対岸の彼女 の商品レビュー

角田光代(著者)

2009/10/04

まずは、第132回直木賞受賞おめでとうございます･･･。ございます･･･なんだけど･･･う〜ん。私としてはなんとも評価の低いこの作品。30代の立場の異なる女性2人のお話を、若い時の話と交錯させながら進めるんだけど､どうしても「今」の2人が分かり合っていくところの過程がすごい弱い気がして、消化不良で終わってしまった。スバラシイ!って言うよりなんか、家庭でのダンナさんのふがいなさ/理不尽さとか、女同士のどろどろした関係とか、なんかそういうのばっかり目について落ち込む感じの作品でした･･･。2人の和解(?)のところに納得感があればそういう負の印象が払拭されるのかな･･･？とにかく残念。