てん の商品レビュー
「この子が絵を好きになるには、どうしたらいいのかな」 上手いや下手ではなくて、楽しんでもらえるようにと考えることが大切。 ワシテの描いたてんの絵にサインをさせた先生がすごいな。 額に入れて、ちゃんと作品として認めてあげてる。 きっと自分なら「ふざけてるの」と思ってしまいま...
「この子が絵を好きになるには、どうしたらいいのかな」 上手いや下手ではなくて、楽しんでもらえるようにと考えることが大切。 ワシテの描いたてんの絵にサインをさせた先生がすごいな。 額に入れて、ちゃんと作品として認めてあげてる。 きっと自分なら「ふざけてるの」と思ってしまいます。 そしてやり直しさせてしまうんだろうな。(苦笑) そういえば道徳に評価が導入されるみたいですが、どのような点を評価するんでしょうね。
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サイン!!なんという発想。先生もすごいし、それが続くのがステキ。これは私の作品というのが、いかに大事か。誰かのためでなく。
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ワシテは その くねくねした せんを みつめた。 そして いった・・・・ 「おねがい・・・・・サインして」
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人にとって、特に子供にとって「肯定されること」がどれだけ大事か、意味を持つことなのか、それを強く意識させられる絵本でした。 と、ただ読み進めるだけなら3分で読み終わってしまう本なので、ネタバレをしないで感想を書くとこの一文で終わってしまうのですが、もう少し自分の中に残った物語の...
人にとって、特に子供にとって「肯定されること」がどれだけ大事か、意味を持つことなのか、それを強く意識させられる絵本でした。 と、ただ読み進めるだけなら3分で読み終わってしまう本なので、ネタバレをしないで感想を書くとこの一文で終わってしまうのですが、もう少し自分の中に残った物語の滓をひねり出すと。。。 自分が苦手なものがある、出来そうにない課題がある、他の人の方が遙かに上手にできそうなことがある、そういう時は、大人だってそこにわざわざ取り組もうとはしませんし、子供なら、がむしゃらな状態ならまだしも、物心ついて「恥をかきたくない」という意識が芽生えるとトライしにくくなるものです。 でも、特に子供なら結果に対する可能性は無限大ですし、大人だって実は勝手に視野を狭めているだけかもしれません。 だから、その背中を誰が押してあげるのか。その押した先で抱きとめてくれるのか、結果がどうなろうと肯定してくれるのか。 当人が「できやしない」と思うことは簡単です。その時、周りの人がどう支えていくのか、認めていくのか、それは巡って周りの人にも返ってくることだろうと思います。その、人の繋がり・関係性の大切さを教えてくれる本です。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「これってすでに点じゃなくない?丸って言わない?」「こんな丸なら誰にでも描ける気がするけど」(S9) 誰にでも描けそうな「点」だけど、それだけをひたすら考えてひたすら描くというのは「違う」人なんだなあ。 「ひとこと」が子供に与える影響の大きさをずっしり感じた絵本。
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てんだけの作品ににサインしてと言える先生もすばらしいけど、てんを描いただけで「これでどう!」っていえるワシテちゃんもいさぎよくて良いなーと思った。きっと子どもの頃の私なら、ある程度絵として認められるものを書かないとって思っちゃってただろうな。
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絵を書くことが苦手なワシテ でも、ひとりの先生からの一言で「変わる」 ただの「点」が 彼女の「しるし」となり、個性になり、自信になる 短いストーリーだけど、10代や大人が読んで深い内容
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好評価の絵本。 イラストはかわいいし、色は少ないけどシンプルでとても好感が持てる。 内容もとてもよい。 でも、どこか心のどこかでしっくりこない絵本だ。 とてもいいんだけれど、どこかひっかかる。個人的に違和感のようなものがある絵本。
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日本語教師として大変尊敬している先生に勧められて読んだ本。 教師として、母親として、子供として・・・。その時その時の立場、環境でおそらく見え方も変わってくる絵本だと思う。
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絵を描くことが苦手なワシテは、お絵かきの時間を何も描かずに過ごします。苦しまぎれに描いた一つの点が額に飾られているのを見たワシテは、点だけでも絵になる事に気付きます。色々な色で、様々な大きさの点を描き、学校の展覧会で大好評になります。ワシテは絵の苦手な子ではなく、絵の得意な子に...
絵を描くことが苦手なワシテは、お絵かきの時間を何も描かずに過ごします。苦しまぎれに描いた一つの点が額に飾られているのを見たワシテは、点だけでも絵になる事に気付きます。色々な色で、様々な大きさの点を描き、学校の展覧会で大好評になります。ワシテは絵の苦手な子ではなく、絵の得意な子になりました。 絵が嫌いで、嫌々描いていたワシテですがたくさんの点を描くにつれて、自分に自信を持てるようになり、生き生きと絵を描くようになります。 絵を描くことが苦手な子どもに読んでもらいたい本です。
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