てん の商品レビュー

ピーター・レイノルズ(著者),谷川俊太郎(訳者)

2009/12/03

絵も良いし、お話もうーん、すばらしい、でもって、訳もいい。そして、さりげない中に、人間関係のすべてがある

2009/11/01

内容を理解しているのかいないのか
娘は何度も読みたがります。
「伸ばす」ってこういうことなんだなぁと
私にとっても勉強になりました。
3歳8ヶ月

2009/10/04

おえかきの　じかんが　おわった。でも　ワシテは　いすに　はりついている。かみは　まっしろ。
そんなワシテにせんせいはにっこりして、
「なにか　しるしを　つけてみて」と言う。ワシテは　マーカーを　つかむと　かみに　ちからいっぱい　おしつけた・・・。

絵を描くのが苦手な少女ワシテ、「どうせ私には描けない」ちよっとスネたみたいになっていたけれど、先生に言われて「てん」を描いて、それが「ワシテの　てん！」に。こんなふうに子どもの力を引き出せたらいいなぁ。大人だってこんなふうにそのままの自分でいることを許せたら、思わぬ才能が目覚めるかも。

子どもの頃を振り返ってみると、私は絵の先生に恵まれていたと思う。些細なことを褒めちぎってくれたり、夢中になって描いた世界を評価してくれたり。絵を描くことは楽しいことだと私は心と体でちゃんと教わった。私はその教えをワシテのように伝えられてるかなぁ。

2009/10/04

ワシテは図画の時間がキライ。
図画の時間が終わっても、紙は真っ白。
何も描いていない。
そんなワシテに先生がいった言葉は・・
学校の教育ではこうはいかないのかも知れないけど、図画に関しては、正解はないと思うし、もっともっと子供の想像力を信じて、「課題をこなす」ことじゃなく「好きになってもらうこと」を基準にしたものであってほしいなぁ〜って思いますね。

2009/10/07

谷川俊太郎さんの訳。
作者のピーター・レイノルズは1961年カナダ生まれ。
学校向けコンピュータソフトなどを販売する会社で副社長を務めた後、独立、アニメーション制作会社を設立。子供向けテレビ番組や教育ビデオを制作。
マサチューセッツ州在住。
中１の時の数学の先生、ミスター・マトソンにささげる　先生は私に「じぶんのしるし」をつける勇気を与えてくれた・・・
子供は、親以外で一番近い存在の先生に強く影響を受ける。やがて大人になる子供に、素晴らしい先生との出会いを願う。

2009/10/04

『この絵本が好き！』の2004年度海外翻訳絵本の第1位に輝いた作品。画を描くことが苦痛な子どもは、こんな先生に会えるといい。教師の言動一つで、子どもの好き嫌いも、意欲も、これほどまでに影響を受ける―そんな実例を見た気がした。

2009/10/04

ワシテはお絵かきなんてしたくない。でも先生にすすめられて小さな点を一つ描いてみたら、どんどん色んな点が描いてみたくなって・・・。小さな点から色んな点を夢中になってどんどん描いていくワシテ。そんな風に何かに夢中になって、きらりと光ってみたい。そしてそのきっかけはほんの小さなことで、ワシテのような子どもだけじゃなく、誰にだってあるものなんだ・・・。自分を発見するきっかけになれる絵本です。

2009/10/04

あーこんなステキな先生がいたら、個性って伸びるんだろうなと思った。親としてもこの視点を忘れないでいたいもんだ。

2009/10/04

　絵の苦手な女の子ワシテが、先生の行為により絵の魅力に気づいていくお話。メッセージが明白過ぎて絵本としては弱い作品かも。でも、「教育」について、いろいろ話題を提供してくれる絵本でしょう。[フィ、絵]

2009/10/04

こんな先生がたくさんいてくれたらいいのになと思うすばらしい先生の対応　こんな大人になりたいと思う私の心の一冊です