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砂の器(下) の商品レビュー

3.8

178件のお客様レビュー

  1. 5つ

    40

  2. 4つ

    66

  3. 3つ

    52

  4. 2つ

    8

  5. 1つ

    0

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2015/07/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

割と斬新なトリックが面白かった。 これまでの映像化作品だと、この部分は軽視、あるいは無視されて、昭和の時代を背景にした人間ドラマ、みたいな切り口が多いけど、このトリックの部分も十分に、通用するんじゃないかと思う。 探偵ガリレオなんか読んでる世代には、結構違和感なく受け入れられるような。

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2013/04/14

そんな殺し方。 あと関川思わせすぎやしないですか。 あと映画の予告編とか外れの調査もきちんと描写するあたりはリアリティなのかな・・・しかしジワジワジリジリするな。

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2013/03/01

最後の最後まで騙されてた 全然気がつかなかった 息もつかせぬほどの捜査の練密さと だんだんと線になっていく小さな手がかりたち。 とにかく面白かった! ありきたりなような話を細やかに描いて ありきたりなように見せかける。 そして最後のどんでん返し。 めっちゃ長...

最後の最後まで騙されてた 全然気がつかなかった 息もつかせぬほどの捜査の練密さと だんだんと線になっていく小さな手がかりたち。 とにかく面白かった! ありきたりなような話を細やかに描いて ありきたりなように見せかける。 そして最後のどんでん返し。 めっちゃ長いけど、一気に読めます。

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2013/02/12

ライ病がなんなのかよくわからなかったせいか、同情を禁じ得ないという感じではなかった。 あと、松本清張自身も言っているように種明かしが始まると業務的になってしまう。ただそれは必要不可欠という矛盾が面白いなと思った。 設定が色々と変わっているという映画を観てみたい。

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2013/08/26

自分の生い立ちと悲しく向き合う主人公が胸を打つ。 だけど追い詰めなくてはならない刑事の姿もまた胸を打つ。

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2013/02/06

上下巻の下のほう。 島根県の山奥にある村にいる老人がしゃべる言葉がずーずー弁なんだけど、言葉にするとこんなにも読みにくくなるんだなーと思った。 自分は島根出身なので、しゃべってる姿が想像できた

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2012/10/14

犯人の生い立ちと悲しい時代が一杯詰まっている後半戦。 ハンセン病に対する恐怖感と差別というあの時代。 戦前、戦後の日本の時代の流れを知らないと 少々、犯人の生い立ちの部分で情けの心が出ず 読後の感想でよく聞く「涙」の意味がわからないかもしれないと思いました。 大阪の空襲のこと...

犯人の生い立ちと悲しい時代が一杯詰まっている後半戦。 ハンセン病に対する恐怖感と差別というあの時代。 戦前、戦後の日本の時代の流れを知らないと 少々、犯人の生い立ちの部分で情けの心が出ず 読後の感想でよく聞く「涙」の意味がわからないかもしれないと思いました。 大阪の空襲のことや戦後の戸籍についての話もでてきます。 ちょっと知らないことや、何かで聞いたなぁっと思うことあり 勉強になる部分もありました。 こうやって戦後の復興が徐々に行われ、今の大阪があるのかという 思いも一方で思いました。 最後に、松本清張の作品は面白いと思ったのですが 殺害方法が疑問でした(苦笑) 本当にそのような効果があるのか?っと。 専門家からしたら、研究されていることかもしれないですね。 私が無知なだけかもしれないです。 また、終わりが・・・ちょっとつまらなかったです。 何かもう一声添えて欲しかったなぁと。 しかし、これが松本清張の面白さなのかもしれないですね。

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2012/08/24

さいごの数十ページの、展開の早さが目まぐるしすぎる。笑 主人公の刑事が事件を解決していく過程は、普通であれば考えられない場面の連続で、紐付けがやや強引すぎる気もするが、あのラストは爽快だった。 ミステリー自体を楽しみたいのであれば、東野圭吾などの方が読みごたえがあると思う。 ...

さいごの数十ページの、展開の早さが目まぐるしすぎる。笑 主人公の刑事が事件を解決していく過程は、普通であれば考えられない場面の連続で、紐付けがやや強引すぎる気もするが、あのラストは爽快だった。 ミステリー自体を楽しみたいのであれば、東野圭吾などの方が読みごたえがあると思う。 ただ、この物語は昭和の時代の雰囲気や勢いのある当時の東京の空気を垣間見ることができ、それがこの作品の持ち味であると感じた。 どの時代にも男と女の間にはストーリーがあるものだなぁ。。

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2012/08/03

初めての松本清張作品。 日本にもこのようなミステリーを書く人がいたのだなぁ、と 感嘆しながら読み進めていた。 今西の捜査から少しずつ明らかになっていく事実に胸を躍らせた。 読み終わってからの感想としては、 「推理小説というよりは文学作品」という印象。 殺人手法にううむ、と首を...

初めての松本清張作品。 日本にもこのようなミステリーを書く人がいたのだなぁ、と 感嘆しながら読み進めていた。 今西の捜査から少しずつ明らかになっていく事実に胸を躍らせた。 読み終わってからの感想としては、 「推理小説というよりは文学作品」という印象。 殺人手法にううむ、と首を傾げざるを得ない。 現代においては荒唐無稽のように思われる。 そして、今西が長年の刑事とは言え、勘が良すぎる。 偶然の一致が重なった上での結末。 ただ、注目すべきは、殺人を行うにいたる動機だろう。 ライ病患者とその家族は人権を認められないという、 当時の日本社会が引き起こした悲しい事件。 原作者松本清張が「原作を超えた」と絶賛した、 映画版『砂の器』を観たいと思う。

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2012/07/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

夫婦や上司と部下の関係性が今と全く違っていて とても興味深かった。 話のスピード感が今の小説と全く違う感じを受けたが なぜか読んでいて心地よい空気感に包まれていた。 ネットも携帯も新幹線もない時代のもどかしさを感じたが じわりじわりと犯人に近づいていく様は最近のミステリー小説 にはないものを感じた。

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