「いき」の構造 他二篇 の商品レビュー
「いき」って何?生き…
「いき」って何?生きであり意気であり粋でもある「いき」をつぶさに捉えた評論。
文庫OFF
哲学的な見地から「粋…
哲学的な見地から「粋」の概念を解釈した名著。戦前の書物だが、「粋」の定義は今も昔もそんなに変わっていない。ダンディズムを追求したい方にお薦め。
文庫OFF
表題作の他、『風流に…
表題作の他、『風流に関する一考察』『情緒の系図』を収録。恣意的でも納得してしまうものがあります。
文庫OFF
開始: 2024/2/18 終了: 20244/30 感想 日本人に親しみのある概念。西洋の地平から眺めて構造化する。だけど実際に体験していない。だから実感できていない。意識することの難しさ。
Posted by
『「いき」の構造』の底本には昭和五年刊の単行本を、また併収の二論文の底本には『文芸論』(昭和十六年刊)を用いた。
Posted by
流し読みして自分で勝手に翻訳すれば大筋は割と理解しやすい。逆にくそまじめに書いてあることを逐一理解しようとすると眠くなって読むのが苦痛でしかなくなる。って感じでした そのうえで、粋に関する具体的な体験の羅列・分析→抽象的な定義づけ→フレームワークの構築っていう九鬼さんの進行に素...
流し読みして自分で勝手に翻訳すれば大筋は割と理解しやすい。逆にくそまじめに書いてあることを逐一理解しようとすると眠くなって読むのが苦痛でしかなくなる。って感じでした そのうえで、粋に関する具体的な体験の羅列・分析→抽象的な定義づけ→フレームワークの構築っていう九鬼さんの進行に素直に乗っからないと、文章がむずいから途中で迷子になってわからなくなるという印象。 あと個人的にはa○emaの某番組の、ちょうどいい匂わせ選手権っていう企画が、読み進める上で手助けになった気がする。
Posted by
頭に内容がなかなか入らなくて難しかった、、 でも読み終わるとなんとなく理解したような気がする。けど、本当になんとなく笑
Posted by
大学の頃の先生に勧められたので読んだ。 哲学書くらい難しいけれど、一つ一つのわからない単語を調べながら読んでいくとなんとか読める、という感じ。いきという言葉は死語になりつつあるけれど、せっかくこの本を読んでいきがなんなのかということがなんとなく分かったのだから積極的に使っていきた...
大学の頃の先生に勧められたので読んだ。 哲学書くらい難しいけれど、一つ一つのわからない単語を調べながら読んでいくとなんとか読める、という感じ。いきという言葉は死語になりつつあるけれど、せっかくこの本を読んでいきがなんなのかということがなんとなく分かったのだから積極的に使っていきたいと思う。 情緒の系図は頭に入りやすい文章だった。
Posted by
粋、野暮、雅、乙、味がある、キザ、さびなど、似ているようでよくわからなかった言葉が定義されており、日本語やその感覚を改めて感じさせられた。 「鬼才」を読んで出てきたので、気になって読んでみた。昔の文体でも気にならないならばお勧め。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
分かったような分からないような感じの本ではありましたが、明治以来の輸入文化の波の中で失いつつあった古き良き日本文化を後世に残したという意味では価値のある本であったと思います☆
Posted by