerのアーキテクチャ(文脈に応じて関数を変える)と類似していると感じた。 2章 ・納得しない時の反応は「本当にそうなの?」「それだけなの?」の2種類のみ←この主張こそ「それだけなの?」と感じた。たとえば、理解を放棄する・怒るなどの反応が考えられる。本書では、相手は自分の話を最後まで理性的に聞いてくれるとの前提を置いている。 ・論理が広く細かく見えている状態になるべき。→自分にとって解像度が低い対象を客観的に認識し、解像度を高めることが必要→具体的に3つ出すと、ファイナンス・マーケティング・経営学。 ・論理的かどうかは相手が決めること。 ・言葉のレベルを合わせてからMECEを検討する。切り方と視点を合わせて。 【重要】・六次元で発想し新しいフレームワークを作る。目に見える3次元の世界と、時の流れ・そのほか目に見えないモノの流れ・人の気持ちや習慣 の目に見えない3次元 3章 ・ビジネスコミュニケーションでは、自分が相手に「意思判断を求めている」。 ・提案は具体的な話で締めくくる。社外:スケジュールと作業計画。社内:協力する部門・担当者リスト ・相手の要望を理解するために:アナログスキル。相手の話を聞くこと。聞く耳を持つ!相手は何を考えているか、どういう人か、どう反応しそうか。 ・論点は、相手の意思判断に影響をおよぼす判断項目。 ・仮説は、論点に対するヤマカンの答え。論点なきところに仮説なし。 ・目上の人や顧客に対して話をする場合、「考える労力」は自分が持つべき。→すべての選択肢から仮説を自分で選び抜く。 ・仮説の検証では、以下の2つの真偽を確かめる必要がある ①論理として正しい=式が正しい ②事実として正しい=代入する数値が正しい 考察:②を検証するために用いられるのが、狭義の「調査・リサーチ手法」である。すなわち、答えを取りに行く“調べ学習”的な方法である。一方、広義の「調査・リサーチ手法」は、目的設定・仮説設定・論理と事実の検証を含む。 4章 ・議題(≒テーマ)と論点(≒命題)は違う。(カッコ内は自分の解釈) ・会議のインプットとアウトプットを設計する ・会議の位置付けを3次元で考える。仮説検証・コミュニケーション・問題解決 ・メッセージは説明・ファクト・示唆 ・パッケージ、マテリアル←ここは実例にあたらないと難しい 【この本を踏まえ、何をするか?】 ・「次元が合ってないMECE」に対して違和感スイッチが入るようにして、気付けるようにする。MECEという言葉を見聞きしたとき、2次元ではなく3次元のイメージを脳内に思い起こさせる。 ・論理を見た時に「本当にそうなの?」「それだけなの?」と検証することをクセにする。 ・入力(話を聞く・文章を読む)のとき、脳内でロジックツリー(または適切なマトリクスやフレームワーク)に分解しながら聞く。これにより、わざわざ紙で整理せずとも、論理的でモレもダブりない出力(話す・書く)をできるようにする。 ・六次元で発想し新しいフレームワークを作る! ・自分にとって解像度が低い対象を客観的に認識し、解像度を高める→具体的に3つ出すと、ファイナンス・マーケティング・経営学。→関連本を読む。
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紙質がとても好き笑 働き始めて読むと、沁みるなあ。何度か読み直すと、どんどんわかること増えていきそう。
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提案の技術について、非常にわかりやすくまとめられている。手元に置いて見返したい書籍 提案の技術 的確に考える ①論理思考力 ②仮説検証力 的確に伝える ③会議設計力 ④資料作成力 説明能力≠プレゼン・コミュニケーション能力 =何を話すべきかが分かっ...
提案の技術について、非常にわかりやすくまとめられている。手元に置いて見返したい書籍 提案の技術 的確に考える ①論理思考力 ②仮説検証力 的確に伝える ③会議設計力 ④資料作成力 説明能力≠プレゼン・コミュニケーション能力 =何を話すべきかが分かっている 事前準備(どこがポイントか、が紙に落とせるレベル) 論理思考力:2つのスキル 縦の論理:本当にそうなの? 前提条件を合わせる グルーピングの失敗をなくす 偶然を必然化しない 横の論理:それだけなの? MECEにする →言葉のレベル感をそろえる(視点、切り口) 2つを合わせてピラミッドストラクチャーで仕上げる 仮説検証力 論点と仮説検証の2つが必要 目的の理解→論点の把握 (相手がどういう考え方で意思判断するのか、 相手が何を知りたがっているか) →仮説構築→検証→示唆の抽出 仮説:論点に対する仮の答え (最終の答えは何か、を意識する) 検証:論理とファクト(事実、動かぬ証拠)で 仮説を証明する 示唆:仮説の裏付けがあり、自分の言いたいこと 結論をまとめる (論点を絞り込むために役立つ情報) 答えが出ない ・論理が甘い、ファクトが足りないのどちらか。 会議設計 議題(アジェンダ)と論点(会議の目的)を準備する 全体と今回会議範囲を区別する 相手の論理で語る 会議の位置づけ(目的)3つの視点 仮説検証思考:目的・論点・仮説・検証・示唆 コミュニケーション:顔見せ・聞く・伝える・議論を交わす・意思決定する 問題解決:現状・あるべき姿・解決策 →それぞれ今回はどのフェーズにあるのか 会議:新しい感、進んでいる感をだす。 無理に話を進めない 着地スタイル:以下に合わせて変える 読む人(じっくり判断)or聞く人(早く判断) 全体観派(横の論理)or芋づる派(縦の論理) トップダウン派orボトムアップ派 資料作成力 相手に考えさせない。 一目で理解でき、誰にも誤解されない。 (背反事象をまとめる)
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提案は通らないことを前提で考える。MECEは2次元でしばしば考えられるが、そもそもの論点という軸で3次元で捉えた方が良い。質問は、聴衆のそれぞれのバックグラウンドに基づいたものが来る。社内プレゼンの場合は、誰にプレゼンするのか、自分のプレゼンに対してどういうリアクションあるいは行...
