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薔薇の木 枇杷の木 檸檬の木 の商品レビュー

3.6

325件のお客様レビュー

  1. 5つ

    61

  2. 4つ

    102

  3. 3つ

    108

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    26

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2012/05/13

数年ぶりに再読しました。 江國作品はたいてい女って良いなぁ恋愛って良いなぁって 思わされるものなのだけど、 今回のこの作品は女も恋愛も人間関係も なんてめんどくさくて自分勝手なのだろうと 物語の中盤で嫌気がさしてしまいました。 衿の「大好きなものが多いわけではなく大好きなものしか...

数年ぶりに再読しました。 江國作品はたいてい女って良いなぁ恋愛って良いなぁって 思わされるものなのだけど、 今回のこの作品は女も恋愛も人間関係も なんてめんどくさくて自分勝手なのだろうと 物語の中盤で嫌気がさしてしまいました。 衿の「大好きなものが多いわけではなく大好きなものしか口に出さないだけ」という感覚や 桜子の「偽悪的でばかばかしい」ことを嫌う性格は好ましいと思ったけれど。 でもめんどうでくだらないことを楽しめる方が人生は楽しいと思う。 今はそれを楽しむ心の余裕がないだけかもしれません。

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2012/05/07

結婚してようがしてまいが、恋におちてしまう。むしろ結婚してるからこそ、真の恋愛ができる。安定した関係性(結婚生活)があるからこそ、相手に依存しすぎない恋愛ができるというもの。

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2012/05/03

人は自分ひとりで自分を解決させることは出来ないんだろうな。 誰かといても。 自分と似ている登場人物や全く似ていない登場人物。 みんな愛しくて、みんなこんな日常。

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2013/04/16

江國さんが今、マイブームだ。 最近、色々と買いあさっている。 私よりもだいぶ前から江國さんの作品を愛読してる、年上の知人は言った。 「江國さんの作品の魅力って、なぁんにも特別なことが起きないトコロなんだよね」 言い得て妙。 こちらの作品も、続けようと思えばいくらでも続けられるよう...

江國さんが今、マイブームだ。 最近、色々と買いあさっている。 私よりもだいぶ前から江國さんの作品を愛読してる、年上の知人は言った。 「江國さんの作品の魅力って、なぁんにも特別なことが起きないトコロなんだよね」 言い得て妙。 こちらの作品も、続けようと思えばいくらでも続けられるようなストーリーだった。 終わり方には驚いた。 なんにも解決してない!(笑) ずっと自分の欲望に正直な男女を見ていたいような、お腹いっぱいのような、そんな読後感です。

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2012/04/11

10人くらいの男女の群像劇。 この人自分と似てるかも、と思っても、あ、でもやっぱ違うな、てなったり。 強いて言えば水沼に近いかもしれない。 江國香織の描く恋愛って、なかなか共感はできないんだけど、どこか引き込まれる感じがどの作品にもある。 同じ章の中でも語り手がころころ変わ...

10人くらいの男女の群像劇。 この人自分と似てるかも、と思っても、あ、でもやっぱ違うな、てなったり。 強いて言えば水沼に近いかもしれない。 江國香織の描く恋愛って、なかなか共感はできないんだけど、どこか引き込まれる感じがどの作品にもある。 同じ章の中でも語り手がころころ変わるのが、少し読みづらかったかも。

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2012/04/01

江國香織は人物の描写が本当にうまいね。 彼女の作品ではあまりなかったと思うんだけど、たくさんの人物が登場するこの作品で改めて感じました。 10人以上登場するけど、それぞれの考え方は違うのにすごくリアル。相反する考え方なのに、実は全部彼女の考え方なんじゃないかって思った。 プ...

江國香織は人物の描写が本当にうまいね。 彼女の作品ではあまりなかったと思うんだけど、たくさんの人物が登場するこの作品で改めて感じました。 10人以上登場するけど、それぞれの考え方は違うのにすごくリアル。相反する考え方なのに、実は全部彼女の考え方なんじゃないかって思った。 プロットの想像力ではなくて、人物の想像力に長けてるんだなぁ。 そういえば間宮兄弟のときもすごいって思ったなぁ。 個人的には土屋保と衿がすきでした。最後の別れかたも、男と女って感じだなぁ。 ラストでずっと恋を忘れてた麻里江と山岸の間に何かが生まれそうになっていて、 結局みんなこれを繰り返してるだけなんだなぁって思った。 ばかばかしいような、楽しいような。 唯川恵のあとがきで、 日常の何でもないことも、江國香織が書くと美しくて素晴らしいことになる ってあって、妙に納得した。 慎一のジャージ姿や裸足のくるぶしが魅力的に思えてしまう魔法ですね。

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2012/03/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

この人の文章は一粒一粒を噛み締めて丁寧に読みたい、といつも思わされる 私が好きな他の作家さんとは違って 次のページを捲る時間をももどかしいと思うような話ではないのだけれど、じっくりじわじわと愛着が湧いて行くような 様々な生活を送る様々な女たち 彼女らの誰が本当に幸せで、誰がそうでないのかは私には分からないけれど、羨ましいとは思った 自分の1番大切なものを決めることはまだ出来ていないから

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2012/03/24

恋する女性たちを描いた群像劇。 いろいろあって、ぐちゃぐちゃもしてるんだけど、なぜか非常にさわやか。 作中での最後の決断はちょっぴり切ないけれど、衿(モデルの女の子)が好きだな。かわいらしくて大人びてて、自立してて、愛情深い。

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2012/03/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

最後どうなるのかとハラハラさせられたけど、結局明確な結論が出なかったのがちょっと物足りなかったかも・・・

Posted byブクログ

2012/02/20

人はあらゆる時点で覚悟を決めて生きてゆく。そして覚悟を決められないときもある。人間臭さたっぷりの恋愛をたくさん見る事ができた。

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