1,800円以上の注文で送料無料

ALL YOU NEED IS KILL の商品レビュー

3.7

177件のお客様レビュー

  1. 5つ

    28

  2. 4つ

    72

  3. 3つ

    47

  4. 2つ

    11

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2015/02/21

映画見た後だったので、設定が違ってて面白かった。 こういう主人公好きです。 タイムリープものってあんまり読んだことないなあと思いました。

Posted byブクログ

2015/02/14

ループものと聞いていて、というか映画の予告編をみてそう思ったって事かな、ともかくループものだと思い込んでいたんだけれど、SF設定的にはちょっと違う。そういう意味で、逆に、SFとして出来が良いという印象。で、そういう場合、人の同一性とは何かという事に切り込んじゃうんですけどね。その...

ループものと聞いていて、というか映画の予告編をみてそう思ったって事かな、ともかくループものだと思い込んでいたんだけれど、SF設定的にはちょっと違う。そういう意味で、逆に、SFとして出来が良いという印象。で、そういう場合、人の同一性とは何かという事に切り込んじゃうんですけどね。そのあたりはイーガンとかが良くやってたみたいなネタ。こんなのかスーパーダッシュ文庫なのかというのは、少し驚きで、さらに、神林長平が推したらしい記述があって、それは話の傾向からは納得だけれど、どのレーベルに収まっているかという点では甚だ違和感を感じさせる事だったりする。

Posted byブクログ

2015/02/05

SFが大好きなので映画見る前に急いで読みましたが、ちょっと期待はずれでした。繰り返しっていうネタはすごいいいんですけどね。映画化版はもっと面白くなったのかな

Posted byブクログ

2015/01/16

人類はギタイと呼ばれる外敵と戦っていた。主人公はギタイとの戦いの中で戦死したが、気がつくと出撃前日に戻っていた。繰り返されるループの中で戦闘技術は向上していくがループを抜け出す方法が分からず苦しんでいた。 単純な侵略SFでも時間ループでもなく、主人公がスレていく過程が面白かった。...

人類はギタイと呼ばれる外敵と戦っていた。主人公はギタイとの戦いの中で戦死したが、気がつくと出撃前日に戻っていた。繰り返されるループの中で戦闘技術は向上していくがループを抜け出す方法が分からず苦しんでいた。 単純な侵略SFでも時間ループでもなく、主人公がスレていく過程が面白かった。同じループに巻き込まれた経験を持つヒロイン、最後に脱出する場面など映画化されているようなので観てみたい。

Posted byブクログ

2014/12/20

あまりラノベっぽいことに加え、非常に日本人作品らしい一冊です。 テレビゲームをモチーフにした作品構成といい、どじっ子メカニックをはじめとするキャラクタ設定、アクション→ロマンス→ハッピーエンド以外のプラスアルファの余韻を残したラストのどれも、日本発といって差し支えない要素です。...

あまりラノベっぽいことに加え、非常に日本人作品らしい一冊です。 テレビゲームをモチーフにした作品構成といい、どじっ子メカニックをはじめとするキャラクタ設定、アクション→ロマンス→ハッピーエンド以外のプラスアルファの余韻を残したラストのどれも、日本発といって差し支えない要素です。 さらに、トム・クルーズ主演の映画もいい映画でした。 原作小説の上記の要素が、映画作品に持ち越されても魅力的に機能していたのでしょう。 同じく映画原作の「ハンガーゲーム」みたいな、アクションSF小説が好きな方なら、きっと楽しめる一冊です。

Posted byブクログ

2014/12/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

RPGみたいだな、と思ったらあとがきで作者もそれを考えながら書いてたとあって納得しました。梅干し一樽半分こは塩分過多で死んじゃうのでは...カビコーヒーも飲んじゃったしケイジのループ終了原因は食生活に違いない。

Posted byブクログ

2014/11/19

楽しみだった時間ループSF  少しばかり文書が読みにくいっていうか、ボクトツ感があるんだけど、展開が速いから良い。毎回異なる時間ループ、つまり主人公の死に様は、なかなかにおもしろい。死に様が、ではなく、毎回リスタートが異なるという設定が新鮮だという意味。どうなるんだろうというワ...

楽しみだった時間ループSF  少しばかり文書が読みにくいっていうか、ボクトツ感があるんだけど、展開が速いから良い。毎回異なる時間ループ、つまり主人公の死に様は、なかなかにおもしろい。死に様が、ではなく、毎回リスタートが異なるという設定が新鮮だという意味。どうなるんだろうというワクワク感が先行して、どんどん読み進めることになる。  今回の本はイラストがアニメチックだからか、なんとなく軽い感じが先行してしまい、氷の戦士とアニメっぽい民間人というヒロインとの関わりや戦友たちとの会話は、あまり興味深いものではないと思って読み進めていく。  半分程度でループの謎が明かされる。なるほど。シンプルに信じよう。で、その背景でのドラマはというと、かなりアクロバティック。戦うために作ったのかな。次も緑の戦士が生まれそうなエンディングはそれなりにきれいなオチなんだが、少し無理があるかなぁ。  ヒロインの描き方によっては映画もいい作品になるのかもしれないが、やはりストーリーの骨格が弱い。一月ほどで書きあげたらしいから仕方ないのかもしれないけど、登場人物の役割が極めて希薄だし、ヒロインとヒーローだけのストーリーは少し寂しい。  文句ばかりで申し訳ないが、意外な結末は確かに新鮮であるし、ザックリ切り捨てたSF的背景も潔い。世界観をシリーズにしたら、もしかしたら面白いかも。

