砂の器(下) の商品レビュー
松本清張の推理小説。 物語が後半に入るに従い、別々に行動していた2つのグループがやがて1つになる。様々な登場人物たちが1つの殺人事件の裏で密接に絡み合っている様子が徐々に現れて来るので、早く続きが読みたくなる。 トリックが科学的に成り立つのか、あるいはヒントの解読や犯人による隠蔽...
松本清張の推理小説。 物語が後半に入るに従い、別々に行動していた2つのグループがやがて1つになる。様々な登場人物たちが1つの殺人事件の裏で密接に絡み合っている様子が徐々に現れて来るので、早く続きが読みたくなる。 トリックが科学的に成り立つのか、あるいはヒントの解読や犯人による隠蔽工作がかくも上手く成し遂げられるのか、と言った点には少し疑問を持った。
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1月22日読了。下巻になってもテンションは全く衰えず、さらに「犯人はどっちだ!?」というニュアンスを加えてますます面白くなった印象。真犯人の心理描写をもっとして欲しかった気もするけれど、それがないことが読者の想像力を刺激するという効果もあるように思う。犯人の使った殺人手法は現代の...
1月22日読了。下巻になってもテンションは全く衰えず、さらに「犯人はどっちだ!?」というニュアンスを加えてますます面白くなった印象。真犯人の心理描写をもっとして欲しかった気もするけれど、それがないことが読者の想像力を刺激するという効果もあるように思う。犯人の使った殺人手法は現代の我々から見ると「?」だが、考え抜かれたトリックと言うべきか。昭和一桁生まれが「若者」とされるこの時代の背景について、もっと知りたくなった。
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途中話の筋を見失いそうになったが読了。 実にすごい話だった。 すごいとしか言いようがない。 逮捕シーンでの犯人の様子が印象的。 2007年12月31日読了
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おもしろかった!最後まで関川が犯人だと思ってた… 他のも読みたいと思いました!なんでもっと早く読まなかったんだろうと後悔してしまった
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いわずとしれた松本清張の定番作品。言っておきますが、中居くんのアレはこの作品と何の関係もありません。と言うことにしておきたい。
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とっつきにくいと思われがちですが、すいすい読めます。都合のいい展開といえばそうですが。罪は罪、といいますか、ラストは切なくもきっぱりとしていてよいと思います。
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善良この上ない元巡査を殺害した犯人は誰か? そして前衛劇団の俳優と女事務員殺しの犯人は? 今西刑事は東北地方の聞込み先で見かけた“ヌーボー・グループ”なる新進芸術家たちの動静を興味半分で見守るうちに断片的な事実が次第に脈絡を持ち始めたことに気付く……
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グイグイひきこまれて上下巻を一気に読んでしまったけれど、ちょっと偶然に頼り過ぎというか強引なんじゃないの、と思わなくもない。
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最後引き伸ばしすぎだよ。 それから、詳細なことから真実を暴きすぎ。 敏腕刑事なのか、適当なのか・・・。 でも、全国各地の地名がたくさん出てくるところは面白かった。
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トリックはなるほどとうなずける。犯罪の動機も考えさせられる。小泉さんもこれを読んで対策を打ったとか。
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