提案は通らないことを前提で考える。MECEは2次元でしばしば考えられるが、そもそもの論点という軸で3次元で捉えた方が良い。質問は、聴衆のそれぞれのバックグラウンドに基づいたものが来る。社内プレゼンの場合は、誰にプレゼンするのか、自分のプレゼンに対してどういうリアクションあるいは行動変容を起こさせるのかを明確に想定してロジックを組む。相手が読んで理解派か聞いて理解派か、全体派か芋蔓派か、トップダウン派かボトムアップ派かを把握できればそれに応じた資料作りが可能。
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めちゃくちゃ良かった 自分が普段思っていること、意識していることを相手に伝えるのが難しいと思っていたが、それが見事に言語化されていた。要約を作りたい。 筆者が30代前半でこれをかけると思うと嫉妬しかないが。。
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お堅い感じの装丁とは異なり、非常に読みやすかった。 その理由としては2つ考えられる。 1つ目は、ストーリーとそれに沿った解説で構成されている点である。具体的なシチュエーションが想像でき、解説が頭に入ってきやすい。 2つ目は、場合分けと図解を用いて解説している点である。ストーリ...
お堅い感じの装丁とは異なり、非常に読みやすかった。 その理由としては2つ考えられる。 1つ目は、ストーリーとそれに沿った解説で構成されている点である。具体的なシチュエーションが想像でき、解説が頭に入ってきやすい。 2つ目は、場合分けと図解を用いて解説している点である。ストーリー中で発生した問題の原因について、場合わけと図解で解説されているため、抽象度の高い話でも理解しやすかった。 ロジカルシンキング系の本で挫折した方にも読了できる一冊といえる。
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全社会人におすすめしたい。 社会人歴10年以上になるが、今まで注意されてきた内容が多く書かれており、新入社員のときに出会っていれば、より多くの成果を出せていたと思う。 特に響いたのは、「示唆が無ければ提案ではない。」という言葉だ。 報告書や提案書では、ファクトや説明だけに終わらずに、相手の次の行動に繋がる「示唆」をしっかりと提示していきたい。
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各プレゼン、資料作成、会議運営などの ポイントが簡潔に要点としてまとめられているので わかりやすい。社会人の初めに読むと効果的。 また、行き詰まった時にこの本を読んで 原点に立ち返るのも有効だ。 ストーリーに男しか出てこないのは時代だね。
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▪️第一章 ・紙にまとめるという作業は、自分の頭の中を整理し、矛盾を解決し、的確に物事を考えているということである。 ▪️第二章 ・論理的かどうかは、相手が決めること。 ・人間は自分の頭の中に必ず隠れた前提を持っている。それを洗い出すためには、全く価値観の異なる人の話を聞くこと。 ・論理的に話すためには、この話はもっと細かく分けて議論する必要はないかと問いかけること。 ・自分の話している因果関係が偶然か必然かを考えるには、時間の流れに沿ってその経過がどうなるかを、極力否定的に考えてみよう。 ・視点を揃える上で大事なことは、それは誰の言葉か?を考えること。 ・切り口を揃える上で大事なことは、それはどういう場面の言葉か?を考えること。 ・MECEは六次元(見える三次元+見えない三次元) …時の流れ、人の気持ち習慣、情報の流れ ▪️第三章 ・仮説検証とは、論点を洗い出し、仮の答えを推測したうえで、答えるための客観的な証拠を準備することである。 ・仮説検証のステップは、 ①相手の目的への理解 …どういうスタンスでこちらの話を聞いているのか? ②論点の把握 …話をする上でのポイント、相手が知りたいポイント ③仮説の構築 …答えのヤマカンを持つ、ぶつけて答えを探る ④検証の実施 …正しく客観的な動かぬ証拠を揃える ⑤示唆の抽出 …動かぬ証拠をもとに相手の疑問に答える ・コミュニケーションのポイントは、 「議論のスタンスのとり方」と「相手の要望の理解」 ・コミュニケーションのスタンスは2種類ある ①何かの意思判断をしてもらいたい ②単に話を聞いてもらいたい ・意思判断を求めるには、具体的な話で締め括る ・まず「相手の話をしっかり聞いて理解をする」 ・相手がどういう考え方で意思判断をするのかを知ることが大切である。 ・仮説とは手近な情報を可能な限り集めて答えを推測すること。 ・仮説構築のために行う作業は3つ。 ①論点をしっかり頭に入れる ②つねに答えは何かを意識する ③とにかく多くの情報を眺める ・検証とは「8割の当たり前を証明すること」、そしてその作業を通じて「2割の気づきを生み出すこと」 ・示唆とは、論点を絞り込むために役立つ情報を提供する。 ・インパクトのある示唆を出すには、どこを相手が最も知りたがっているかを考え論点を絞り込むこと。 ▪️第四章 ・会議の設計がうまくいかないのは、以下の理由 ①会議をしているという認識がない。 ②議題は準備されているが、論点が準備されてない。 ③提案全体と、今回の提案の区別ができていない。 ④相手の論理で語られていない。 ・会議設計では、「今日はどこまで話を持っていくか」という着地点と、「どんな形の会議にするか」という着地スタイルの設計が重要である。
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