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羊をめぐる冒険(下) の商品レビュー

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479件のお客様レビュー

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    149

  2. 4つ

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  3. 3つ

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読み終えた直後の感想…

読み終えた直後の感想は、誰も知らない辺境の誰も知らない別荘で、料理とお酒を楽しみながらゆっくりと暮らしてみたくなった(ずっとそうしたいわけではないけれど)。主人公のその後は「ダンス・ダンス・ダンス」に描かれますので、続いて読むことをお薦めします。

文庫OFF

羊男なるものまで登場…

羊男なるものまで登場し“僕”の旅も終わりに近づきます。『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』みたいにちょっとファンタジー系です。

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個人的に登場人物の魅…

個人的に登場人物の魅力的な耳の女が好きです。実物の耳を見てみたい(笑)

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羊男ファンにはたまら…

羊男ファンにはたまらない作品。自分もその一人。

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のほほん ってな感じ…

のほほん ってな感じです 不思議な気持ちにさせられます

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この作家で3作品目、…

この作家で3作品目、感想は「やっぱり暗く終わったかー(笑)」。これを暗くないという人もいるんでしょうが、私にとっては暗いですね。どうなるんだろう?とドキドキしつつ読みつつも、どうせ暗い結末だから誰か死ぬんだろうな、と思って読んでたら・・・やっぱり。ある種のワンパターンに飽きてきま...

この作家で3作品目、感想は「やっぱり暗く終わったかー(笑)」。これを暗くないという人もいるんでしょうが、私にとっては暗いですね。どうなるんだろう?とドキドキしつつ読みつつも、どうせ暗い結末だから誰か死ぬんだろうな、と思って読んでたら・・・やっぱり。ある種のワンパターンに飽きてきました・・・。

