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薔薇の木 枇杷の木 檸檬の木 の商品レビュー

3.6

325件のお客様レビュー

  1. 5つ

    61

  2. 4つ

    102

  3. 3つ

    108

  4. 2つ

    26

  5. 1つ

    2

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2011/09/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

情熱。ため息。絶望…でも、やっぱりまた誰かを好きになってしまう!恋愛は世界を循環するエネルギー。日常というフィールドを舞台に、かろやかに、大胆に、きょうも恋をする女たち。主婦。フラワーショップのオーナー、モデル、OL、編集者…etc.9人の女性たちの恋と、愛と、情事とを、ソフィスティケイトされたタッチで描く「恋愛運動小説」。 自分と似てるのは草子かな~。お姉ちゃんシスコンだし甘やかされてるし、意地っ張りなとこも似てる。とくに後半の草子が藤岡さんと結婚を決めてから、姉の陶子といろいろ話す仲に戻る最初の部分「草子がめずらしく昔みたいにー昔、というのは陶子が水沼と結婚する前、姉妹が四六時中一緒に遊んでいた頃という意味だったがー、陶子に対して自分のことを喋ったのにはおどろき、それはひどく嬉しいことであったので、ついいそいそと早目に夕食の準備をし、休日出勤していた水沼を待たずに草子と二人でそれを食べたりして」っていうとこが、おんちゃんっぽいなあと思った。いそいそってとこがかわいくて。だから草子はしあわせになれそうで安心したけど、最初から衿の無邪気で差し出がましくない謙虚な感じが気に入ってたあたしとしては、えりこに捨てられた土屋が衿の元に戻って小さい頃からの夢である枇杷の木のある庭に一緒に住めたらいいなと思った。土屋も衿といっしょがいちばんいいっていってたのは本心だと思うし。それが子供がいても続くかはわかんないけど・・・。

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2011/09/01

様々な環境にある女性たちの恋愛観を日常を通して、読者として観察するのは楽しかった。登場人物の誰にもピッタリと共感することもなかったけど、自身が長女という立場からか陶子には特別な感情があったかもしれない。

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2011/08/29

「自分を登場人物の誰かに当てはめて読むのは正しくないのかもしれない」と、書評の中で唯川恵は言うけれど、当てはめずにはいられない。 はじめて読んだ時も、二度目の今回もそうだった。 あの時、自分に似てるかも?と思った登場人物にあまり共感できなくなっていたり あの時、なりたいと思っ...

「自分を登場人物の誰かに当てはめて読むのは正しくないのかもしれない」と、書評の中で唯川恵は言うけれど、当てはめずにはいられない。 はじめて読んだ時も、二度目の今回もそうだった。 あの時、自分に似てるかも?と思った登場人物にあまり共感できなくなっていたり あの時、なりたいと思っていた登場人物と似た状況に今の自分がいたり。 自分と周りの環境が変わるにつれて、見えかたも違ってきて面白い。 江國香織はずーっとハマっているけれど、この小説は傑作だと思うなぁ。

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2011/08/27

登場人物多くてはじめは錯綜してしまいアレだったけどどんどこ面白くなっていったよ どの登場人物にも自分が当てはまる気がしたりやっぱねーわと思ったりそれの繰り返しだったような気がするよ 面白くなってきたところで終わってしまってざんねん〜!だったけどあれ以上続いていたらそれはそれで昼ド...

登場人物多くてはじめは錯綜してしまいアレだったけどどんどこ面白くなっていったよ どの登場人物にも自分が当てはまる気がしたりやっぱねーわと思ったりそれの繰り返しだったような気がするよ 面白くなってきたところで終わってしまってざんねん〜!だったけどあれ以上続いていたらそれはそれで昼ドラみたいになっていたかしら〜!ということです

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2011/08/20

過去に読んだはずなんだけど、記録がなかった。 いろんなタイプの男女が出て来るけど、理解できるのは草子くらいかなあ……。 綾のこともわかるけど、子供の言ってることを理解しようとしてないのが嫌。 嫌いなのは土屋と水沼。 土屋は浮気者の時点で最低で、水沼は絶対旦那にはしたくない。 コロ...

