対岸の彼女 の商品レビュー
ずっと読みたかったけれども読むのが怖く、なかなか読み進められなかった。 同世代の主人公。学生生活もああわかる、、、とページを進めた。 印象に残ったのは ☆どうして年を重ねるのか、 人と出会うため。 ☆1人であることが怖くなくなる、何か。 という言葉。 ナナコはど...
ずっと読みたかったけれども読むのが怖く、なかなか読み進められなかった。 同世代の主人公。学生生活もああわかる、、、とページを進めた。 印象に残ったのは ☆どうして年を重ねるのか、 人と出会うため。 ☆1人であることが怖くなくなる、何か。 という言葉。 ナナコはどうなったのだろう。 小夜子の少しのでも確実な 変化が旦那もあんな義母さえも包み込むというか、乗り越えるというか。 間接的に励まされた。
Posted by
専業主婦の小夜子にダブるところがいっぱいあった。 女の人特有の感情がよく出ていたと思う。 自分自身にあてはめていって、心がズッシリ重くなった。 私も一歩踏み出したい。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
対岸の意味するもの。自分と周りの人々の間の「川」(野坂昭如の男と女の間には~を思い出した。突然。対岸の~の内容感想とは関係ないです。)周囲との違和感を抱えた三人の女(ナナコ、葵、サヨコ)。その葵を挟む2ペアの織りなす物語が、時間を超えて、交互に語られる。人との出会いとは、何だろう。 「ひとりでいるのがこわくなるようなたくさんの友達よりも、ひとりでいてもこわくないと思わせてくれる何かと出会うことのほうが、うんと大事な気が、今になってするんだよね」 そうなのだ、対岸の人々と一緒に群れる必要はないのだ。 「なぜ私たちは年齢を重ねるのか。生活に逃げこんでドアを閉めるためじゃない、また出会うためだ。出会うことを選ぶためだ。選んだ場所に自分の足で歩いていくためだ」 最後にサヨコは、葵の元に戻っていく。 ナナコの存在感がよく出ている。
Posted by
高校時代の話はとても瑞々しくて繊細でもろい感情がすごく上手に描かれていて夢中になって読み進めた。 大人になったら、ドラマチックなことはおきないけど。 学生時代の友人に連絡がとりたくなった。
Posted by
高校編はまさにみずみずしい青春と一言でまとめられるくらいわくわくしながら読めた。全体的に大きなふり幅がなく最後の終わり方は物足りなかった。 現代編は大きく揺さぶるような衝動がなかった。大人になると自分からアクションを起こさない限りルーチンワークのような平坦な日々が流れるだけなのだ...
高校編はまさにみずみずしい青春と一言でまとめられるくらいわくわくしながら読めた。全体的に大きなふり幅がなく最後の終わり方は物足りなかった。 現代編は大きく揺さぶるような衝動がなかった。大人になると自分からアクションを起こさない限りルーチンワークのような平坦な日々が流れるだけなのだと実感。
Posted by
女同士 だいすきだけどきらい。 だいきらいだけどすき。 ほんの少しのバランスが、女同士の付き合いには大切よね。
Posted by
女同士って面倒くさい、でも、女同士って本当に楽しい。今はその面倒くささと楽しさが両方感じられるからか、時折はうんざりしながらもどんどん読めました。カースト制度、あったなぁ。制度外の人だった。だから時折最下層に入れられそうになったけど、ひらひら逃げてたなー。逃げ切れなかった時もある...
女同士って面倒くさい、でも、女同士って本当に楽しい。今はその面倒くささと楽しさが両方感じられるからか、時折はうんざりしながらもどんどん読めました。カースト制度、あったなぁ。制度外の人だった。だから時折最下層に入れられそうになったけど、ひらひら逃げてたなー。逃げ切れなかった時もあるけど、そんな鬱陶しい思い出も蘇り。ちょっとした立場の違い、環境の違い、その時その時の少しの違いで変わるものなんだ、女って。本の中でもほんの外でも。
Posted by
面白い構成の本だ。 高校時代と現在が交互に描かれる。 人物の負う役割が違う。 時を経て変わりゆくものと、変わらない想い。 一人の女性の成長譚。
Posted by
2012.02.26読了。内容はイメージとちょっと違ったけれど、作者のコメントに共感。『おとなになったら、友達をつくるのはとたんに難しくなる。働いている女が子どもを育てている女と仲良くなったり、家事に追われている女が未だ恋愛をしている女の悩みを聞いたりするのは難しい。高校生の頃は...
2012.02.26読了。内容はイメージとちょっと違ったけれど、作者のコメントに共感。『おとなになったら、友達をつくるのはとたんに難しくなる。働いている女が子どもを育てている女と仲良くなったり、家事に追われている女が未だ恋愛をしている女の悩みを聞いたりするのは難しい。高校生の頃は簡単だった。(中略) 全身で信じられる女友達が必要なのは、大人になった今なのに。』 …昔の友達はさておき、新しい友達はやっぱり、自分と似たような生活、境遇の人ばかりだなぁ。 主人公の旦那と姑のせいで、結婚が怖く感じたw
Posted by
葵と小夜子という、全く違う世界を生きているようで実はよく似ている二人の女が主人公。 他にも葵の回想に出てくるナナコをはじめ、いろいろな立場の女が出てくる。 現実的な展開なのに、最後は希望を持って終わるのが好き。 先が気になって夢中で読んでしまった。
Posted by