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怪獣の名はなぜガギグゲゴなのか の商品レビュー

3.6

53件のお客様レビュー

  1. 5つ

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  2. 4つ

    14

  3. 3つ

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  4. 2つ

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2014/10/19

なるほど、というものがいくつかありました。感覚の問題なので、人によっては「違う」と思うかもしれませんが。日本語ってすてきですね。

Posted byブクログ

2014/02/02

実に興味深く、人の名前に対して、確かに会うまでに持ってるイメージそのものだな、と思った。 ヒロインの名前とか英雄の名前とか。強そう、賢そうといったイメージが先行してある名前が多い気がする。 小さいころから呼ばれ続けるのだから、縛られても仕方ないんじゃないかとも思われる。 それぞれ...

実に興味深く、人の名前に対して、確かに会うまでに持ってるイメージそのものだな、と思った。 ヒロインの名前とか英雄の名前とか。強そう、賢そうといったイメージが先行してある名前が多い気がする。 小さいころから呼ばれ続けるのだから、縛られても仕方ないんじゃないかとも思われる。 それぞれの音の響きによってさまざまなとらえ方ができるが、確かに名づける時に音の響きに願いが一番籠っている気がする。

Posted byブクログ

2013/10/06

同じ単語をカタカナで表記するのとひらがなで表記するのでは、そのイメージが全く変わる、ということはある程度理解していたし、実際にwebshop運営時などにもその辺りをいろいろ試行錯誤したことはある。その先を科学的に捉えたことはなかった(当然知識・能力もない)ので、科学的に説明される...

同じ単語をカタカナで表記するのとひらがなで表記するのでは、そのイメージが全く変わる、ということはある程度理解していたし、実際にwebshop運営時などにもその辺りをいろいろ試行錯誤したことはある。その先を科学的に捉えたことはなかった(当然知識・能力もない)ので、科学的に説明されるととても腑におちる。 他にも、濁音の話(カンタムやカメラ、コジラでなく、ガンダム、ガメラ、ゴジラ)や、それぞれの音の保有するイメージ解析など、かなり興味をそそられる内容となっている。 ただ、書籍としては正直のところ読みにくい。。。

Posted byブクログ

2013/07/14

「K音(カラカラ,コツコツ,etc)」は硬さ・乾き・スピード感、「M音(モタモタ,モチモチ,etc)」は柔らかさ・丸さ・甘さ、といったように言葉の音にはそれ自身が発する感覚が存在する。この言葉の音と感覚との関係を科学的に分析・解説しようという本。 本書では、発声音と感覚とが結び...

「K音(カラカラ,コツコツ,etc)」は硬さ・乾き・スピード感、「M音(モタモタ,モチモチ,etc)」は柔らかさ・丸さ・甘さ、といったように言葉の音にはそれ自身が発する感覚が存在する。この言葉の音と感覚との関係を科学的に分析・解説しようという本。 本書では、発声音と感覚とが結びつく理由は、発声時における口腔動作で説明される(例えば、B音では両唇を震わせながら放出する動きから "膨張" のイメージに繋がっている,等)。読んでいる分には「たしかにそうかも」と納得しかけてしまうのだが、しかしどうも煙にまかれているというか、適合する部分だけを都合よく取り出しているように感じてしまった。 おそらく、理由付けが説明に留まってしまっており、演繹あるいは帰納的な根拠が示されていないことが、この違和感の正体なのだと思う。その点で、本書が謳っている「科学的に」という言葉にはクエスチョンマークが付く。 発声音と感覚の対応、また、口腔動作と感覚の対応、等の関連が確かであることを何らか実験・調査で示されていれば、納得感は段違いだったと思う。 「発声音と感覚には関連がある」という主張自体には同意できるだけに、惜しい一冊だった。何かに名前を付ける際の参考としては有用かもしれない。

Posted byブクログ

2012/11/09

言葉の意味ではなく「音」に焦点を当てて研究を纏めた意欲的な一冊。 潜在意識に訴える響きを細かく分析。 男の子が好きなものの名前に、なぜ濁点が含まれるのか? これまで、なんとなくで理解していた部分が明らかにされた。 ちなみに私のモンハンシリーズのギルドカード称号は、「電撃合体スト...

言葉の意味ではなく「音」に焦点を当てて研究を纏めた意欲的な一冊。 潜在意識に訴える響きを細かく分析。 男の子が好きなものの名前に、なぜ濁点が含まれるのか? これまで、なんとなくで理解していた部分が明らかにされた。 ちなみに私のモンハンシリーズのギルドカード称号は、「電撃合体ストレンジャー」。 ヒーローものっぽいだろう? (笑)。確かに濁点が多い。

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2012/07/21

オノマトペとか語感は馬鹿には出来ないぞと、定期的に読みたくなる本。 今ある単語やメーカー名をこじつけて普遍的な法則であるかのように書く後出し感が嫌だったんだけど、一周回ってやっぱりある程度の妥当性はある気がしてきた。だって、確かに世の中全ての語彙が当てはまる訳ではないけど、本の中...