過去に読んだはずなんだけど、記録がなかった。 いろんなタイプの男女が出て来るけど、理解できるのは草子くらいかなあ……。 綾のこともわかるけど、子供の言ってることを理解しようとしてないのが嫌。 嫌いなのは土屋と水沼。 土屋は浮気者の時点で最低で、水沼は絶対旦那にはしたくない。 コロコロコロコロ主役が入れ替わるんだけど、不思議にすんなり読めるんだよなあ。

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2011/08/03

登場人物が多いので一気に読まないとわからなくなる。 でもその分、絡み合った部分がすごくリアルに感じた。 現実にありそうなお話かな。

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2011/07/30

情熱。ため息。絶望...でも、やっぱりまた誰かを好きになってしまう!恋愛は世界を循環するエネルギー。日常というフィールドを舞台に、かろやかに、大胆に、きょうも恋をする女たち。主婦。フラワーショップのオーナー、モデル、OL、編集者...etc.9人の女性たちの恋と、愛と、情事とを、...

情熱。ため息。絶望...でも、やっぱりまた誰かを好きになってしまう!恋愛は世界を循環するエネルギー。日常というフィールドを舞台に、かろやかに、大胆に、きょうも恋をする女たち。主婦。フラワーショップのオーナー、モデル、OL、編集者...etc.9人の女性たちの恋と、愛と、情事とを、ソフィスティケイトされたタッチで描く「恋愛運動小説」。 えーみんな何なんな。分かりたくないなぁ。

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2011/07/28

江國香織さんの小説は、登場人物がいつもおしゃれで、トレンディドラマのような設定で、「ありえない」と思うことがおおいけれど、この小説の登場人物はあり得ない設定の人ばかりではなかった。たとえば、いびきがうるさく、ちらかし屋で、お酒を飲んできた朝は臭くて、日曜日には、ジャージをはいた状...

江國香織さんの小説は、登場人物がいつもおしゃれで、トレンディドラマのような設定で、「ありえない」と思うことがおおいけれど、この小説の登場人物はあり得ない設定の人ばかりではなかった。たとえば、いびきがうるさく、ちらかし屋で、お酒を飲んできた朝は臭くて、日曜日には、ジャージをはいた状態で、奥さんに家から出される設定のサラリーマンが出てくるのだが、その人さえ、魅力的に見えてくるように書かれている。 この小説で、いちばんあり得ないことは、世の中恋愛で回っていることだ。でも私は恋愛小説が読みたかったのだから、満足です。 満足だし、お友達にも勧めたいです。

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2011/07/25

この本では、専業主婦(子供なし、子供あり)、子供のいない共働き夫婦(公私とものパートナー、仮面夫婦)、そして既婚男性に思いを寄せる独身女性(OL,大学生)が登場し、それぞれが関わりを持ちながら、ストーリーが展開されていく。どの立場でも一点のくもりもない幸せ、というのはなくて皆何か...

この本では、専業主婦(子供なし、子供あり)、子供のいない共働き夫婦(公私とものパートナー、仮面夫婦)、そして既婚男性に思いを寄せる独身女性(OL,大学生)が登場し、それぞれが関わりを持ちながら、ストーリーが展開されていく。どの立場でも一点のくもりもない幸せ、というのはなくて皆何かしらの満たされないこと、不満、というものがある。それが丁寧に描かれていて、どの人物の状況にも共感がもてた。

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2011/07/23

登場人物が多いため、始めは誰と誰がどう繋がっているのかを把握するのに大変だった。でも、把握出来てくると、色々な人間関係が複雑に絡み合っていることがおもしろくなってくる。

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