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砂の器(下) の商品レビュー

3.8

173件のお客様レビュー

  1. 5つ

    37

  2. 4つ

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  3. 3つ

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ドラマでも話題になっ…

ドラマでも話題になったこの作品、是非読んでみてください!!

文庫OFF

2024/07/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

上巻に続いて、14~15年振りの再読。 結末を知っているのに、夢中になって読んでしまった。さすが松本清張。 今では耳にすることのないハンセン病や、戦時中の戸籍の焼失。 当時としては読者側も実感をもって読めたんだろうけど、私に知識がないばかりに少しあっさりな感じもした。 できたら和賀英良側からの話も読んでみたかった。 しかし、超音波で殺人なんてガリレオみたいな話だったんだな。すっかり忘れていた。 また15年位経ったら再々読しよう。

Posted byブクログ

2024/07/12

【おすすめポイント】映画やドラマにもなった有名な長編推理小説ですが、事件の大きな要素として感染症であるハンセン病が絡んできます。この病気や罹患者がどのように扱われてきたのか、どのような目で見られていたのか、一緒に展示している歴史の本も読んで考えてみてください。 【請求記号】910...

【おすすめポイント】映画やドラマにもなった有名な長編推理小説ですが、事件の大きな要素として感染症であるハンセン病が絡んできます。この病気や罹患者がどのように扱われてきたのか、どのような目で見られていたのか、一緒に展示している歴史の本も読んで考えてみてください。 【請求記号】910.26:Ma:2 【配置場所】1階新書庫右 【URL】https://mylibrary.toho-u.ac.jp/webopac/BB28227631

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2024/02/11

私が生まれる前に出版された本で、時代背景が異なりものの考え方が違うので面白かった。 様々な土地のことについて知ることができた また方言を使ったミステリー要素があり、そのミステリーから新たな教養を得ることができた

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2024/02/02

平成生まれの私にとってまずは社会的背景から勉強しなければいけない。 映画を観て本作を読みました。 いろいろ考えさせられます。 映画の方が犯人目線の内容多いのかな?

Posted byブクログ

2023/12/26

読み応えがありぐんぐん引き込まれた。初めて読んだ松本清張さんの作品ですが、とても良かったです。主人公の刑事がかっこいい。昭和ハードボイルド、今の時代だこそ余計にいい。

Posted byブクログ

2023/12/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

下巻に入ってもなかなか事件は解決しない。今西はさらに三重県伊勢市・石川県・大阪へ事件解決の手がかりを掴むために駆け回る。 しかし事件の全貌が明らかになると想像もつかない出来事が待っていた。特に事件解決の鍵を握ったのは「電波」や「音」。スマホや携帯電話すらない時代に音や電波といった科学的なものを使って殺害を行なっていた。 犯人は和賀英良。しかも、当初は本浦秀夫であり、被害者である三木謙一と関わり合いがあったのだ。 今西も立派な警察官だ。 https://law-symphoniker.hatenablog.com/entry/fqngo3qfwbnfwgwfjpewwu341-th30ignq3jngioq32ngiu1gn10ngu41gnjeringjerngjewrngjn34gnw4igh45hgiernhi4ih

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2023/09/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

悲しい話、という事前情報を聞いていたからもっと悲しい話かと思っていたけど、そうでもなかった。それは、私がハンセン病患者が受けていた差別について何も知らないからである。また「悲しい話」と評した人はドラマ版を見ていたのだけど、おそらくドラマ版の方がよりその辺りの描写が鮮烈だったんだろうなと思った。考えてみれば病気して離婚されるとか結構最悪なんだけど、作中では割とサラッと流されているので思ったほど心は震えず、水のように読み終わってしまった。関川じゃなかったんだ〜という感じはある。実はドラマ版について調べてたらあらすじでいきなり真犯人書かれてるという強烈なネタバレを喰らってたので、驚きがないのはそのせいもある。あと超音波で人は……殺せるんだろうか?モスキート音は確かに不愉快だけど……。 今西警部の奮闘ぶりが凄まじかったな。全容が思ったよりあっけなくて、推理中が一番ハラハラして面白かったな、と思った。うーむ。

Posted byブクログ

2023/09/25

最高…圧巻の内容でした。 全ての些細な事も全てしっかりした伏線で、一字一句見落とせない、無駄な情報が一つもなく、迎えた結末、興奮が抑えられなかった。 綾辻行人先生、横溝正史先生、そして松本清張先生恐るべし。

Posted byブクログ

2023/07/11

上巻はミステリーにしては淡々としてゆったりな空気感だった。 下巻まで読み進めるとサスペンス色が見え始め、登場人物たちのつながりが紐解かれていく。いよいよ緊張感が高まってきた。 事件のトリックは意外にも技術的な描写が目立った。 だけど正直物足りなかったかな。上記技術的トリックも...

上巻はミステリーにしては淡々としてゆったりな空気感だった。 下巻まで読み進めるとサスペンス色が見え始め、登場人物たちのつながりが紐解かれていく。いよいよ緊張感が高まってきた。 事件のトリックは意外にも技術的な描写が目立った。 だけど正直物足りなかったかな。上記技術的トリックも裏付けが弱いし、主人公刑事による犯行動機の推察も「え、そんな程度で人殺す?」って感じだった。犯人確保の後は描かれないので、動機の掘り下げやそもそもそれが合っていたのかの検証はなされない。 あと上下巻通してなんだけど、刑事の周りに運よくキーマンが現れたり、事件のつながりを刑事の思い付きレベルで解き明かしていく場面があったり、ご都合主義を感じてちょっと興ざめ。 文体や世界観の古さも感じさせず、凝った設定だっただけに残念だなー

Posted byブクログ