Posted byブクログ

2014/11/15

ハリウッド映画の方を先に観て、原作が日本のSF小説と知り、読んでみた。 ストーリーは、ハリウッド映画的な展開に変更されてたけど、 原作のテンポよい語り口と戦場や戦いの描写の世界観を、映画版は迫力を増強させてうまく表現していた。 原作の、登場人物のバックグラウンドを丁寧に描いている...

ハリウッド映画の方を先に観て、原作が日本のSF小説と知り、読んでみた。 ストーリーは、ハリウッド映画的な展開に変更されてたけど、 原作のテンポよい語り口と戦場や戦いの描写の世界観を、映画版は迫力を増強させてうまく表現していた。 原作の、登場人物のバックグラウンドを丁寧に描いている部分が好き。映画と異なる結末は、切ない。

Posted byブクログ

2014/10/31

戦場に出たばかりの初年兵が死してもなお同じ日の戦場を繰り返す、まるでゲームのようなお話。 あれをやってもこれをやってもゲームオーバーになり繰り返されるループに途中本気で吐きそうになるが、毎日同じような日常を繰り返す自分自身がループにハマり込んでるように感じるからかもしれない。 ...

戦場に出たばかりの初年兵が死してもなお同じ日の戦場を繰り返す、まるでゲームのようなお話。 あれをやってもこれをやってもゲームオーバーになり繰り返されるループに途中本気で吐きそうになるが、毎日同じような日常を繰り返す自分自身がループにハマり込んでるように感じるからかもしれない。 ループする理由はリタと戦場で再び再開する事によって次第に判明していくがラストはほろ苦く切ない。 映画もそこそこ評判になったようなので見てみようかな。

Posted byブクログ

2014/10/20

死によってリセットされる人生を セーブ地点から何回も何回も繰り返すことで 経験を積み重ね、成長していくという 一種の教養小説である あとがきにも書かれていることだが これはコンピューターゲーム体験をもとに作られた物語である 過去から未来へ、未来から過去へ 往きて帰りし物語を繰り返...

死によってリセットされる人生を セーブ地点から何回も何回も繰り返すことで 経験を積み重ね、成長していくという 一種の教養小説である あとがきにも書かれていることだが これはコンピューターゲーム体験をもとに作られた物語である 過去から未来へ、未来から過去へ 往きて帰りし物語を繰り返し、主人公は成長していくが その最終目標は、ゲームオーバー(死)およびティルト(強制リセット)を回避して 次のステージへと進むことなのだ 哲学者のニーチェは、そのように同じ時間の繰り返されることを 超人の特権として、「永劫回帰」と名付けた それは、いまここに在る「生」を、絶対肯定しようとする意志だ つまりは前世も来世もありえない 前世や来世があるとすれば、それは同じ時間の繰り返しにしかならないのだ だからこの一回きりの人生こそ、何物にも代えられないチャンスなのだと信じて 前向きに生きていこうとする思想が「永劫回帰」である しかしこれは、一回きりの人生における無責任を肯定するものとして 悪しき思想を多く派生させていった 永劫回帰というものは、しょせん己のうちに閉塞した 限定された想定内の完全性を理想とするものにすぎない これはエゴイズムだ 永劫回帰思想に内包されたエゴイズムを、弁証法によって見下ろしたとき はじめて人は社会愛に目覚めることができよう それがファシズムである ファシズムとは、一見して社会全体に向けられた愛情なのである それは、永劫回帰の壁を 観念的に突破(ブレイクスルー)することで実現したものだ しかし、それもまた妄想にすぎなかったことは すでに歴史が証明ずみだろう 理想家は、自分が広い視野をもって世界にのぞんでいると信ずるが 実際のところ、それは彼の思い込みにすぎない 壁の外には必ずもうひとつの壁があり その外では、つじつま合わせの暴力が吹き荒れているのだ だから、真にファシストたらんとする者は 弱者に向けられがちな社会の矛盾を、極力ひとりで背負わなければならない 結果、彼は孤独に戦って孤独に死んでいかざるをえないのである そこにあるヒロイズムは、どこまで行っても自己満足だ 「AllYouNeedIsKill」は、ロマンティックな戦場の青春を描いているが その先にあるのは精神の地獄にほかならない

Posted byブクログ