砂の器(下) の商品レビュー
平成生まれの私にとってまずは社会的背景から勉強しなければいけない。 映画を観て本作を読みました。 いろいろ考えさせられます。 映画の方が犯人目線の内容多いのかな?
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読み応えがありぐんぐん引き込まれた。初めて読んだ松本清張さんの作品ですが、とても良かったです。主人公の刑事がかっこいい。昭和ハードボイルド、今の時代だこそ余計にいい。
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悲しい話、という事前情報を聞いていたからもっと悲しい話かと思っていたけど、そうでもなかった。それは、私がハンセン病患者が受けていた差別について何も知らないからである。また「悲しい話」と評した人はドラマ版を見ていたのだけど、おそらくドラマ版の方がよりその辺りの描写が鮮烈だったんだろうなと思った。考えてみれば病気して離婚されるとか結構最悪なんだけど、作中では割とサラッと流されているので思ったほど心は震えず、水のように読み終わってしまった。関川じゃなかったんだ〜という感じはある。実はドラマ版について調べてたらあらすじでいきなり真犯人書かれてるという強烈なネタバレを喰らってたので、驚きがないのはそのせいもある。あと超音波で人は……殺せるんだろうか?モスキート音は確かに不愉快だけど……。 今西警部の奮闘ぶりが凄まじかったな。全容が思ったよりあっけなくて、推理中が一番ハラハラして面白かったな、と思った。うーむ。
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最高…圧巻の内容でした。 全ての些細な事も全てしっかりした伏線で、一字一句見落とせない、無駄な情報が一つもなく、迎えた結末、興奮が抑えられなかった。 綾辻行人先生、横溝正史先生、そして松本清張先生恐るべし。
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上巻はミステリーにしては淡々としてゆったりな空気感だった。 下巻まで読み進めるとサスペンス色が見え始め、登場人物たちのつながりが紐解かれていく。いよいよ緊張感が高まってきた。 事件のトリックは意外にも技術的な描写が目立った。 だけど正直物足りなかったかな。上記技術的トリックも...
上巻はミステリーにしては淡々としてゆったりな空気感だった。 下巻まで読み進めるとサスペンス色が見え始め、登場人物たちのつながりが紐解かれていく。いよいよ緊張感が高まってきた。 事件のトリックは意外にも技術的な描写が目立った。 だけど正直物足りなかったかな。上記技術的トリックも裏付けが弱いし、主人公刑事による犯行動機の推察も「え、そんな程度で人殺す?」って感じだった。犯人確保の後は描かれないので、動機の掘り下げやそもそもそれが合っていたのかの検証はなされない。 あと上下巻通してなんだけど、刑事の周りに運よくキーマンが現れたり、事件のつながりを刑事の思い付きレベルで解き明かしていく場面があったり、ご都合主義を感じてちょっと興ざめ。 文体や世界観の古さも感じさせず、凝った設定だっただけに残念だなー
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ミスリードに騙されたーーー!!! トリックが凝っていて、終盤まで全く分からなかった。ただ、音は放射状に広がっていくから、和賀さんが無事なのは説明つかなくないか? 今西刑事の中で解決してから、あっさりと終わったように感じたが、そのあっさり加減が読後に効いてきた。秀夫少年と三木さんの関係、心情描写が全く無いから、むしろそれを想像してしまって、余計に悲しくなった。やりきれないなぁ。 個人的に、読了直後は★3、読後数時間後★5って感じです。
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やっと最後の方で渡米前に犯人が逮捕された。まさか超音波を使っているとは。昭和の時代を感じる作品だった。
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もう読むのは5回目くらいだけどやっぱりやっぱり大好きな作品!どこが繋がってくるんだっけ?ってなって定期的に読みたくなる。 読み終わった後本当に悲しい気持ちになるけども。 殺す必要なかったんじゃないかな?話せば絶対分かってくれるのに、和賀がそう思えなかったのは時代と経験からだろうな...
もう読むのは5回目くらいだけどやっぱりやっぱり大好きな作品!どこが繋がってくるんだっけ?ってなって定期的に読みたくなる。 読み終わった後本当に悲しい気持ちになるけども。 殺す必要なかったんじゃないかな?話せば絶対分かってくれるのに、和賀がそう思えなかったのは時代と経験からだろうなぁ。 松本清張はどこでこんなネタを得るのだろうか。こう繋がるのか!と本当おもしろい。
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今西刑事の事件解決への執念深さと、小さな出来事や気付きや言動から少しづつ正解の糸へと紐解いていく様子が面白く見入りました。
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