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対岸の彼女 の商品レビュー

3.8

361件のお客様レビュー

  1. 5つ

    91

  2. 4つ

    125

  3. 3つ

    104

  4. 2つ

    15

  5. 1つ

    4

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2021/10/23

私たちはなんのために歳を重ねるんだろう。 一個一個歳を重ねていくと、ふと、前じゃなくて後ろを振り返る瞬間があるんだよね そしてまた前を向いて進んでいくことが、とても億劫に感じる そこで迷う 道が分からなくなる 向かう先まで橋が架かっていればいいのにね

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2021/03/20

すごく読みやすいし、女性として共感できる部分もあったり、大学生なので将来子供の有無などで一悶着あるのかなと想像したりしてとても面白かった。

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2021/01/12

「対岸の彼女」角田光代著、文芸春秋、2004.11.10 290p ¥1,680 C0093 (2021.01.12読了)(2006.11.03購入)(2005.01.20/4刷) 角田さんの本が19冊ほど積読してあります。1冊でも減らそうと手に取りました。残り全部はとても読めな...

「対岸の彼女」角田光代著、文芸春秋、2004.11.10 290p ¥1,680 C0093 (2021.01.12読了)(2006.11.03購入)(2005.01.20/4刷) 角田さんの本が19冊ほど積読してあります。1冊でも減らそうと手に取りました。残り全部はとても読めないですね。 大人の小夜子さんと楢橋葵さんの話。高校生の楢橋葵さんと魚子(ナナコ)さんの話。 二つの話が交互に綴られています。楢橋葵さんは、同じ人です。 小夜子さんには、夫・修二と子供のあかりちゃんがいます。小夜子さんは、働こうとして楢橋葵さんの会社に採用されました。 高校生の楢崎葵さんは、中学までは、横浜市磯子区に住んでいたのですが、いじめが原因で、一家で群馬に引っ越してきて、女子高に入学しました。そこで、魚子と出会い、仲良くなりました。高校二年生の時、事件を起こしてしまいました。 【目次】(なし) 1~15 ●なんのために(273頁) 何のために歳を重ねたのか。人と関わりあうことが煩わしくなったとき、都合よく生活に逃げ込むためだろうか。銀行に用事がある。子どもを迎えにいかなきゃならない、食事の支度をしなくちゃならない、そう口にして、家のドアをぱたんと閉めるためだろうか。 ●なぜ私たちは(282頁) なぜ私たちは年齢を重ねるのか。生活に逃げこんでドアを閉めるためじゃない。また出会うためだ。出会うことを選ぶためだ。選んだ場所に自分の足で歩いていくためだ。 ☆角田光代さんの本(既読) 「まどろむ夜のUFO」角田光代著、幻冬舎文庫、1998.06.25(1996.01.) 「キッドナップ・ツアー」角田光代著、新潮文庫、2003.07.01 「これからはあるくのだ」角田光代著、文春文庫、2003.09.10 「幸福な遊戯」角田光代著、角川文庫、2003.11.25 「この本が、世界に存在することに」角田光代著、メディアファクトリー、2005.05.21 「空の拳」角田光代著・池田進吾絵、日本経済新聞・連載、2010.12.15-2012.02.01 (2021年1月12日・記) (「BOOK」データベースより)amazon 女の人を区別するのは女の人だ。既婚と未婚、働く女と家事をする女、子のいる女といない女。立場が違うということは、ときに女同士を決裂させる。

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2021/01/04
  • ネタバレ

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(葵)「旅行ってさ、to seeとto do って二種類あるわけね、周遊して遺跡や博物館なんかを見るものと、お祭りなんかに参加するものと。だけど大前提にto meetってのがないと、話になんないよね。異国って、『ここ』とは違うじゃない、人はみんなわかりあえるとか、人間なんだから同じはずとか、そういうのは嘘っぱちで、みんな違う。みんな違うってことに気づかないと、出会えない。マニュアルってのは、あれしなさいとか、これが常識だって説明するだけで、違うって感覚的に分かることを邪魔するんだと思うんだ」(p.143)

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2025/01/24

久しぶりに小説が読みたくなって図書館で手に取った1冊。 角田さんの小説初めて読んだけど、癖のない文章で読みやすい。比喩が多用されてないのもありがたし。 性格も立場も異なる同世代の女性が、惹かれ合い、異なるゆえに衝突し、再び関係を構築していく物語。 確かにね。 惹かれ合い...

久しぶりに小説が読みたくなって図書館で手に取った1冊。 角田さんの小説初めて読んだけど、癖のない文章で読みやすい。比喩が多用されてないのもありがたし。 性格も立場も異なる同世代の女性が、惹かれ合い、異なるゆえに衝突し、再び関係を構築していく物語。 確かにね。 惹かれ合い、仲良くなることまでは出来るかもしれないけど、1度壊れてしまったものを、もう無理に戻そうとは思わない。 なんのために歳を重ねたのか その答えを私はまだ見つけられていない。

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2020/11/01

女の思春期から大人になった頃合いの生き辛さを描いた小説。 集団でつるむの私も嫌いだったけど、1人になるのはもっと嫌だったな。でも1人で行動してみたらそれはそれはとても開放感に溢れていた。そう気付くまでに女の子って時間がかかるものだよね…。

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2020/10/20

私達は何の為に年を重ねるのだろう❓小学生中学生高校生と、何も考えず早く社会人になって自由になりたかったあの頃、今年を重ね自由になったかと思えば全然違う人生

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2020/02/10
  • ネタバレ

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"なぜ私たちは年齢を重ねるのか。生活に逃げ込んでドアを閉めるためじゃない、また出会うためだ。出会うことを選ぶためだ。選んだ場所に自分の足で歩いていくためだ。"

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2019/09/12

ここではないどこかに行けば、自分の居所があるのではないか、自分らしく生きられるのではないか、という思いのは、きっと誰もが大なり小なり持っているんだろう。 大事なものは外から見えないし、見えたと思っても違うかも知れない。人と親しくなることでかえって大きく傷つくこともある。そういうこ...

ここではないどこかに行けば、自分の居所があるのではないか、自分らしく生きられるのではないか、という思いのは、きっと誰もが大なり小なり持っているんだろう。 大事なものは外から見えないし、見えたと思っても違うかも知れない。人と親しくなることでかえって大きく傷つくこともある。そういうことに惑いながら、でもやっぱり最後は人との出会いなんだな、とじわじわ再生していく気持ちになった。

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2019/09/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

結婚、未婚、立場によって女性同士の共感度合いは大きく変わってくる。 小夜子と葵 葵とナナコの学生時代 2つの軸で話が展開されていく。 もう少しドロドロした話かと思ったがどこかセピア色の物語だった。 なんでこの2軸で話が書かれたかよくわからなかったけど 小夜子目線で描かれる葵はどことなく学生時代のナナコが投影されている気がした。 学生時代のナナコの 本当に大切なものがどこにあるかわかっていれば、無視されたり陰口を叩かれることなんて何にも怖くない、気にならない。 という言葉がが印象に残っている。 もう少し年齢を重ねて、友達の環境がみんな変わってきたら共感できるようになるかな⁇ 文章自体は読みやすく、描写もわかりやすかった。

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