オノマトペとか語感は馬鹿には出来ないぞと、定期的に読みたくなる本。 今ある単語やメーカー名をこじつけて普遍的な法則であるかのように書く後出し感が嫌だったんだけど、一周回ってやっぱりある程度の妥当性はある気がしてきた。だって、確かに世の中全ての語彙が当てはまる訳ではないけど、本の中の、その単語音に関しては大体の人が共感するって凄い事じゃない? 普段自分の日本語に対する感覚と周りの感覚が確認できる本であって、新たな発見は特にないですが。

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2021/02/08

音から感じる人の印象について、多くの事を知り得た。 サブリミナルインプレッションとクオリアは興味深い。

Posted byブクログ

2013/03/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

例えば「ひかり」を「光」そのもの意味ではなく「hi-ka-ri」というそれぞれの音のイメージから分析して「ひかり」はなぜ早そうなのかを分析している本。 これまであまり見られなかったアプローチだから、ところどころ分かりにくかったり独断的なところもあったし結末はあまり好きな感じじゃないけど(日本語を誇りに思うという意味でいいのかも) 男性がなぜ「ガンダム」や「シトロエン」などが好きなのか。 「資生堂」や「シャネル」のネーミングのイメージとか。 中高年の女性になぜ「ババア」と言ってはいけないかとか(笑 カゴメとサントリーの社名と商品の傾向とか。 など知ってる事例が多くあって面白かった。 分析表を一覧にして知ってるネーミング対比させたい。 音から分析しているので「a」や「T」などの発音構造が細かく書いてあるので、おもわず口にしてみたくなる。 電車の中で読むには要注意。

Posted byブクログ

2012/04/04

「語感」についての研究 黒川伊保子さんの本はやはり面白い! 本書のタイトルである『怪獣の名はなぜガギグゲゴなのか』は、主題ではない。「語感」の解説の中で引き出された一例でしかない。 『ことばを発する際に、口の中で起こる空気の流れ、舌の動きといった物理現象が、意味以上に意識の質...

「語感」についての研究 黒川伊保子さんの本はやはり面白い! 本書のタイトルである『怪獣の名はなぜガギグゲゴなのか』は、主題ではない。「語感」の解説の中で引き出された一例でしかない。 『ことばを発する際に、口の中で起こる空気の流れ、舌の動きといった物理現象が、意味以上に意識の質に影響を与えている』という視点で、特に日本語に焦点を当て、分析を行っている。他の書と重複することが多いけども、この書は、特に『サブリミナル・インプレッション(=ことばの音から潜在能に浮かぶイメージ)』と『音のクオリア(質感)』について言及し解説されている。 ちなみに、『陰陽師』の「この世で一番短い呪(しゅ)とは・・・名だよ」という台詞を紹介しておられるが・・・、やっぱりそうだと思った!好きなんだろうな。 黒川伊保子さんが一貫して言っていることは、この「呪」についての物理的な解釈の一つだと思う。 黒川伊保子さんには、ぜひとも野口三千三へとブチ当たった著作を出してほしいと思うこのごろ・・・。 ---------------- 【目次】 序 章 ブランドをつくるマントラ  日立のマントラ  商品名の音  音のサブリミナル 第1章 ことばの音  おっぱいの音  母を呼ぶ音  MとPの快感  音と人間の生理  気持ち良いことばは語り継がれる  この世の始まりの魔法  文字でも聴覚野が刺激される  名前は呪である  ことばの本質  文字のイメージ 第2章 サブリミナル・インプレッションの力  ものの音と脳  音の共鳴体としての身体  脳に響く音  「ことばの音」の定義  「右脳で聴く」ということ  潜在脳のイメージ  サブリミナル・インプレッションとクオリア  「マニフェスト」の甘さ 第3章 鍵は擬音・擬態語  言語学から脳へ  脳科学から言語へ  感性工学から言語へ  マーケティング論の視点  九千年のタイムトラベル/インド・ヨーロッパ祖語からの発見  「培」「倍」「by」  肉体の悦び/発音の生理構造からの発見  粘りのある「バビブベボ」  カラカラとサラサラ  すべりのいい「S」  かたい「K」  とろみのある「T」  なぜキツネはズルイのか 第4章 音のクオリア  日本語の音と文字  濁音の見事さ  母音語の奇跡  辛口のキレを持つ「K」  Cの存在理由  確かな手ごたえの「T」  光と風のモニュメント「S」  未来への光「H」  ベッドルームの音「N」  満ち足りた女の「M」  哲学の響き「R」  男たちを興奮させる濁音  吐き出すブレイクスルー系  母音は世界観を作る  アイウエオのサブリミナル・インプレッション  エントロピー増大関数としての「Y」「W」 第5章 ブランドマントラになった商品名たち  未来に向かって走るブランド  トマトジュースが甘い理由  少女たちの救世主  男の子が走り出す音  牛丼と豚丼  化粧品ブランドの棲み分けマップ 終 章 日本人は言葉の天才  世界が二つの言語に分かれた日  溶け合うことば、威嚇し合うことば  日本語は母音語  日本人の絶対語感 おわりに ----------------

Posted byブクログ

2012/03/02

あっという間に読破。薀蓄としては面白い。論文としては、まぁいいでき。でも、だから何っていう域を脱していない。自分には有効活用できない知識。

Posted byブクログ