対岸の彼女 の商品レビュー
なんか良かった。うまく言葉に出来ないしチープになっちゃうけど。 青春も感じた、青春に捕らわれてる大人を感じた、社会を感じた、何より共感した。 自分も何かから脱出しようでも出来ないって、将来さらにひどくなるんじゃないかって。 中学受験に出てきそうな感じ。
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ずーっと読んでみたいと思っていた本。 なんといっても大好きな角田光代さんの直木賞受賞作ですから。 結構ドロドロしたものを予想していたら、思った以上に淡々としていた。 角田さんの作品は結構暗いところにも切り込んでいくけど、読み終わったとき、なぜか少し爽やかな気持ちにさせてくれる。...
ずーっと読んでみたいと思っていた本。 なんといっても大好きな角田光代さんの直木賞受賞作ですから。 結構ドロドロしたものを予想していたら、思った以上に淡々としていた。 角田さんの作品は結構暗いところにも切り込んでいくけど、読み終わったとき、なぜか少し爽やかな気持ちにさせてくれる。なぜ歳を重ねるのだろう、という小夜子の自問に、また人と出会うためだ、と書ける角田さんの物語の力がやっぱり好きです。そして、この現状と自分を変えるために働こう、と思える小夜子が何よりもすごいと私は思った。現状に甘んじて、ただ愚痴を言って日々を過ごしてしまうことは簡単なのに、それをせずに新しい世界に飛び込んでいく小夜子が凄すぎる。どんな失敗しようと、何もしないでいる人の百倍、挑戦している彼女の方が圧倒的に偉いと思いました。見習うべき主人公。
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登場人物のいじめられたナナコの「ぜんぜんこわくないの。そんなとこに私の大切なものはないから」という言葉はまるでこちらにあなたが気にしている事は本当に大切なものですか?と言われている気がして心に刺さりました。
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良かった 女同士の探り合いとか愚痴とか木原くんの立ち位置とかわかるわかる、っておもって読んでたら止まらなかった 大人の葵と子供の葵が違いすぎて過去に何があったんだろうって思ったし、実際プラプラの人達が葵の過去についてチラッと言及した時に私もすごく気になっちゃったから、私も探り合いしてるママ友とかと何も変わらないんだろうなって思った 直木賞作品いっぱいよみたいな 19歳の誕生日に銀の指輪、ほしい
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角田さんの本はやっぱり登場人物の感情がスーッと入ってくる。おもしろかった〜 女子独特の対人関係の煩わしさや、女子社会のカーストとかマウントとか、夫婦生活の旦那への愚痴や義母との関係とか、わかる〜ってなりながら読めた。 最終的に2人の関係がどうなっていくのか、きっといい方向に向かい...
角田さんの本はやっぱり登場人物の感情がスーッと入ってくる。おもしろかった〜 女子独特の対人関係の煩わしさや、女子社会のカーストとかマウントとか、夫婦生活の旦那への愚痴や義母との関係とか、わかる〜ってなりながら読めた。 最終的に2人の関係がどうなっていくのか、きっといい方向に向かいそうな感じだったけど、そこも読みたかったな〜!でもなんか深くて考えさせられる物語でした。
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※このレビューにはネタバレを含みます
ずっと気になりつつ読んだことのなかった角田光代さん。1冊目はなんとなくこの本を選びました。 女同士の妬み嫉みの話なのかと思っていたら違っていました。私は自殺という言葉を聞くのも怖いので、自殺未遂が出てきた自転で嫌な気持ちになりました。 最初から最後まで暗い感じも好きではなかったです。文章は読みやすかったので、もう少し明るい話を読んでみたいです。
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なぜ私たちは年齢を重ねるのか。生活に逃げこんでドアを閉めるためじゃない、また出会うためだ。出会うことを選ぶためだ。選んだ場所に自分の足で歩いていくためだ。 無意識のうちに人を区別し区別され、人との付き合いに煩わしさを感じている時に読んだ。女の世界では年代問わず、同じような人間関...
なぜ私たちは年齢を重ねるのか。生活に逃げこんでドアを閉めるためじゃない、また出会うためだ。出会うことを選ぶためだ。選んだ場所に自分の足で歩いていくためだ。 無意識のうちに人を区別し区別され、人との付き合いに煩わしさを感じている時に読んだ。女の世界では年代問わず、同じような人間関係で悩むのだろう。大変な事も多いけれど、喜びも出会うことで増えるはずだと思いたい。
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女だ〜〜〜〜!!全部全部私も感じたことあるものばっかで分かる!分かる!って言いながら一気読みした。 人間関係築くのってすごい難しいし分かり合えなかったりあーーーって思っちゃったりすることあるけどこの先もっと大人になっても、そうやって沢山悩みながら適当にバカ笑いできる人がいるとい...
女だ〜〜〜〜!!全部全部私も感じたことあるものばっかで分かる!分かる!って言いながら一気読みした。 人間関係築くのってすごい難しいし分かり合えなかったりあーーーって思っちゃったりすることあるけどこの先もっと大人になっても、そうやって沢山悩みながら適当にバカ笑いできる人がいるといいなって大好きな友達達思い出しちゃった。 人は出逢うために歳を重ねるんだって。 かなり好きな本。
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ポスト・モダニズムが二項対立によって説明されていることを知った直後に読んだ。 近代の成り立ちは、神を代表とする宗教的呪詛からの独立であり、ポスト・モダニズムは、そのように宗教的バックグラウンドを失ったことにより、個人のアイデンティティーを自分で確立しなくてはいけなくなった状態に起...
ポスト・モダニズムが二項対立によって説明されていることを知った直後に読んだ。 近代の成り立ちは、神を代表とする宗教的呪詛からの独立であり、ポスト・モダニズムは、そのように宗教的バックグラウンドを失ったことにより、個人のアイデンティティーを自分で確立しなくてはいけなくなった状態に起因している。 と、言うことを考えながら、そう言うことが小説のテーマとして取り上げられて、その軸の上でうまく展開している小説が直木賞などの賞を取るのだろうと思う。 わかりやすい二項対立と、アイデンティティーを確立していく課程を扱った小説。
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一人になるのが怖くて、なんとなく近い立場の人とつるむこと。自分にとって大切なものに気がつき一人でいることを選ぶこと。少しも説教くさいところはないけれど、手を動かし汗をかき、ときには勇気を出して一歩踏み出すっていいなーと感じることができた。
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