文庫OFF

2026/04/02

ラスト混沌としていた 鼠との会話が哲学的 人は暇な時にしかその人と向き合えないみたいな言葉を覚えてる 小説の上下巻を初めて読んだ

Posted byブクログ

2026/03/17

結局何が伝えたいのか?耳の謎と羊の謎を理解しきれなかったなぁ。上巻の方がぐいぐい引き込まれて読みやすかった。羊男の挿絵がなかなかシュール笑

Posted byブクログ

2026/03/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

主人公と耳の美しいガールフレンドは、札幌で羊に関する情報を集めているうちに、自分たちが滞在していたイルカホテルで、かつて満州で羊の研究をしていた羊博士と出会います。老人は、満州国の時代に特別な羊に取り憑かれ、その羊とともに日本へ渡ってきたと語ります。そして、その羊は例の先生の体に移ってしまったのだと言います。先生はその後、強い影響力を持つ人物になりましたが、やがて羊は羊博士の体を離れました。そのため羊博士は「羊抜け」という症状に苦しんでいるのだと語ります。 老人から羊が写る写真の場所を教えられた二人は、星形の斑点を持つ羊を追って北海道の十二滝町へ向かいます。主人公は列車の中で十二滝町に関する書物を読み、町をつくった人々を導いたアイヌの青年「月の満ち欠け」の存在を知ります。十二滝町は、すでに衰えかけた寂しい街でした。そこで二人は羊の管理人と出会い、山中の山荘へ連れて行ってもらいます。 その山荘は、かつて羊博士が暮らし、戦後は鼠の父が所有していた建物でした。二人は山荘に滞在しますが、耳の美しいガールフレンドは到着して間もなく姿を消してしまいます。 山荘に残った主人公は、羊男という奇妙な存在と出会います。羊男は主人公にいくつかの助言を与えます。 その後、主人公は山荘で友人の鼠の魂と出会います。鼠がこの山荘に来ていたこと、そして鼠がすでに死んでいることがわかります。鼠は、自分の体に羊が入り込んでいたこと、そして自分はその羊を抱えたまま死んだのだと主人公に伝えます。 主人公は山荘を離れます。帰り道で先生の秘書と出会い、会話をします。主人公は秘書から小切手を受け取ります。秘書は山荘へ向かいます。主人公が帰りの列車に乗っているとき、山荘の方から爆発の音が聞こえます。 主人公は街へ戻ります。ジェイズ・バーに行き、小切手を預け、「共同経営者にしてくれ」と頼みます。そして川に沿って残された五十メートルほどの砂浜に腰を下ろし、二時間泣き続けます。 ⸻ 村上春樹の『風の歌を聴け』、『1973年のピンボール』、『羊をめぐる冒険』は、それぞれ喪失の物語だと思います。 『風の歌を聴け』で失われるのは、1970年の夏という「一度しかない時間」、鼠との共有された青春、指のない女の子との関係、そしてさまざまな可能性です。淡い青春との別離の物語だと感じます。 『1973年のピンボール』では、主人公は失われたピンボール台を探します。しかし本当に探しているのは、「あのとき何かに夢中だった自分」、あるいは「必死に逃げていた自分」、つまり過去の自分自身の実感なのだと思います。そこには、失われたものへの追憶と、どこか安らぎのようなものがありました。 『羊をめぐる冒険』での喪失は、本当に厳しいものです。羊に象徴されるもの――社会や権力、あるいは曖昧さを許してくれない硬く厳しい何か――と、鼠と主人公は戦っているように感じられます。それでも鼠は、自分自身であろうとしました。主人公も同じです。 「俺は俺の弱さが好きなんだよ。苦しさやつらさも好きだ。夏の光や風の匂いや蝉の声や、そんなものが好きなんだ。どうしようもなく好きなんだ。君と飲むビールや……」 鼠は羊と戦い、壮絶な死を遂げます。主人公は生き延びました。しかしその代償として、これまで築いてきた仕事、かけがえのない親友、そして恋人を失います。主人公が失ったものは、追憶できるようなノスタルジックなものではないように感じられます。帰るべき人間関係、そして自分自身までも失ってしまったかのようです。 浜辺で泣いたあと、どこへ行けばいいのか主人公にはわかりませんでした。日はすっかり暮れていて、そんなに泣いたのは初めてのことでした。歩き始めると、背中に小さな波の音が聞こえます。 物語の最後に描かれるのは、途方に暮れた主人公の姿です。とても悲しいラストシーンです。『羊をめぐる冒険』は、居場所を失った人の物語だと思います。だからこそ読んでいてとても悲しく、同時に何度でも共感してしまうのかもしれません。 主人公が立ち直り、再び居場所を見つけていくことになるのは、次の物語『ダンス・ダンス・ダンス』です。この作品を読まれた方が、次の物語にも興味を持ってくださることを願っています。 繰り返すたびに深くなっていく喪失と再生の物語。それが、この四部作の魅力なのではないでしょうか。

Posted byブクログ

2026/03/06

北海道美深町にて再読。 星型の斑紋を持つ羊、羊男、羊博士、日本社会を牛耳る右翼の大物、100%の耳を持つガールフレンド、そして鼠。 ジェイに語れないほど長くて荒唐無稽な寓話を、繊細とハードボイルドと不思議さをないまぜにして、これ以上ないほど完成された作品に仕上げる力に、改めてひ...

北海道美深町にて再読。 星型の斑紋を持つ羊、羊男、羊博士、日本社会を牛耳る右翼の大物、100%の耳を持つガールフレンド、そして鼠。 ジェイに語れないほど長くて荒唐無稽な寓話を、繊細とハードボイルドと不思議さをないまぜにして、これ以上ないほど完成された作品に仕上げる力に、改めてひれ伏した。 ジグソーパズルのピースみたいに膨大な数の偶然をぴたりと綺麗にはめ込んでいて、それはメタ的に観ると村上春樹の作為によるもののはずなのに、全く人口的でない。 これは実際に起こり得た物語なんだと感じる。 表現がいくら突飛であれ、そこに本物の思念が描かれていたらそれは本物になるんだろう。 羊博士は言った。「君は思念のみが存在し、表現が根こそぎもぎとられた状態というものを想像できる?」「地獄だよ」 村上春樹は、羊博士が陥った状態と反対のことをやってのけた。根こそぎ表現した。 今、本作のモデルとされる美深町にいて、羊の放牧場を望む宿泊施設にいる。羊牧場もみた。(季節は冬の終わりだけど) 物語とこの現実が呼応して、上の感覚をより研ぎ澄ましたように感じた。 なんて贅沢な体験だ。

Posted byブクログ