カラマーゾフの兄弟(中) の商品レビュー
『中』は結構推理小説…
『中』は結構推理小説的な部分があるので読みやすいかも?主人公はこれ、絶対長男だよなと思えて仕方ないです。(実際は三男なんですが。)
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ドストエフスキーの最…
ドストエフスキーの最高傑作。中巻にはドミートリィー(ミーチャ)の見た「すばらしい夢」が描かれている。感動的。
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上巻からの感想の続き…
上巻からの感想の続きです。私はよく考えるのですが、「魂の救い」と「自由」は矛盾することがあるように思えるのです。「魂の救い」を求めるということは「自由」を放棄すると言えるでしょう。宗教はファシズムとよく似ています。自由の重荷に耐えられなかった人々が救いを求めて「服従」する。「服従...
上巻からの感想の続きです。私はよく考えるのですが、「魂の救い」と「自由」は矛盾することがあるように思えるのです。「魂の救い」を求めるということは「自由」を放棄すると言えるでしょう。宗教はファシズムとよく似ています。自由の重荷に耐えられなかった人々が救いを求めて「服従」する。「服従」こそ信仰だし、そこに自由の放棄ということが発生しているのだとも思えます。
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遺産相続と、共通の愛…
遺産相続と、共通の愛人グルーシェニカをめぐる父フョードルと長兄ドミートリイとの醜悪な争いのうちに、謎のフョードル殺害事件が発生し、ドミートリイは、父親殺しの嫌疑で尋問され、容疑者として連行される。
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525P 「「おかあさん、僕の大事な大事なおかあさん(兄はその頃こういった、思いがけない、愛情のこもった言葉をつかいだしていた)、僕の大事な大事な、なつかしい、喜びを与えてくれるおかあさん、そうなんだよ、ほんとうに人間はだれでもいろんな人やいろんなことですべての人にたいして罪を...
525P 「「おかあさん、僕の大事な大事なおかあさん(兄はその頃こういった、思いがけない、愛情のこもった言葉をつかいだしていた)、僕の大事な大事な、なつかしい、喜びを与えてくれるおかあさん、そうなんだよ、ほんとうに人間はだれでもいろんな人やいろんなことですべての人にたいして罪を持っているんだよ。」 —『カラマーゾフの兄弟 2』ドストエフスキー著 「それは、その頃でも読書をし、しかも大いに楽しんでいたことである。それでいて、聖書ばかりはほとんど一度も開いたことがなかった、がそのくせ絶対に手離したことはなく、どこへ行くにも肌身離さず持ち歩いていた。実際、自分でもそれとは知らずに、『もう一時間したら、一日したら、ひと月たったら、一年たったら』と思いながら、その本を大事にしていたのである。」 —『カラマーゾフの兄弟 2』ドストエフスキー著 「ひとりでこっそりと富を蓄積して、自分はもうこんなに強くなったぞ、こんなに生活が確保されたぞと思っているが、あにはからんや愚かにも、貯めこめば貯めこむほど、ますます自殺的な無力へとはまりこんできていることを知らずにいるのです。そのわけは、自分だけの力をたのむことに馴れ、自分ひとりだけ全体から離れてしまい、他人の助けも人間も人類も信じないように自分の心を馴らしてしまって、ただ、自分の金と自分が獲得した権利がなくなりはしないかと、戦々兢々としているだけだからです。いまはどこでも人間は、個人の生活の保証が孤立した個々人の努力によってではなくて、人類ぜんたいの統一的結合によって得られるのだということを、一笑に付して理解しようとしません。しかし、このおそろしい孤立状態もおわりを告げて、みんながたがいに離れ離れになっていたのはどんなに不自然だったかということを一斉に悟るようなときがかならず来ます。」 —『カラマーゾフの兄弟 2』ドストエフスキー著 「修道僧のことを私はこのように考えているのだが、これははたして偽りの考えであろうか、はたして思いあがった考えであろうか? 俗界や、民衆の上に君臨している神の世界では、神の御姿とその真理がはたしてゆがめられてしまっていないかどうか見てみるがよい。彼らは科学をもっているが、科学のなかにあるのは、五官に従属するものばかりである。人間のより高尚な半分である精神の世界はまったくないがしろにされ、一種の凱歌を奏し憎悪さえこめて追放されてしまっている。そして俗界は自由を宣言し、最近とみにそれが顕著になってきている。が、われわれの見るところその彼らの自由とはなんであるか、隷属と自殺行為にすぎないではないか! なぜなら、俗界ではこう言っている、『欲求があるなら、それを充足させるがよい、なぜならお前たちは高位高官の者や富豪と同等の権利をもっているのだから。おそれず欲求を満足させよ、それどころか欲求を増大させるがよい』――これが現代の俗界の教義である。そして彼らは自由とはそういうものだと思っているのだ。」 —『カラマーゾフの兄弟 2』ドストエフスキー著 「民衆が孤独のなかにあれば、われわれもまた孤独のなかへ閉じこもる。民衆はわれわれとおなじような信仰をもっている。信仰心のない事業家は、真摯な心根と天才的な頭脳の持ち主であっても、わがロシアではなにごともなしえないだろう。このことを記憶にとどめるがよい。そのうち民衆が無神論者を迎え討ってこれを討ちたおし、統一されたギリシア正教のロシアが出現するだろう。民衆を大切にし、民衆の心をまもり育てるがよい。静寂のなかで彼らを養い育てるがよい。それが修道僧としての諸師の偉大な仕事である、なぜならこの民衆こそ神の体現者だからだ。」 —『カラマーゾフの兄弟 2』ドストエフスキー著
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ゾシマ長老の所が難しかった。 でも神の話や考え方は面白かった。 中巻は話がぐっと動くから上巻より面白い。 ドミートリイやアリョーシャに比べるとイワンが影が薄いがこれから濃くなるのかもしれない。 ペルホーチンがいい人で好き。
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上中下3巻の中でも特に内容盛り沢山の巻だと思う。メインキャラだけでなくサブキャラも個性的で面白い。バラバラに動いていた歯車が少しずつ噛み合って、一つの結末に向かい始めていると感じた。
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本作は腑に落ちる答えも気持ちのいい共感も与えてくれないし、少しでも理解した気になった瞬間、容赦なく梯子を外され、「これならどうだ、お前の理屈はどこまで耐えきれるかな!」と思考の逃げ道を塞ぎながら詰め続けてくる
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中巻を読み終えて、私なりに思う『カラマーゾフの兄弟』…略して『カラ兄(きょう)』(上巻の帯にそう書いてあったんです!!)の楽しみ方をここに綴りたい!!!!ネタバレなしで!! まずは残念ながらヘテロセクシュアルの女性、あるいはホモセクシュアルの男性の方のみに通用する読み方になって...
