ロジカル・プレゼンテーション の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
▪️第一章 ・紙にまとめるという作業は、自分の頭の中を整理し、矛盾を解決し、的確に物事を考えているということである。 ▪️第二章 ・論理的かどうかは、相手が決めること。 ・人間は自分の頭の中に必ず隠れた前提を持っている。それを洗い出すためには、全く価値観の異なる人の話を聞くこと。 ・論理的に話すためには、この話はもっと細かく分けて議論する必要はないかと問いかけること。 ・自分の話している因果関係が偶然か必然かを考えるには、時間の流れに沿ってその経過がどうなるかを、極力否定的に考えてみよう。 ・視点を揃える上で大事なことは、それは誰の言葉か?を考えること。 ・切り口を揃える上で大事なことは、それはどういう場面の言葉か?を考えること。 ・MECEは六次元(見える三次元+見えない三次元) …時の流れ、人の気持ち習慣、情報の流れ ▪️第三章 ・仮説検証とは、論点を洗い出し、仮の答えを推測したうえで、答えるための客観的な証拠を準備することである。 ・仮説検証のステップは、 ①相手の目的への理解 …どういうスタンスでこちらの話を聞いているのか? ②論点の把握 …話をする上でのポイント、相手が知りたいポイント ③仮説の構築 …答えのヤマカンを持つ、ぶつけて答えを探る ④検証の実施 …正しく客観的な動かぬ証拠を揃える ⑤示唆の抽出 …動かぬ証拠をもとに相手の疑問に答える ・コミュニケーションのポイントは、 「議論のスタンスのとり方」と「相手の要望の理解」 ・コミュニケーションのスタンスは2種類ある ①何かの意思判断をしてもらいたい ②単に話を聞いてもらいたい ・意思判断を求めるには、具体的な話で締め括る ・まず「相手の話をしっかり聞いて理解をする」 ・相手がどういう考え方で意思判断をするのかを知ることが大切である。 ・仮説とは手近な情報を可能な限り集めて答えを推測すること。 ・仮説構築のために行う作業は3つ。 ①論点をしっかり頭に入れる ②つねに答えは何かを意識する ③とにかく多くの情報を眺める ・検証とは「8割の当たり前を証明すること」、そしてその作業を通じて「2割の気づきを生み出すこと」 ・示唆とは、論点を絞り込むために役立つ情報を提供する。 ・インパクトのある示唆を出すには、どこを相手が最も知りたがっているかを考え論点を絞り込むこと。 ▪️第四章 ・会議の設計がうまくいかないのは、以下の理由 ①会議をしているという認識がない。 ②議題は準備されているが、論点が準備されてない。 ③提案全体と、今回の提案の区別ができていない。 ④相手の論理で語られていない。 ・会議設計では、「今日はどこまで話を持っていくか」という着地点と、「どんな形の会議にするか」という着地スタイルの設計が重要である。
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仮説検証や会議設計について、勉強になった。 現状分析が大切。資料作成術は倉島さんの本と併せて読むと良いと思う。
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非常にわかりやすい良書。 相手のスタイル(性格)や理解度に合わせて、資料を作成しプレゼンするというのは、ハッとさせられた。気付かぬうちに凝り固まっていた自分の仕事スタイルも、時には見直しと改善が必要であることをこの本を読んで痛感した。
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非常にわかりやすく、この本の内容自体がロジカルだった。自分の考えたこと、提案というのは無条件に素晴らしいものだと思い込み、伝わらないと相手が悪い、と拗ねてしまう人が多いように思う。冒頭で、論理的かどうかは受け取る相手が決めることである、と書かれていて、仕事でなかなか提案が通らずな...
非常にわかりやすく、この本の内容自体がロジカルだった。自分の考えたこと、提案というのは無条件に素晴らしいものだと思い込み、伝わらないと相手が悪い、と拗ねてしまう人が多いように思う。冒頭で、論理的かどうかは受け取る相手が決めることである、と書かれていて、仕事でなかなか提案が通らずなんだかなーと感じていた時期でもあったので、自分の姿勢を正さねばと思い返せた。今のタイミングで読んでよかった一冊。
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かなり丁寧で分かりやすく、学生の身でも参考になった。 プレゼンそのものの技術というより、そこに至るまでの準備や、ロジカル思考について学べる。 提案を通すということが難しいということを仕事に就いて実感した時に、教科書的に読み直したい1冊であることは間違いない。
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ロジカルシンキング、それを伝える技術(プレゼンテーション)を学べた 具体的な手法についても記載 ・論理構造の縦の論理・横の論理 ・仮説思考 ・会議設計 ・資料作成技術 それぞれの内容についてより深く学ぶ必要ありと感じた ・相手に考えさせたら負け ・論理的かどうかは相手が決める...
ロジカルシンキング、それを伝える技術(プレゼンテーション)を学べた 具体的な手法についても記載 ・論理構造の縦の論理・横の論理 ・仮説思考 ・会議設計 ・資料作成技術 それぞれの内容についてより深く学ぶ必要ありと感じた ・相手に考えさせたら負け ・論理的かどうかは相手が決めること この2点についてはハッとさせられた
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自分はつくづく伝えることが下手だと感じるので、ロジカルに伝えて提案を通すスキルを身につけたいと思って手に取った。 基本的な内容だけど普段実践できてないことが多いと実感。改めて、縦の論理を繋げるためのステップを意識すること、また相手の疑問点を想定し、どうすれば納得するのかを考えるこ...
自分はつくづく伝えることが下手だと感じるので、ロジカルに伝えて提案を通すスキルを身につけたいと思って手に取った。 基本的な内容だけど普段実践できてないことが多いと実感。改めて、縦の論理を繋げるためのステップを意識すること、また相手の疑問点を想定し、どうすれば納得するのかを考えることが必要だと思った。 日常生活の中での「提案」から実践していきたい!
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提案を通すために必要なことが凝縮されてある本だった。ロジカルシンキングから資料の落とし方、会議の設計の仕方までとても勉強になった。 実践していかないと身につかないと思うので、大学生活でも生かしていきたいと思う。コンサルとして働くまでにある程度は身につけておきたい。
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参りました!という感じ。 勉強になりました。 難しいですが、なんとか私レベルにも 理解できるように平易に書いてくれています。 最後の資料作成だけは、 他の専門書でもっと良いのがあったな、 の四つ星です。
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プレゼンそのもののhowtoではなく、コンテンツの作り方とコミュニケーションの技法を纏めた良書。 例えば、キックオフや中間報告、最終報告の場で、それぞれ求められる資料パッケージにどの様な違いがあるかまで、丁寧に書かれている。 ①論理的思考力②仮説検証力③会議設計力④資料作成力の章...
プレゼンそのもののhowtoではなく、コンテンツの作り方とコミュニケーションの技法を纏めた良書。 例えば、キックオフや中間報告、最終報告の場で、それぞれ求められる資料パッケージにどの様な違いがあるかまで、丁寧に書かれている。 ①論理的思考力②仮説検証力③会議設計力④資料作成力の章立て。
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