人はなぜ逃げおくれるのか の商品レビュー
災害心理学者として、災害を洞察しており、タイトル以上の内容が含まれている。 災害とは何かを知り、社会が、個人が、災害に際してどのように反応するかを知ることが、災害を減ずることにつながる。 パニック神話の話が興味深かった。災害時に人々がパニックになるのは、実は限られたケースであり、...
災害心理学者として、災害を洞察しており、タイトル以上の内容が含まれている。 災害とは何かを知り、社会が、個人が、災害に際してどのように反応するかを知ることが、災害を減ずることにつながる。 パニック神話の話が興味深かった。災害時に人々がパニックになるのは、実は限られたケースであり、むしろ災害=パニックという先入観により正確な情報を与えないことが、被害の拡大に繋がりうる。パニックにつながる要件を把握して、パニックを防止しつつ、適切に情報提供することが大事という話。
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タイトルは「なぜ逃げおくれるのか」であるが、その原因について洞察しているというよりは、災害全般について、筆者の考えが整理されている。 パニックとはギリシャ神話に出てくる半獣神「パン」が由来だというのは初耳であったし、災害ではパニックは簡単に起こらないということも主張している。 ま...
タイトルは「なぜ逃げおくれるのか」であるが、その原因について洞察しているというよりは、災害全般について、筆者の考えが整理されている。 パニックとはギリシャ神話に出てくる半獣神「パン」が由来だというのは初耳であったし、災害ではパニックは簡単に起こらないということも主張している。 また、日本では災害で生き残った人達を「被災者」と呼ぶが、実は「サバイバー」なのだという見方は斬新である。
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人は災害時にパニックにならない、という前提をもとに、災害に備えた社会を説く。韓国の地下鉄事件の被害者の落ち着き払った様子や、9.11の世界貿易センタービルのテロ事件の際の人々の行動などからその前提を解説している。ただ、内容的には危機対応時の人間について語っているので、アマンダ・リ...
人は災害時にパニックにならない、という前提をもとに、災害に備えた社会を説く。韓国の地下鉄事件の被害者の落ち着き払った様子や、9.11の世界貿易センタービルのテロ事件の際の人々の行動などからその前提を解説している。ただ、内容的には危機対応時の人間について語っているので、アマンダ・リプリーの『生き残る判断、生き残れない行動』なども参照した方が、タイトルの疑問については理解しやすいであろう。
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タイトルと内容が噛み合ってなくてストレス ようやく読み終えた 実際の災害が多数挙げられているが、人はなぜ逃げ遅れるか?という問いに対する結論を導くために事例を挙げているというのではなく、ただ列挙されているだけに感じた 散漫な印象
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竹内薫・科学ブックガイドから。非常時、パニックにならないのが危ないっていうの、目から鱗だった。言われてみればその通り。自分のことを振り返ってみても、思い当たることがあって冷や汗もの。話題は感染症にまで及び、かなり前の出版ながら、内容はかなりタイムリー。常日頃から色んな可能性に思い...
竹内薫・科学ブックガイドから。非常時、パニックにならないのが危ないっていうの、目から鱗だった。言われてみればその通り。自分のことを振り返ってみても、思い当たることがあって冷や汗もの。話題は感染症にまで及び、かなり前の出版ながら、内容はかなりタイムリー。常日頃から色んな可能性に思いを馳せ、より確実な準備を整えていくことが肝要。当たり前のことなんですけどね。
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鹿児島の実家、実は先日の大雨で半孤立しています。地表滑落のため、団地に隣接する幹線が下り側で全断。年内の復旧見込みはなく、移動に苦が伴っている。 大雨前に避難警報の発報を知るも、離れた土地にいる家族は「ダイジョウブ」の一点張りだった。結果、大丈夫だったけどニアミスだった。 実は、...
鹿児島の実家、実は先日の大雨で半孤立しています。地表滑落のため、団地に隣接する幹線が下り側で全断。年内の復旧見込みはなく、移動に苦が伴っている。 大雨前に避難警報の発報を知るも、離れた土地にいる家族は「ダイジョウブ」の一点張りだった。結果、大丈夫だったけどニアミスだった。 実は、先日、ウチのビルで発煙があり警報が鳴った。"This is not a drill"というフレーズは訓練の時にも流れていて、「あれ?訓練かな」と思って誰も避難しなかった。実際に避難したのは、消防士の姿を見た来た時だった。 警報はその信用を落とし、避難意識も高く持ち続けられていないのは現実のように思う。 どうしたら彼らに避難してもらえたか、自分が避難行動をとれただろうか。 実際にはパニックにはならないが、落ち着き過ぎはまずい。災害天災のもたらす悪い面と良い面(!)の存在。新しい時代には新しい災害が、など知っていて損のない内容でした。
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カテゴリ:図書館企画展示 2016年度第9回図書館企画展示 「災害を識る」 展示中の図書は借りることができますので、どうぞお早めにご来館ください。 開催期間:2017年3月1日(水) ~ 2017年4月15日(金) 開催場所:図書館第1ゲート入口すぐ、雑誌閲覧室前の展示スペー...
カテゴリ:図書館企画展示 2016年度第9回図書館企画展示 「災害を識る」 展示中の図書は借りることができますので、どうぞお早めにご来館ください。 開催期間:2017年3月1日(水) ~ 2017年4月15日(金) 開催場所:図書館第1ゲート入口すぐ、雑誌閲覧室前の展示スペース
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自然の災害、人的脅威、世の中は恐ろしいことが多い。 !!(>д<)ノ だけど、なんとなく目をそらして暮らしている。 そうしないと不安でどうしようもなくなるから・・・。 いったん何かが起こった時の行動も、自分では自信がない。 この本に書いてあることに心当たりがある、愚かななことをし...
自然の災害、人的脅威、世の中は恐ろしいことが多い。 !!(>д<)ノ だけど、なんとなく目をそらして暮らしている。 そうしないと不安でどうしようもなくなるから・・・。 いったん何かが起こった時の行動も、自分では自信がない。 この本に書いてあることに心当たりがある、愚かななことをしそうだ。 興味深い内容の本です。 2013/11/20 予約 11/26 借りる。 12/1 読み始める。2014/04/15 途中で中止。 内容と著者は 内容 : 地震や火災など、予期せぬ災害に遭遇すると人間はどんな行動をとるか。 心理学的アプローチと過去の事例から、危険を回避する具体的な方策をアドバイスする。危険な時代を生き抜くための必読の書。 内容(「BOOK」データベースより) 地震や洪水、火災などの災害に遭遇した時、身をまもるために素早く行動できる人間は驚くほど少ない。 現代人は安全に慣れてしまった結果、知らず知らずのうちに危険に対して鈍感になり、予期せぬ事態に対処できなくなっている。 来るべき大地震のみならず、テロや未知の感染症など、新しい災害との遭遇も予想される今世紀。 本書では災害時の人間心理に焦点をあて、危険な状況下でとるべき避難行動について詳述する。 著者 : 広瀬/弘忠 1942年東京生まれ。東京大学文学部心理学科卒業。東京女子大学文理学部教授。専門は災害心理学
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【ノート】 ・災害は、その地域が持っている上昇か下降のベクトルを加速させるというのが面白かった。 ・第一次警報伝達過程と第二次警報伝達過程。マスコミなどは後者。 ・ちなみにこの本は2004年に書かれているが、3.11後の今、情報伝達について今はどのような見解を持ってるんだろうか。
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具体例が多くておもしろい。第二章の災害時における家族というファクターの話、第六章の災害時における利他的行動の話を興味深く読んだ。
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