中巻を読み終えて、私なりに思う『カラマーゾフの兄弟』…略して『カラ兄(きょう)』(上巻の帯にそう書いてあったんです!!)の楽しみ方をここに綴りたい!!!!ネタバレなしで!! まずは残念ながらヘテロセクシュアルの女性、あるいはホモセクシュアルの男性の方のみに通用する読み方になってしまうのだけど、 カラマーゾフの兄弟たちを、すんごいイケメンな男性たちに想像して読み進めるというもの。(ロシア系とか東欧系の顔立ちの白人男性だとより物語の中身とマッチするかもだけど、無理なら人種なんてどうでも良い!!) そうすると、ワクワクとゾクゾクがとにかく増すんです!!! 「え?私も奪い合われてみたいけど?!」となる(笑) 私の推しのイワンは、とんでもないイケメン&インテリな雰囲気が出まくりの教養人として想像してました(笑) (因みに @koten.book さんからは周りはみんなイワン推しだよと教えてもらい、自分も同じだと安心しました笑) でもロシアって究極の美女も多いし、女たちが揃うシーンでは、ものすんごい美女も想像してみた!!(笑) それも良かった!! はい。ルッキズム丸出しの低俗な(?)読み方はここまでとして…失礼いたしました。 少し小難しい国家と教会がどうあるべきか的な、独白みたいになるところとかは、強めのお酒をちびちび飲みながら、お家で、小さな声に出しながら、自分が独白してるかのように読む!! ただただ私がそうしただけだけど、上巻の終わりの方はこれをやるのが堪らなく楽しかった。 そしてそして、中巻の3/4くらいからは、どう読むかとかなく、続きが気になり過ぎて、無我夢中で読んでた!! 気がついたら最終ページに! 下巻がどうなるのか楽しみ。 村上春樹さんと金原ひとみさんが感銘を受けた本、そして我らが @book26ts さんが名刺代わりに選ぶ本に入ってるから、もう読みたくて読みたくて(笑) だから読めてることが嬉しい!! 人生のあれこれ、社会のあれこれ、全てこれに詰まってると思うの。 現代に通じることばかり。 そしてドストエフスキーさんの中から溢れ出る考えと言葉を、純粋に書き出している感が伝わってくる気がして、それがまたすごく好き。 でももちろんただ書き出しているだけじゃなくて、全ての物語の順序立てが綺麗にされていて、伏線も全て綺麗に回収されていき、読んでいて快感なんです。 私なんかが、ドストエフスキーさんの偉大さを語るまでもないんだけど!!(当たり前) だからって「逆に何がすごいの?」って思う意見があっても全然良いし!読んでみたけど合わなかったももちろんある!! 金原ひとみさんだって上巻半分読むのに3ヶ月かかって、つまんない!って思ったて帯に書いてあるし!!(笑) とにかく下巻が楽しみだっ!!
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本書(中巻)は、第二部の途中から第三部。読みどころ満載で、感嘆のため息が出てしまいました。すごい、すぎる。 アリョーシャの師であるゾシマ長老の死去。その中での彼の心の変化が描かれた後が、本書(中巻)の真骨頂。 アリョーシャの兄、ドミトリーが大いに動きます。婚約者カテリーナと別...
本書(中巻)は、第二部の途中から第三部。読みどころ満載で、感嘆のため息が出てしまいました。すごい、すぎる。 アリョーシャの師であるゾシマ長老の死去。その中での彼の心の変化が描かれた後が、本書(中巻)の真骨頂。 アリョーシャの兄、ドミトリーが大いに動きます。婚約者カテリーナと別れて、グルーシェニカ(父の愛人でもある)と新生活を始めたいと思っているドミトリー。カテリーナから預かった3千ルーブル返済の必要性もあり、金策に走ります。 大立ち回りさながらのドミトリーの動きに、BGMとしてルパン3世のテーマでもかけたい気分。 そんな中、血生臭い事件勃発。父フョードル殺害事件の容疑者として連行されるドミトリー。 お腹いっぱいのスリルを味わうことができました。人間の心理描写、最高にして最強。下巻はどんな展開になるのか・・・・
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